エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#聖書の言葉: #ἐλπίς #希望の源の噂 #気配

2017-01-13 07:59:31 | 聖書の言葉から

 

 

 
ルターが教えてくれる人生の目的
   大事にされたい現代人 改訂版  低俗なラブソングを聴いたり、B級のメロドラマ(ソープオペラ)を見ても、人を大事にすることを学べません。 p1第3パ......
 

 希望 ἐλπίς エルピスの源

 何処にあるのかしらね

 『新約聖書』のパウロの手紙「ローマ人への手紙」によれば、次のように書いてありますね。

 前田護郎先生の翻訳のよれば、第5章3-4節には、

苦難は忍耐を、4忍耐は訓練を、訓練は希望を生む

 と出てきます。

希望の源は、苦難。苦しいこと、辛いこと、悲しいこと…が、希望の源。

 この手紙の最後で、パウロは次のような祈りを祈っています(第15章13節)。

13希望の神が、信ずるという全きよろこびと平安とであなた方を満たし、聖霊の力であなた方を希望であふれさせたもうように。

 希望の源は、聖書の神様であり、聖霊でもあるらしい。

 希望の源は、苦難の中で、聖書の神様を信頼し続けると、聖霊,スピリットから頂ける気配らしいですよ。

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 人生の愉しみの秘密、恵みの源 呪いの源

2017-01-13 07:23:20 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
戦争はダメだぁ
   倫理がバラバラだと、自分はブラブラ! 改訂版  最も大事なものは、人の心、そこに根差すスピリット。 p241ブランクの後から。    &nbs........
 

 今朝のエリクソンも、Insight and responsibility p.241。タイトルは、『本物の課題を見抜く眼と、本物の課題に応え続ける態度』という程の意味で、『…と責任』という感じじゃない。

 

 

 

 

 

 

 「本物の課題」を見抜く眼から見れば、無意識倫理的に生きる人品の基盤にもなれば、破壊的な激しい怒りの元凶にもなることが解かりますよ。

 

 

 

 

 

 これに気付けた者は、人生を陽気で楽しく生きることができますね。

 

 

 

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アルコール依存症になりやすいアカゲザルたち

2017-01-13 06:56:06 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
人生って 悲しいね
   倫理がバラバラだと、自分はブラブラ! 改訂版  最も大事なものは、人の心、そこに根差すスピリット。 p241ブランクの後から。    &nbs........
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.155の第3パラグラフ、9行目から。 

 

 

 

 

 

シュモーは、遺伝に由来する行動がいろいろあることを見つけ出しました。たとえば、ビクビクしているサルたちは(生後半年の時の、このサルたちの行動と、コルチゾールのレベルの高さに基づいて分類されます)、4歳になると、他のサルに比べて、実験室ではアルコール消費が多くなります。遺伝的に攻撃的なサルたちも、アルコールを飲みすぎですが、意識がなくなるほどですが、ビクビクしたサルたちは、飲めば静かになるように見えます。

 

 

 

 

 

 アカゲザルの実験からも、抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の人も、脱抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の人も、アルコール依存症になるリスクが高くなることが明らかですね。

 実際に、発達トラウマ障害(DTD)の人は、抑制タイプの人も脱抑制タイプの人も、アルコール依存症にとてもなりやすい。薬物依存症や、ギャンブル依存症などの依存症になるリスクも、自殺のリスクも高くなってしまいます

 じつに、発達トラウマ障害(DTD)の病気と、赤ちゃんの時の母子関係の悪さが非常に深刻であることが、自ずからお判りでしょう。

 

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現世考: 憲法を考える。女性の社会的権利を明記せよ!

2017-01-13 06:11:04 | 間奏曲

 

 

 

 
シモーヌ・ヴェイユの「教育」 壺に油のご用意を!
   お子ちゃま国家 改訂版  この前沖縄県知事に当選したばかりの翁長雄志知事が上京しても、安倍晋三政権や自民党は、相手にしなかったことが、1.9,20......
 


 今朝は、憲法を考えます。それは先日NHK「ハートネットTV」で、ベアテ・シロタ・ゴードンさんの話を伺うチャンスを得たからです(https://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201701042000)。

 ベアテさんは、1929年、5歳の時に、ピアニストであったお父様のお仕事の関係で来日し、1939年、15歳になるまでの10年間を日本で過ごされたそうです。残念ながら、今から4年前、2012年に89歳で亡くなられています。しかし2007年のインタヴューの中で、子どもの頃に見た日本の女性について、次のように述べられていました。「男の方の後ろを歩いている女性を毎日見ました」、「(物事を)決める時には、何でも男性が決めていました」、「結婚、自分の好きな人と出来ない」…流ちょうな日本語で、そう話しておられます。

 敗戦後、GHQのメンバーとして、22歳で再び来日され、マッカーサーの命令で、憲法草案の女性の人権の部分を担当されたと言います。その時、スカンジナビア(北欧)憲法、ワイマール憲法、ロシア憲法に女性の人権条項がたくさんあり、その憲法を参考にされた、と言います。

 ベアテさんの原案に、日本政府が反対したそうです。「日本の文化に合わない」…と大反対だったようです。そのために、ベアテさんの憲法原案は、大幅に削除されてしまいました。

削除されてしまった、ベアテさんの憲法原案を見てみますと、

19条

 妊婦と乳児の保育に当たっている母親は、既婚、未婚を問わず、国から守られる。

26条

 女性は専門職業および公職を含む どのような職業にも就く権利を持つ。おなじ仕事に対して、男性と同じ賃金を受ける権利を持つ。

ベアテさんは、通訳として憲法原案を議論するGHQと日本政府の会議に出席していて、この女性の人権条項を削られるのを目の当たりにされて、会議の場で「泣いちゃったんです」と言います。「(女性の)社会福祉の権利も、(憲法に)とても入れたかったんです」、「(社会福祉の権利は憲法でなく、民法に書くべきだと言われたけれども、)民法を書く人は男になるでしょう。官僚的な男になるでしょう。だから、それ(女性の社会福祉の権利)を憲法にいれれば、今度民法にも(入って)、ちゃんと法律になるでしょう。しかし、私は、官僚的な日本の男性にもう前からずっと会っていますので、『そういう(官僚的な男の)人たちは、そういう(女性の社会福祉条項を民法に入れる)そういう考えはない』と言ったんです。」

 日本政府と、ベアテさんのどちらが、先見の明があったかは、明らかですね

 私は、このベアテさんの発言を伺って、ベアテ原案が日本国憲法に実現していたら、電通の新人の女性社員は死なずに済んだし、いま日本中で溢れている発達トラウマ障害(DTD)の子ども達、大人たちは、遥かに少数で済んだし、貧困な子どもの数も、遥かに少なくて済んだろうと思います

 日本の政治家と、お役人、お役所は、目先の自分の利益しか考えない、民主主義の敵ですね。

 ベアテさんの憲法原案にあった女性の人権条項を是非復活させたいと私は考えます。

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