働き方改革・・・と話題になっている昨今。
まぁ、これは昔から言われてきていることで、バブルが弾けた頃なんて「ダウンサイジング」とか「これからは家族とともに暮らす生活」なんて、今で言えばエコみたいなことをテレビやら雑誌などで言われてたもんです。
当時、それが原因かはわかりませんが、「モツ鍋」が流行したりしました。
それまでの「イタ飯」から「モツ鍋」へ。
わかりやすいといえばわかりやすいんですが、そんな時代も長くは続きません。再び出てくるサービス残業、休日返上・・・。
しまいには「社畜」なんて言葉まで出てくる始末。
そして何度目かわかりませんが、政府が打ち出す労働政策、今回は「働き方改革」なんですが、べつにこの政策を批判するつもりはまったくありませんよ。
私も社会人をやってますが、私の世代はちょうど「ロスジェネ」と言われる世代。
それまでの日本的な働き方から欧米的な「実力主義」「契約主義」「成果主義」に切り替えて来た時に社会人デビューした世代でもあります。
いくつかの会社、倒産した会社なども経験したのですが、色々な環境、様々な人と触れ合いをさせてもらって自分なりに得たこと。
それは「一人の人がとにかくなんでも中途半端に抱える」ことで時間内に業務を終えられずに残業をするパターンが多いってこと。
電話対応でもカウンター対応でもそうなんですが、これが中途半端に担当してると、結局は一人が抱えてしまい本来の業務は仕掛状態のまま積み上がっていくのみ・・・。
働き方改革って、この状態を改善する方法を考え実践しましょうってことなんだと理解してます。
解決方法の一つは『人員の増員』なんですが、これは実際にはうまくはいきません。
お金の問題?いえいえ、お金だけではありません。
まずは新規の人に業務レクチャーしなくてはなりません。そのためにトレーナーをつけなくてはいけませんが、実際にそんな余裕はありません。
せっかく入った人も何が何やらわからず、最悪の場合にはついていけずに退職してしまう・・・。
そして残った人達が再び頑張るって永遠に終わらない連鎖が続きます。
私が以前に働いたとある学習講座の事務局でのお話なんですが、ここも同様のパターンで現場の人たちは疲弊しておりました。
そこで責任者は考えました。
・残業時間と残業代を圧縮したい
・一人当たりの負担を減らしたい
・そもそもの業務効率化をはかりたい
これを満たすには根本的な業務方法の見直しが必要だと気づいたのです。
責任者は考えを実行しました。
まず、それまで各講座ごとに担当者を振り分けていたものを「講座の準備」「接客等対応」の業務運営ごとに分け、半年ごとに交代して全体のレベルアップと個人の負担軽減をはかったのです。
それまでにないことに運営に携わるスタッフには戸惑いがあります。
自分は担当を外された、もう不要ってことなのか?と思いつめるスタッフもいましたが、それでも1年はやり通しました。
結果は戸惑いがありながらも時間外勤務などは減少傾向になっていきました。
また、複数が一つの講座に携わることで、担当者の心理的な面も含めて負担軽減にもつながったのです。
次の段階はマニュアル整備を行い、全体のレベルアップをはかる・・・というところで反対派からの横やりが入り、責任者は解任、再び業務運営体制は元に戻されて環境は元の木阿弥となってしまったのですが・・・。
ここで学んだことは、本当に働き方を改革したいんであれば、これまでのやり方を再度見つめてみること、変える時は躊躇しない、少なくとも1年は継続していき、その後見直し等の修正をする。
全てがうまくいくとは私も考えてはおりません。
でも、どうしても変えたいって思うなら、それまでのやり方を一度まっさらな心で見直してみるのが一つの手がかりになると思います。
そして検討したら反対があっても実行する。
一番よくないのは「どうせ何やっても変わんねーよ」と考える気持ちと態度なのですから。
まぁ、これは昔から言われてきていることで、バブルが弾けた頃なんて「ダウンサイジング」とか「これからは家族とともに暮らす生活」なんて、今で言えばエコみたいなことをテレビやら雑誌などで言われてたもんです。
当時、それが原因かはわかりませんが、「モツ鍋」が流行したりしました。
それまでの「イタ飯」から「モツ鍋」へ。
わかりやすいといえばわかりやすいんですが、そんな時代も長くは続きません。再び出てくるサービス残業、休日返上・・・。
しまいには「社畜」なんて言葉まで出てくる始末。
そして何度目かわかりませんが、政府が打ち出す労働政策、今回は「働き方改革」なんですが、べつにこの政策を批判するつもりはまったくありませんよ。
私も社会人をやってますが、私の世代はちょうど「ロスジェネ」と言われる世代。
それまでの日本的な働き方から欧米的な「実力主義」「契約主義」「成果主義」に切り替えて来た時に社会人デビューした世代でもあります。
いくつかの会社、倒産した会社なども経験したのですが、色々な環境、様々な人と触れ合いをさせてもらって自分なりに得たこと。
それは「一人の人がとにかくなんでも中途半端に抱える」ことで時間内に業務を終えられずに残業をするパターンが多いってこと。
電話対応でもカウンター対応でもそうなんですが、これが中途半端に担当してると、結局は一人が抱えてしまい本来の業務は仕掛状態のまま積み上がっていくのみ・・・。
働き方改革って、この状態を改善する方法を考え実践しましょうってことなんだと理解してます。
解決方法の一つは『人員の増員』なんですが、これは実際にはうまくはいきません。
お金の問題?いえいえ、お金だけではありません。
まずは新規の人に業務レクチャーしなくてはなりません。そのためにトレーナーをつけなくてはいけませんが、実際にそんな余裕はありません。
せっかく入った人も何が何やらわからず、最悪の場合にはついていけずに退職してしまう・・・。
そして残った人達が再び頑張るって永遠に終わらない連鎖が続きます。
私が以前に働いたとある学習講座の事務局でのお話なんですが、ここも同様のパターンで現場の人たちは疲弊しておりました。
そこで責任者は考えました。
・残業時間と残業代を圧縮したい
・一人当たりの負担を減らしたい
・そもそもの業務効率化をはかりたい
これを満たすには根本的な業務方法の見直しが必要だと気づいたのです。
責任者は考えを実行しました。
まず、それまで各講座ごとに担当者を振り分けていたものを「講座の準備」「接客等対応」の業務運営ごとに分け、半年ごとに交代して全体のレベルアップと個人の負担軽減をはかったのです。
それまでにないことに運営に携わるスタッフには戸惑いがあります。
自分は担当を外された、もう不要ってことなのか?と思いつめるスタッフもいましたが、それでも1年はやり通しました。
結果は戸惑いがありながらも時間外勤務などは減少傾向になっていきました。
また、複数が一つの講座に携わることで、担当者の心理的な面も含めて負担軽減にもつながったのです。
次の段階はマニュアル整備を行い、全体のレベルアップをはかる・・・というところで反対派からの横やりが入り、責任者は解任、再び業務運営体制は元に戻されて環境は元の木阿弥となってしまったのですが・・・。
ここで学んだことは、本当に働き方を改革したいんであれば、これまでのやり方を再度見つめてみること、変える時は躊躇しない、少なくとも1年は継続していき、その後見直し等の修正をする。
全てがうまくいくとは私も考えてはおりません。
でも、どうしても変えたいって思うなら、それまでのやり方を一度まっさらな心で見直してみるのが一つの手がかりになると思います。
そして検討したら反対があっても実行する。
一番よくないのは「どうせ何やっても変わんねーよ」と考える気持ちと態度なのですから。
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