エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

バカな「専門家」とお役所仕事が、間違いの元

2016-11-11 04:05:54 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
ルールや論理を否定しすぎだルター
   黄金律の新しさ  さあ、エリクソンが黄金律とやり取りについて、どういうことを教えてくれるのか、実に楽しみですね。 p219 本文冒頭から。  ........
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p167、第2パラグラフ、6行目途中から。

 

 

 

 

 

 

直ぐにはっきりしたことが一つありました。もしも、ケースワーカーらが、非難した家族のこと(思い出してください、とっても小さな町の出来事ですし、ほとんどの人が顔見知りだったんですよ)をよく知っており、好感を持っていたならば、ケースワーカーらは、ヴァーノン一家告発を受付なかったことでしょうし、別の話ももとめたことでしょう。ケースワーカーらがヴァーノン一家のことが好きでなければ、親達は調べ上げられて、子ども達は取り上げられたでしょう。

 

 

 

 

 

 ケースワーカーらのお役所仕事の仕業でしょう。間違った情報、間違ったやり方をするということは、ケースのことがよく分からないからです被災地の無知な「専門家」も、それを歓迎したお役所やカウンセラー達も、子どもたちの現実をあまりにも知らずに、お役所仕事に終始していたから、大間違いをやらかし続けたわけですね。

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発達トラウマ障害(DTD)の3大治療

2016-11-11 03:31:54 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
3分の1の現実
   奇跡 ―ミラクル―  奇跡 ―ミラクル―、と書いて、お気づきの方もあるでしょう。長田弘さんの詩集のタイトル。 「奇跡」と言ったら、「めったにない稀......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.143、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 私どもの研究は、特定の残虐な事件の衝撃、PtSDと診断することへのこだわり、に囚われないで、子育て関係の残虐性とネグレクトが持つ長期の影響に着目するようになりました。それは大事な問いに繋がりましたね。すなわち、どのようなセラピーをすれば、虐待された患者さんのお役に立つのか? 特に、いつも自殺しようとしたり、自傷したりする患者さんのお役に立つセラピーです。

 

 

 

 

 それで、発達トラウマ障害(DTD)の治療法は、サイコセラピー(トップダウンのやり方)、薬物療法、ボディーワーク(ボトムアップのやり方)の3つの組み合わせだと、この本の序章のp.3に出てきます。

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 内なる悦び、外なる悦び

2016-11-11 02:05:24 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
鎌田慧さんが、市井の人から学んだこと
   黄金律の新しさ  さあ、エリクソンが黄金律とやり取りについて、どういうことを教えてくれるのか、実に楽しみですね。 p219 本文冒頭から。  ........
 

  Chilhood and Socirty から。p.247から。 私が確かにされる感じの初め。

 

 

 

 

 

 私が確かにされる感じの最初って、気付き次第だと思うんですね。その気付きとは、「あっ、私には、見覚えもあるし、当てにもなる、いろんな感覚、いろんなイメージが心の中にたくさんあるなぁ」っていうことと、それが、「あっ、私には、馴染があって、当てになる物も人も現にたくさんあるなぁ」っていうことと固く結びついてする、って気づきです。

 

 

 

 

 

 内と外の一致。イメージと出来事の一致。それを繋ぐのは、話し言葉であり、その話し言葉に忠実な1人の人、約束です。

 心は、約束(を守ってもらうこと)でできているのです

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インターメッツォ: ナウェンさんの「新発見」 神から選ばれたバカ

2016-11-11 01:10:35 | 間奏曲

 

 

 
殺されるよりも苛酷な生き地獄
   公平の原理だけだと、他者感覚は弱まっちゃう   公平であることは、人を大事にすることではない、ということでしたね。 p120第3パラグラフ。   ......
 

 ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.117. 今宵は、元ハーヴァード大学教授ナウェンさんの「新発見」です。

 

 

 

 

 

 神様が選ばれるのは、人の眼から見たら、バカです。それは、「正しいこと」を言うものを辱める為です。しかしながら、誇るものなど1つも持ち合わせず、何も問い詰めたりしない人達から温もりのある抱擁を味わって来た人達から、気取らない温かい歓迎を受けた時、私が発見したのは、魂の故郷に帰るとは、魂の貧しい人と共に居ることだということでしたね。「神の国」は、魂の貧しい人との関わりの中にこそある訳ですから。

 

 

 

 

 ここは、ナウェンさんの文書を意訳しています。最後の文を意訳しています。でも、これが正しいと私は考えます。なぜなら、エリクソンが繰り返し教えてくれているように「神の国」は、温もりを分かち合うやり取り関係だからです。

 

 

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