発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p167、第3パラグラフ、5行目途中から。
ヴァーノン一家は、ブライアンの家の、通りを挟んで向かいにあり、ブライアンはヴァーノン一家の子どもたちとも友達でしたから、ブライアンは地元の噂もいろいろ耳にしていました。メディアやご近所の噂話から、ブライアンの両親は、お隣さんは悪魔教団の性的虐待かもしれない、と解かりました。児童保護局がブライアンを引き取りに来た日に、ブライアンは外で遊んでいましたし、保安官達の車がやってくるのが見えましたから、ブライアンは家に駆け込んで、両親に危ないと言いました。残念ですが、ブライアンはなす術がありませんでした。ケースワーカーらが1歳の弟が転寝していたのを起こして、両親が手錠をかけられ他のを見ているばかりでした。ブライアンは、一番好きなものを持っていってもいいよ、と言われました。ブライアンは聖書を選びました。悪魔教団で育てられなかったことを子どもが示す手掛かりとなる玩具は選びませんでした。
お久しぶりのブルース・ペリー教授です。ブライアンは、賢い子。おもちゃを選ばす、聖書を選んだなんてね。