きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

若かりし日の酒場放浪記~上司に連れられて行ったフィリピンパブの即席タガログ語講座~

2018-07-15 10:22:54 | ブログ
先日、現在の職場での暑気払いに参加させていただきまして、ふと20年程前のまだ社会人になりたての頃に経験した上司との呑み会について思い出しておりました。

20年ちょっと前の頃、当時働いていた会社の上司に「おー、今晩は空いてるか?」と声をかけられました。

あーと、上司といっても別部署の上司。

新人の私に「いいえ」という拒否権などありませんから「空いております」と答えると、「よし、いい処に連れてってやる」と言うではありませんか。

どこへ連れて行ってくれるのだろうか?

ワクワクしながらついていく私。

連れてこられたのは会社の近くにあるビルの地下。

飲み屋って感じでもないなーと思ってると、ドアを開けたら所謂(いわゆる)クラブのような雰囲気。

初めての光景に呆然とする私に上司「今日はタガログ語を教えてやるぞ!!」と頼んでもいないことを言い始めたのです。

いやいやいや、べつにタガログ語教えてもらわなくてもいいから

ここのお店はフィリピンパブ、上司の行きつけのお店のようです。

そしてここのママさんともいい仲。

この日、こちらのお店は週末にも関わらず、お客はおりません。

わかりづらい場所にお店があるからか?

お客がいないのでお店にいるホステスさん(全員フィリピン人)がみんな我々の相手をしてくれることになります。

ここからママさんの「タガログ語講座」が始まりました。

とにかくタガログ語で注文やら日常会話を話すんですよ。

これに答えられるのは上司のみ。

私はといえば、ただただ作り笑いをしながら出されたビールを口に運ぶだけ。

1時間ほど経過してからでしょうかねぇ、私に付いてくれてたホステスさんがお腹をさすりながら(へそ出しルックの衣装で冷房で冷えたのでしょう)片言の日本語で「ワタシ、来月フィリピンにカエルヨ」と。

私「そうですか、良かったですねぇ」

ホ「ダカラモット注文スルヨ」

いえいえ、値段がいくらかもわからんのに注文できませんよ。

ホ「日本、お休みがスクナイネ。ワタシ、月に1回シカナイ」

それはママさんに言ってください。日本は関係ありません。

このママと上司だけがタガログ語で盛り上がり、あとは白けた雰囲気はなんと2時間。

ようやく満足した上司が「そろそろ帰るか」と会計に。

やった、ようやくこの地獄から逃れられる・・・と思ったら。

おい、ここは五千円でいいから
はい??愚痴聞かされて、頼んでもないタガログ語を聞かされて金をとるのかよ!!!

しかもなんなんだ「ここは」って、まだ他に行く気なのか??

結局、ビール1杯とタガログ語&愚痴で五千円を支払わされることになりました。

他に寄ろうとしていた上司に「もう手持ちがないので」と断り、なんでフィリピンパブなのかを問いかけると

「昔、結婚した妻がフィリピン人だったんだ。家まで建てたのに別れちまってさ。タガログ語はその時に覚えたんだよ」とのこと。

要するに、別れた奥さんとの思い出もあってのフィリピンパブだったということ。

ママさんとは仲良しで、閑古鳥が鳴くから来てくれってことだったらしい。

なんだよそれ、オレはつき合わされたカモじゃん。

この日を最後にこの上司とは二度とサシで呑むことはありませんでした。

画像はルビーモレノさん。

フィリピン人女優といえばこの人でしょう。








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