エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

トラウマを負わされた生育歴

2016-10-28 08:48:34 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
フロイトが選んだ、陽気で楽しい、時空を自由自在に動く方法
   キリストに対する信頼 < 人間を上下2つに分けるウソ ?  イエスは、自分を見失っている者に対して、自分を取り戻す力を与えてくれるばかりではなく、......
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.140、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 ジュディと私が最初に出くわした疑問は、トラウマを負わされた生育歴を、どのように考えたらいいのか? ということです。みなさんだつて、患者さんに向かって、直球で訊けませんよ、「子どもの頃に、レイプされました?」、「お父さんにぶん殴られましたか?」。見知らぬ人に、このようなデリケートなことを応えても良いと信頼できる人っているんでしょうか、そうそういないでしょ。

 

 

 

 

 

 虐待やトラウマのことを、こちらが根掘り葉掘り聞くこともなかなかできないのに、直球で訊くこと等、滅相もないことでしょう。では、どうやって聞き出すのか? ヴァン・デ・コーク教授らの考えが楽しみですね。

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : エリクソンが見たネグレクトと抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)

2016-10-28 08:11:28 | 間奏曲

 

 

 
心優しい関わりと、バカな関わり
  マインドフルネスの効果は、息を意識して、自分が生かされていることに気付くことから生まれるんですね。 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the s......
 

  Chilhood and Socirty から。p.80から。

 

 

 

 

 

 お母さんから大事にされることが、赤ちゃんの時期に心構えもないままに、急になくなってしまえば(ほかにも、イライラするいろんな条件と相まって)、急性のうつになったり、親しい人を失くした気分が、軽度ではあっても、いつまでも消えずに残ったり、してしまいます。赤ちゃんの時から始まる、親しい人が死んだ、この気分が、まるで人生の通奏低音のように、晴れ晴れとしない落ち込んだ気分となって、どこまでもついて回ることになります

 

 

 

 

 

 このようにして、人は、抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)になるのです。エリクソンは、もう、70年以上前から、その事実に気付いて、このように報告して下すっています。

 

 

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インターメッツォ: #光と #創造の源

2016-10-28 02:30:13 | 間奏曲

 

 

 
日本人の組織の無責任構造:日本軍の抑圧移譲とゼネコンの下請け構造
   真理に対する畏敬  真理に対する畏敬。ヒューマンサービスを生業にしている人はもちろん、学問の世界や法と関わる仕事でも、非常に重要な態度、人品という......
 

 

 

 

 

  ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.97。

 

 

 

 

 

 人生には、独りぼっちを感じたり、神様や仲間から仲間はずれにされる場合も、よくありますでしょ。神様が私に語りかけて下さるのは、正にこういう孤独の中でなんですよ。それも、非常に謙虚で、心優しい語り口で、一言語る人の、その語り口を通して、神様は私に語りかけくださいます。私はその神様の一言を心から受け止める時、心から安心できるゆとりある自由が心の中に拡がっていきます。この、心から安心できる自由の中でこそ、私は、私の神様と私の兄弟姉妹たちに、今までとは全く異なる新しい形で、出逢います。この、神様と兄弟姉妹との新たな出会いの度に御言葉が、沈黙の中に留まることによって、深まりゆきますように、と願わずにはいられません。

 

 

 

 

 沈黙の中で、言葉が豊かにされます

 孤独の中で、出会いが新にされます

 心から安心できるゆとりある自由

 光と創造の源

 

 

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