エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「抱っこ」療法こそ、虐待

2016-11-05 06:13:37 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
それでも、ここに立ったルター
   ルターは、いろいろ批判しなくてはならない点もありますけれども、もちろん、従う人として、尊敬に値します。 Young Man Luther 『青年ルター』p.2......
 


 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p166、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 「抱っこ」療法をしている間、アメリカ式養父母たち、それから、たまにはケースワーカーらと「悪魔調査官」らも、子ども達は、悪魔礼拝をしていた親のことを、根掘り葉掘り、聞きだそうとしました。この人たちは、長々と、誘導的な質問をしたかと思えば、子どもの心に土足で踏み込んで、自分らの筋書きに「そうです」と言わせたのです。子ども達がすぐに分かったのは、親たちのカルト集団の関わりと「告白」し、その儀式を描けば、「抱っこ」療法をすぐに終わりにしてくれる、ということでした。

 

 

 

 

 

 「抱っこ」療法は、「抱っこ」というソフトなイメージは真逆で、非常に暴力的、強制的なお仕着せです。大人に都合の良いことを、子どもに強いています。こういったものはセラピーでも教育でもありません。「抱っこ」療法こそ、虐待そのものです。

 

 

 

 

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訳の分からない行動にも、訳がある

2016-11-05 05:40:35 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
思いと気持ち
 上記の写真:Amazonが初めて出店した、対面販売の書店、シアトルのアマゾンブックの風景。この写真からも分かりますように、「高い評価」とされる ヴァン・デ・コーク教授のT......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.141、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 私どもの患者さんは、家出をしたり、逃げ出したりすることができなかったんです。頼れる人も、隠れる場も、ありません。しかし、患者さんたちは、自分のオッカナイ気持ちや絶望を、何とかしなくちゃなりませんでしょ。翌朝学校に行けば、何もありませんでした、というような顔をしようとしました。ジュディと私は、境界性人格障害の人たちの課題、すなわち、解離(転換)や、頼りになるかもしれない相手となれば、だれかれ構わず、死に物狂いでしがみつこうとすること、は、どうにもならないいろんな感情や、逃げ出すことができない暴力を何とか切り抜けようとするやり方として始まったものだ、ということが解かりましたね。

 

 

 

 

 

 一見おかしな行動、一見不可解な行動、一見理解しがたい行動にも、訳がある

 私は、自閉症の子どもとのやり取りの中で、深い感動と共に学びました。

 ジュディス・ハーマンさんもヴァン・デ・コーク教授も同じでしたね。

 

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 1人と社会

2016-11-05 05:07:38 | 間奏曲

 

 

 
横浜のマンションのウソとゴマカシから見えてくる「正しい」基準
   人を大事にする勇気  信頼には、自分が損をすることも覚悟するような勇気が必要みたいですね。いつも「自分が…」、「自分が…」という人だと、確かに、信......
 

  Chilhood and Socirty から。p.250から。ナウェンさんの話の続きの様。

 

 

 

 

 

 1人の人の信頼からは、お互いに相手を信頼する信頼が生まれます

 1人の人の不信からは、徒党を組んだ不正が生まれてしまいます

 

 

 

 

 

 こちらも見事。

 

 

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インターメッツォ: 素晴らしいことが生まれるのは、1人から

2016-11-05 04:46:18 | 間奏曲

 

 

 
≪いまここ≫を生きてね
   「神様→私」の眼差し=「私→神様」の眼差し  「悪い良心」ほど恐ろしいものはありませんね。私は、悪魔とは、この「悪い良心」に「人間を上下2つに分け......
 

 ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.110. 今宵は、「1人の豊かさ」ソリチュード

 

 

 

 

 

 魂の旅のお陰で、私どもは「1人の豊かさ」ソリチュードから社会へ、イエスに従う使命へと向かいます。…これらはわが家への長い帰路に関する3つの行動指針です。(1)「1人の豊かさ」ソリチュード、あるいは、祈りの中で神様とやり取りすること、(2)、社会の中で人を認め、人と人を結びつけること、(3)世界の中で、神様の道を伝え、神様の生き方を実践すること。

 

 

 

 

 

 実に見事な、行動指針ですね。

 あらゆる、素晴らしいこと、ワンダフルは、1人から生まれるものです。「1人の豊かさ」ソリチュードから生まれます

 徒党を組んだ輩から生まれ物と言ったら、ガラクタ か 猛毒くらい。

 

 

 

 

 

 

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