エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

賢いブライアン

2016-11-12 03:32:05 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
ナチスの上行く アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちのやり口
ジョン・カボット・ジンさんの本も手に入れて、ちょっぴり読んでます。そのうち、翻訳出しますね。カール・ロジャースの「セラピストの必要不可欠な態度」をもっと詳しく、もっと具体的に教......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 『犬として育てられた少年』。p167、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 それで、ブライアンは、「治療的な」アメリカ式養父母たちのところにいた16人の子ども達の1人になったんです。ブライアンは、賢い2年生で、角刈り頭の、良心的な性格でした。ブライアンは、ニュースを見るのが好きでしたから、保安官が養父母たちを、自分や弟達に対する虐待の廉で逮捕するために来る以前から、テレビでヴァーノン一家事件のことを耳にしていたんです。

 

 

 

 

 

 16人もの養子がいれば、いろんな子どもがいるのが当たり前かもしれませんね。頭の良い子もいれば、飲み込みに時間がかかる子もいますでしょ。ブライアンは、賢いタイプだったということです。

 

 

 

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自傷は気分が良いもの

2016-11-12 02:51:34 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
やり取り不足、実感無視の教育の賜物
   消費税があると、人を大事にすることはできない  公平だけだと、人を大事にすることには到底なりませんね。 p121の4行目の途中から。    &........
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.143、ブランクから。

 

 

 

 

 

 自傷

 

 研修の時、私は三晩立て続けに、1人の女性の縫合手術をするために、朝の3時にたたき起こされました。その女性は、たまたま手にした鋭いもので首を切ったからです。その女性は、どこか誇らしげに私に話してくれたのは、「自分を傷つけると、気分がよくなる」ってわけでしたね。

 

 

 

 

 

 自傷と聞けば、「そんな痛い思いをわざわざしなくっても…」と思う人もいるでしょう。ところが、自傷するご本人は、「痛み」よりも、「気分の良さ」を実感しているようですね。

 

 

 

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 人の世話をして下さる神様と母達の役割

2016-11-12 02:23:38 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
やり取り不足、実感無視の教育の賜物
   消費税があると、人を大事にすることはできない  公平だけだと、人を大事にすることには到底なりませんね。 p121の4行目の途中から。    &........
 

  Chilhood and Socirty から。p.250から。 世話をしてくれるお母さんが、赤ちゃんにプレゼントするプレゼントとは?

 

 

 

 

 

 1人の世話を焼いて下さる神様、世話をしてくれるお母さんたちが赤ちゃんにプレゼントするのは、この世の富ばかりではなくて、スピリチュアルな健康です。

 

 

 

 

 

 世界保健機関WHOの「健康」の定義は、

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

「健康とは、身体的、心理的、スピリチュアル、対人関係で、幸せであることであって、単に病気じゃないだとか、弱々しくないだとかと言うことではありません」

です。スピリチュアルに幸せということが、健康には欠かせないものとして、新に健康の定義に加わったのは、10年ほど前のことです。発達トラウマ障害(DTD)ばかりの、今のニッポンの現状を鑑みる時、スピリチュアルな幸せが、いかに人生において大事なのかが、痛いほど解かりますね。

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インターメッツォ: ナウェンさんの「許し」と岡田圭さんの「開かれた態度と理解」

2016-11-12 00:49:57 | 間奏曲

 

 

 
怒りの大爆発、解離・・・は、こうして生じてきます
   子どもの心が病むのか、健康なのかは、子どもと大人の間にやり取りがあるかどうかで決まっちゃう!!  ユーモアとやり取りは切っても切れない関係ですね。......
 

 

 ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.119. 今宵は、許しについて。

 

 

 

 

 

 「許しとは、お他人様が、私のニーズと願いのすべてを満足させなくても、良いですよ、と快く許し続けることです」。許しは、「あなたが私を大事に思ってくれるとは知っていますよ。でもね、あなたは私を無条件に大事に思ってくれなくてもいいんです、無条件に大事に思ってくれるのは、神様だけだから」。私も許しを乞います。その許しとは、先様のニーズの全てを私ができないことに対する許しです。それは人間様ができる話ではないのです。

 

 

 

 

 

 カウンセラーの3つの基本的態度の1つが、無条件の肯定的配慮です。クライアントを無条件に大事にする態度、と言うことになります。しかし、今宵ナウェンさんが教えて下すっているように、これは神様にしかできないことであり、人間ができることではありません。

 じゃぁ、なぜ、カール・ロジャースは、その無理な話を、カウンセラーの基本的態度の1つとしたんでしょうか? それは、サイコセラピスト・カウンセラーの態度として、「許しを乞う」という態度が、セラピーには欠かせないからです。

 「許しを乞う」という、謙遜に徹した態度があって初めて、クライアントの世界に入ることを許されるんです。かくして、「許しを乞う」態度があって初めて、岡田圭さんが先日教えて下すった、「開かれた心と理解」を、サイコセラピスト・カウンセラーはいただくことができます

 

 

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