エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : #お母さんが神様を信頼することの、#値打ち

2017-01-30 09:30:03 | エリクソンの発達臨床心理

 Insight and responsibility 『心の中の子どもを内省していると,それだけ,目の前の子どもに応答できますよ』p.152。第3パラグラフの最後の4行。

  Young man Lutherで,エリクソンが,ルターが嫌がるかもしれないけれども,女性性を身に着けた,と言った,その女性性,正確には,母性性について,触れているところです。

 

 

 女性が神様を信頼することは素敵なことだと認めるのって,悪いことをしているっと思わずに行動できる,って屁理屈を言えることにあるんじゃないですね。むしろ,神様を信頼していることそのものを生かすことでしょ。つまり,新しい人たちである子どもたちに,hopeたとえ困難があっても,希望を失わずに生きていく品性」をプレゼントできるからですし,と,trustお母さんが当てになるのとちょうど同じくらいに,あなたは宝物のような値打ち物と信頼に値する大切な存在ですよ,という品性」を腑に落ちるように育むからでしょうね。

 

 

 ここで,エリクソンが,子どものことを,チュードレン,とは呼ばずに,ニュー・ヒューマンズ,と呼んだのは,新約聖書の,4つのイエス・キリスト物語が終わったすぐ後に出てくる,パウロさんの手紙の一つ,「エフェソ人への手紙」第4章17節以下を意識していたからです。それは,イエス・キリストであると同時に,どもひとりびとりの心の中にある,本当の自分が,いつでも,どこででも,新しい人として,経験することに決まっているからなんですね。そして,この≪新しい人≫である≪私≫は,あまりにも圧倒的なヌミノース,すなわち,畏ろしいほど溢れ返っているのに,不思議な静けさと透明な感じのする歓びが必ずありますから,イキイキ,ピチピチして日々を生きていけますね。

 その歓びをプレゼントするのは,お母さん,あなたですよ。

 

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心的外傷後ストレス障害(PTSD)の定義

2017-01-30 08:45:50 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
世の中が変わるのは、たった一人の気付きから!
   レイチェル・カーソンが心の底から信じていることは?  子どもにとって大事なのは知識じゃぁない。だから、大人が自然についていろいろ知ってる必要はない......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.158の、下から2行目から。

 

 

 

 

 

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)のDSMの定義は、非常に単刀直入です。「死や大けがをすることに巻き込まれたり、死や大けがをするかもしれないことや、自分や人の身体がバラバラになるかもしれない」ような、怖いことに一回でも晒されたり、すれば、「強い恐怖、無力感、強い不快感」を感じますから、様々な症状が出ます。すなわち、同じ出来事に対して、強迫的な再体験(フラッシュバック、悪夢、同じ出来事が起きている感じ)、執拗で悪影響のある回避(そのトラウマに関係する、人、いろんな考え、いろんな感じや、時には、その出来事の大事なところを忘れていること)、覚醒の増大(不眠症、過覚醒、イライラ)です。

 

 

 

 

 

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の定義です。

 

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聖書の言葉: バカと救いは紙一重

2017-01-30 03:04:44 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
世の中が変わるのは、たった一人の気付きから!
   レイチェル・カーソンが心の底から信じていることは?  子どもにとって大事なのは知識じゃぁない。だから、大人が自然についていろいろ知ってる必要はない......
 

 小学校の時に、女の先生から、「人のことをバカと言う人が、一番バカなんです」と言われたことがあります。当時の小学生の悪口の代表選手が「バカ」で、気に食わないことがあると、多くの者が、相手にだれかれ構わず「バカ」とののしっていたからだろうと思います。 

 このブログでも、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちのやることなすこと、「バカ」バカりなので、「バカ」と声高に言う場合がありますね。云々を「デンデン」と読んだアベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちは、やっぱりバカ…という具合にバカを今でも使います。小学生の時の女の先生、ゴメンナサイ。

 でも、私は、「バカ」を大事にしているところもあんですね。「バカ」と救いは紙一重だと、強く感じているからです。ただし、「バカ」と言う言葉は聖書に出てきますが、「バカと救いは紙一重」と言う言葉は、聖書にはありません。『新約聖書』のパウロの手紙の中に、「キリストの故にバカになる」と言う言葉はありますが。

 人のために自分が損をすることを、自分が損をして、人がぼろもうけ…となったら、「あいつ、何てバカやってんだろう!」と言われてしまいますもんね。イエスの十字架は、その最たるものかもしれませんでしょ。

