発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.156の、1行目途中から。
逆に、攻撃的な母親は、人との関係で1つも良いことをしてくれません。子どもに対しては「ダメダメ」と攻撃するばかりですし、打つ、蹴る、噛みつくのオンパレード。攻撃的な母親のもとに生まれた赤ちゃんは、生き延びたとしても、友達とうまく関われない子どもにしてしまいます。
今の子ども達は、おしなべて友達付き合いがへたくそな人がとても多い。それは、日本では、攻撃的な母親が増えたからです。母親は、父親以上に長時間労働です。家事という無賃長時間労働を担っているからです。ですから、子どもと関わる時間が足りません。すると、鷹揚になる、寛容になる訓練をしてこなかった人は、子どもの対して待ちの姿勢ができにくいでしょ。どうしても、ニッポンの母親は「指示と禁止」が増えてきますでしょ。
日本が「病んで不毛な社会」であることが、こういうことからもお分かりいただけるだろうと思いますよ。