脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

2月16日のおはよう日本 「慢性とう痛」ニュース内容

2012年02月17日 | 情報

昨日も記事にしましたが

昨日2012年2月16日

NHK、おはよう日本

その痛み「慢性疼痛」かも?ニュース内容の詳しい内容を書きます。

その前に、私の意見。

このNHKニュースは、一応、

「慢性とう痛」と言っても、(筋骨格系)とことわってはいます。

 

でも、素人の患者に、その痛みが筋骨格系か、脳神経系か、わかるはずがありません。

ましてや、その痛みが脳脊髄液漏れからきているなんて、

気づけない患者も多いはずです。

 

脳脊髄液減少症の痛みは、神経系の痛みを想像させる痛みもでます。

筋肉痛のような痛み、関節痛のような痛みは

まるで、整形外科分野の筋骨格系の痛みそっくりです。

だからそうだと誤診されかねないと思います。

 

実は脳脊髄液減少症での痛みなのに、患者はわからないまま、医師にその痛みをひとそれぞれの表現で訴えた時、

その医師が、筋骨格系の痛みだと診断すえば、

筋骨格系の痛みとして集計されてしまいます。

そして、慢性とう痛の厚生労働省の研究班に症例として集められかねないと私っています。

だから、

厚生労働省の研究班のいう慢性とう痛患者1150万人の中には

絶対脳脊髄液減少症患者がまぎれこんでいると思っています。

 

ニュース内容中、下線と( )内は私がつけました。

その部分は、

脳脊髄液減少症の患者の立場から

「脳脊髄液減少症も考えに入れているの?

脳脊髄液減少症を見逃していない?

脳脊髄液減少症の専門医はかかわっているの?

脳脊髄液減少症の除外診断は受けて髄液漏れじゃないと診断された上でのことなの?」などと

疑問がわいた点です。

私の思いについては、

昨日の記事もお読みください。

_______________________

2012年2月16日

NHK おはよう日本  その痛み「慢性とう痛」かも?

ニュース内容の概要 

 

慢性とう痛(筋骨格系)

構成労働省の研究班によると、

日本人の成人の15,4% 約1150万人が慢性とう痛と考えられる症状を抱えているということです。

 

痛いのに原因不明。

あなたの痛みも、もしかすると慢性とう痛かもしれません。

 

慢性とう痛とはどういった症状なのか改めてごらんください。

(字幕)

△生活に支障をきたす(ほどの)痛みがある。

△それが半年以上続く。(それなのに病院でレントゲンなどの検査をしても)

△原因がはっきりしない

 

こうした症状をいいます。

 

その慢性とう痛。

今、痛みのメカニズムなどの一端がわかりはじめ、

治療法の研究がすすんでいます。

症状が改善した2つのケースを取材しました。

 

東京都江東区にすむIさん。

機械部品の会社を経営し、1日中パソコンにむかってきたIさん。

6年前、激しい痛みが全身を襲いました。

 

首の骨が変形していたIさんは、すぐに手術を受け、無事に成功。

しかし、なぜか痛みはおさまりませんでした。

Iさん:「傷は治っても、腰は痛いし、しびれは治らないし、このまま(痛みが)一生いくと、寿命も縮まちゃう(と思った。)」

 

痛みで起き上がることができず、夜もトイレにいくのもがまんする日々。

痛みを抑える薬をいろいろ処方してもらいましたが、(症状)は一向に改善しませんでした。

そこで、Iさんは慢性とう痛の患者を数多くみてきた医師をたずねました。

(東京都千代田区の病院での小川節郎医師の診察室の映像)

 

首や肩など一般的な痛みの多くは、筋肉や骨の異常が原因です。

しかし中には、神経そのものが原因になる場合のあることが、慢性とう痛の研究の中でわかってきています。

Iさんもそのケースと診断されました。

(脳と首と神経のイラストで図解説明)

 

もともとIさんは変形した(首の)骨が神経を圧迫して痛みを感じていました。

それが手術の成功により痛みの原因はなくなりました。

しかし、神経には長期間負担がかかっていたため、少しの刺激でも痛みと感じてしまうようになっていたのです。

 

この場合、炎症をおさえる薬をいくら使っても効果はありません。

そこで去年新たに開発された、神経に作用する薬がIさんに処方されました。

(リリカカプセル75mg、25mgの映像)