 ですから、普通、バカをやったこと、失敗したこと、損をしたことは、「隠しておくもの」と世間ではされていますね。でんねどうでしょ。先日も、校則違反の廉で、サイコセラピスト行になって、私のところにやってきた高校生がいた時にですね、私も、立校祭の後、先輩たちとビールケースを抱えて、鳩ノ巣のバンガローで打ち上げをやったのがバレて、学年主任の化学の先生に呼び出されて、優しく諭されたことがありましたけれども、そのことをその高校生に話すと、安心した顔になってましたけれどもね。

 私どもクリスチャンは、神様に許していただいているのですから、「バカ」な自分を認めて、それを正直に明らかにすることが大事でしょ。すると、『そんな程度でもいいんだなぁ」と相手が安心する場合があんですよね。

 「バカ」と救いは、やっぱり紙一重だと、私は考えますね。

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現世考 : 共謀罪と働き方「改革」 それから、国際条約批准

2017-01-29 10:18:51 | 間奏曲

 

 

 

 
人間の暮らしに欠かせないものって、何かしらね?
   子どもの心に応える大人  大人が不思議を感じる心を持ち続けるためには、自覚的な心構えが必要です。 p55の4行目途中から。   &nb...>......
 

 アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちのウソとゴマカシ。

 共謀罪は、国際犯罪防止条約を批准し、来たる東京オリンピックの安全に開催するためだと言います。法務省もホームページでそのように喧伝しています(http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji_keiji35-3.html)。国会でも、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちが、盛んに「オリンピックのため」と口では言っていますね。

 これは全くのウソとゴマカシですから、そんなことに私どもは振り回されたり、ましてや、ほんとうだと思わないことが大事です。「また、ウソとゴマカシをやってる」と考えることです。

 しかし、日本の奴隷的な労働環境と国際条約の批准の関係はどうでしょうか?

 東京新聞(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201701/CK2017011602000115.html)によれば、「世界各国の労働者の待遇改善を目指す国際労働機関(ILO)が、労働環境整備の国際的なルールとして定めた条約(ILO条約)のうち、日本は四分の一しか批准していない」のが、現状です。

 しかも、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちの「働き方改革」と呼ばれる議論の中で、国際労働機関(ILO)の労働環境改善のための国際条約・ILO条約を批准する、という議論がありませんでしょ。

 国際条約が身勝手に、恣意的に、悪用されていることが解かりますね。

 たとえば、ILO条約の中には、すべての労働者は、1年に一度、連続で3週間のお休みを取ることが労働者には権利として定められていますhttp://www.ilo.org/tokyo/standards/list-of-conventions/WCMS_239047/lang--ja/index.htm)。それを50年近く無視してきたのが、これまでの自民党らの政府、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちです。

 アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちのウソとゴマカシの騙されることなく、労働環境の改善のために、一度ILO条約を勉強して、それを生かすことが大事な≪いまここ≫です。

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DSMの診断基準として認められることの力

2017-01-29 08:42:07 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
牧師になったビルさんの困難
   子どもの心に応える大人  大人が不思議を感じる心を持ち続けるためには、自覚的な心構えが必要です。 p55の4行目途中から。   &nb...>......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.158の、ブランクから。

 

 

 

 

 

DSMの診断基準として認められることの

 

 1970年代になっても、何十万にもなるヴェトナム帰還兵の退役軍人たちの幅広いいろんな症状を分類する方法がありませんでした。拙著の初めの数章で見てきましたように、こういったことでは、医者たちは、患者さんにその場しのぎの治療を強いられ、実際に効果がある治療法を体系的に研究できませんでした。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断が、1980年にDSM-Ⅲに採用されたおかげで、実証的研究が拡大し、効果的な治療法も発展しました。その治療法は、戦闘に参加した退役軍人に効果があるだけではなくて、いろんなトラウマになる出来事、レイプ、性的虐待、自動車事故などの犠牲者らにも効果があることが解かりました。特定の診断をすることが広い範囲で効果がある例は、2007年から2010年の間に、国防省が27億ドル以上の予算を使って、戦闘に参加したことがある退役軍人のPTSDの治療と研究をしたけれども、2009年度だけでも、退役軍人省が2450万ドルも予算を、家庭で生じたPTSDの治療と研究にも使ったことです。

 

 

 

 

 

 DSMというのは、予定していた想定以上の評価が生じて、医師の診断に役立つものとされるだけではなく、医療保険の支払いや国の予算にも影響するようになってしまった訳ですね。

 でも、そのおかげで、今まで顧みられず、予算もつかなかった、家庭で生じるPTSDの治療と研究にも、予算がつくようになったようですね。

 DSMの診断基準として認められることには、こんなに力があんですね。

 

 

 

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