エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: 相手を褒めることの意味

2016-11-20 09:25:38 | 聖書の言葉から

 

 

 
「悪い良心」の氾濫しているニッポン    三つ子の魂百まで  
   怖いからするのか? 正しいからしたいのか?  道徳と、倫理は、似て非なるものらしい。向きが違うらしい。それってどういう意味? p222の第2パラグ......
 

 ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.113.  

 

 

 

 

 

 

 お互いの持ち味を褒め合うことは、不満はちょっとも零さない、と言うことじゃぁ、ありませんよ。「歌がお上手ですね」となったら、それは、「スター誕生」でしょう。お互いの持ち味を褒め合うのは、人間は皆、神様の写し鏡だと受け入れることです

 

 

 

 

 

 相手を褒めることは、「お上手を言うこと」、「『お上手です』と言うこと」、と誤解している方も少なくないんじゃないですか? その時は、上から目線で、褒めてる場合がほとんどでしょうから、そう言われても、相手はそんなに嬉しくない、と言うことになりがちでしょ。「人間を上下2つに分けるウソ」の猛毒にやられちゃっています。

 でも、相手の持ち味を認める人は、「人類皆兄弟」、人には(神様からいただいた)賜物、持ち味がある、人はどなたでも宝物だ、ということを認めている必要がありますね。それは、そんなことを語らずとも、相手に伝わるものですね。ですから、相手の人も心から喜んでくださいますからね。

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PTSD以外のトラウマがある

2016-11-20 03:00:09 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
身体の囁きに耳を澄ませば
   ギャンブル依存症と「ウソのない生活」  ギャンブル依存症。日本には536万人以上の患者がいるそうです。「クローズアップ現代」でやっていましたね。h......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.144、ブランクから。

 

 

 

 

 

 精神病というレッテルの印象

 

 私どもの研究が確かめた、もう1つは、戦闘に参加した兵士や事件の犠牲者で、PTSDと言う診断が作り出されることになった人達とは全く違う、トラウマを負う人たちが一定数いる、と言うことです。

 

 

 

 日本のトラウマ研究の人たちが、ヴァン・デ・コーク教授の名前は知っていても、その業績の中身を知らずに来たか、無知か、ということが、このヴァン・デ・コーク教授の記述からも分かりますね。いかに上っ面の研究が日本では多いか、ハッキリ分かる所です。

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : サイコセラピストが経験する一番畏敬の念を感じる体験

2016-11-20 02:53:04 | 間奏曲

 

 

 
毒素を振りまきすぎのルター
   ギャンブル依存症と「ウソのない生活」  ギャンブル依存症。日本には536万人以上の患者がいるそうです。「クローズアップ現代」でやっていましたね。h......
 

  Chilhood and Society p.195から。

 

 

 

 

 

 自閉症の子どもとと一対一で向かい合うことは、サイコセラピストが経験する一番畏敬の念を感じる体験です。

 

 

 

 

 

 私も自閉症の子どもに数多く関わってきました。心理学を学ぼうとしたキッカケも、自閉症の子どもとの出会いでした。このエリクソンのエリクソンの記述に出逢って、納得しましたね。

 

 

 

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インターメッツォ: 神の約束と、母親の献身

2016-11-20 01:30:08 | 間奏曲

 

 

 
毒素を振りまきすぎのルター
   ギャンブル依存症と「ウソのない生活」  ギャンブル依存症。日本には536万人以上の患者がいるそうです。「クローズアップ現代」でやっていましたね。h......
 

 昨晩は、信濃町の思い出で、雨宮慧先生の思い出や、教えていただいたことをお伝えしましたね。「ツェダカー」についてお話しましたね。でも、雨宮慧先生先生から教えていただいたことは、それだけではありません。

 神と人との約束についても、大事なことを教えていただきました。『旧約聖書』の「創世記」15章に神様がアブラムと交わした約束について述べられています。新共同訳には「神の約束」といタイトルがありますね。この「神の約束」は、神様がアブラムに対して、一方的に約束を守る、というものです。

 かくして、アブラムは、アブラハムとなり、「信仰、ピスティス πίστις の父」=「神さまを信頼して生きる手本」となりました。

 赤ちゃんは、母親から夜昼分かたず、オッパイを貰ったり、オシメを取り換えてもらったり、あやして貰ったりします。それは、最も誠実な約束を忠実に実行しているかのようです。今「かのように」と申しました。赤ちゃん、インファント=infantは、「しゃべらない」という意味ですから、母親は赤ちゃんと、「○○しますね」と言葉で約束を交わしたはずがありません。でも、母親がしていることは、赤ちゃんのためになる約束を一方的に実行している訳です。少なくとも、それか最も適切な子育てです。

 かくして、一方的に自分のために約束を守ってもらった赤ちゃんは、根源的信頼感、ピスティス πίστις を人生の基礎に据えて、希望をもって生きることができます。

 

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