発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p163、第2パラグラフ、6行目途中から。インチキ療法のひどさの続き。
「抱っこ」療法の面接は、子どもが落ち着きを取り戻した時だけ、おしまいになりました。バカにされても、怒らず、親の言いなりになったら、おしまいになるんです。乱暴されたくなければ、いじめっ子が好きだと言わなくてはなりませんし、養父母やアメリカ式養父母に対して、「本当の」親だと言わなくてはなりませんし、「なんでもいうことを聞きます」って示さなくてはなりません。
翻訳してても、「胸糞悪い」。お下品で申し訳ありません。
これは、人間にとって、最も大事な「自由」、加藤周一さんが「人間らしい正しさ」≒人権の要と言う「自由」を蹂躙することです。子どもが大人の言いなりになったら、そういう社会は、必ず滅びます。
名古屋大名誉教授の安彦忠彦教授(神奈川大招聘教授)によれば、子どもは大人を乗り越える自由があるから、社会は発展するのです。ですから、子どもが「自分の未来を作る自由」(子供の未来決定の自由)を保証することが、いつでも、何度でも、大事になるんです。