発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p160の第3パラグラフから。
アメリカは、子ども虐待が蔓延してました。その多くが現実でしたし、公開し、注目するに値しました。虐待がニースやトーク番組で話題になるのは、「回復物語」に人気があったからですね。回復物語のお陰で、アメリカ人は、自分らの心の中の「インナー・チャイルド」を見つけ出し、ネグレクトや虐待をした親達から負わされた傷から回復したんです。その当時、子どもの頃に性的虐待を受けた女性(時には、男性)の歴史を、有名人が議論しているのに、出くわさないで、新聞を読んだり、テレビを見たりする日はなかったですね。
回復する、病気が治る。希望のある話でしょ。
オリンピックや大きなイベントが人気のあるのも、日本人が活躍するからでしょう。大衆も、一時の希望を感じるのでしょう。でも、オリンピックも大きなイベントは大企業が儲かり、政治家やお役人も儲かるから、やるのであって、絶好の儲けの口実です。
でも、私はサイコセラピストとして、いつでもエリクソンが教えてくださるところに立ち返りたいと思いますね。それは、弱い立場の人たちと日々、信頼し信頼していただける関係を培うことですね。そこに希望があります。