発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.144、第3パラグラフから。
私どもが発達トラウマ障害のことが解ってから、私どものチームは、ロバート・スピッツァ―に会いに行きました。ロバートは、DSM-Ⅲの編纂を指導してきた人で、その改定にも関わっていました。ロバートは私どもの話に耳を傾けてくれました。ロバートの話によれば、特定の患者さんたちを診て来た臨床医たちは、その患者さんたちを苦しめているものを理解する上で、かなりの専門的な知見を積んでいる場合が多い、ということでした。それで薦めてくれたのが、いわゆる臨床研究をやったらいいということでした。その臨床研究とは、トラウマを負わされた人びとをいくつかのグルーブに分けて、比較研究しなさい、ということでした。
発達トラウマ障害(DTD)関連の翻訳が、少し中断した感じがありましたから、5日振りのヴァン・デ・コーク教授の翻訳です。