この薬は過敏になった神経が痛みを脳に伝える働きを抑える特殊な作用があります。

原因の特定と、新薬の開発により、Iさんは毎日散歩できるほどに回復しました。

Iさんと同じように、

神経の痛みに苦しんでいる人は全国に500万人いるといわれています。

Iさん:「われわれにとっちゃ、新しい薬が効いたってことは本当にありがたいですよね。」

日本大学医学部、小川節郎教授:「治療の選択肢が広がったっていうことだと思います。

こういう薬があるということを、一般の患者さんがたも広く知っていただいて、

それを私たち医者はちゃんと説明できるように自分たちも知識を得るということが必要じゃないかと思います。」

 

さらに慢性とう痛の痛みには

さまざまな原因があることがわかってきています。

(愛知県長久手の愛知医科大学 学際的痛みセンターの映像)

 

ここでは、慢性とう痛と疑われる患者に対し、

整形外科や麻酔科、さらには精神科の医師など、複数の医療スタッフが連携して治療に当たっています。

 

(女性と精神科医師との診察風景の画像)

母親の介護で、腰痛を患ったというこちらの女性。

最初は整形外科の医師が診療しましたが、

骨や筋肉に痛みの原因はありませんでした。

 

精神科医師:「気分の方とか、大丈夫ですか?たとえば気もちが落ち込んだり・・・」

女性患者:「それは前のようなことはないですね。」

 

チームで医療をすすめるなかで、精神科医が(この女性患者が)うつ状態にあることに気づき、

それが痛みの原因になっているのではないかと疑いました。

(脳と神経の痛みの伝達の図の映像)

(不安→不眠→神経が痛みに過敏になる→それが脳に伝わる  の図が動画説明)

 

女性は、精神状態が不安定で夜、眠ることができずにいました。

不眠が続くと神経が過敏になるといわれています。

それが痛みの原因のひとつになっていると考えたのです。

 

(ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯、ガスモチン5mg、レメロン15mgなどの薬の映像)

 

精神科医がこの女性の主治医になり、

抗うつ剤などの薬を処方。

すると、痛みの症状が改善しました。

 

女性(Kさん):「不安をすべてきいてくださるので、夜もよく眠れるようになって、それとともに痛みも少なくなりました。」

 

この病院では、今後も多くの患者を診療することで、慢性とう痛を生み出すメカニズムを解明し、

治療につなげていきたいと考えています。

 

愛知医科大学 学際的痛みセンター

牛田享宏教授は

「(患者の痛みをとる方法が)心をささえてあげたり、社会環境をささえてあげたり、薬だったり、運動訓練だったり、あるときは言葉だったりするかもしれない。

その人を全人的に守っていって、よくしてあげることを考えていかないといけない。

そのためには、

いろんな方向から(患者の痛みを)診る必要が絶対あると思いますね。」と語りました。

男性アナ:「神経そのもの、そして、精神的なものも痛みにつながるんですね。」

女性アナ:「この慢性とう痛については電話相談窓口があります。」

 

字幕

NPO法人 いたみ医学研究情報センター

毎週月曜日 午後2時~5時 088-803-4509

毎週木曜日 午後2時~5時 052-700-6078

 

_______________________________________________________

以上、NHKの2月16日のニュース内容でした。

 

NHKでこの放送があった後、

いたみ医学研究情報センターには電話が殺到して困っているようです。

 

テレビを見て問い合わせをする人たちが多いということは、

相当数の患者が、

原因不明の痛みに苦しんでいる証拠です。

 

その中に

絶対、脳脊髄液減少症の患者がいると私は思います。

 

だって、国民に、痛みとの関係ある病としての認知度が低すぎるし、

患者の訴える痛みの症状から、脳脊髄液減少症だと見抜ける医師が、特に整形外科医が、あまりにも少ないんですから。

 

この現状では、整形外科医に痛みを訴えても、検査で原因不明の患者は、みんな慢性とう痛にされかねません。

 

脳脊髄液減少症を見逃されかねません。

 

 

あの脳脊髄液減少症のものすごい痛みを経験して整形外科に通い続けた過去を持ち、

のちに脳脊髄液漏れだとわかり、

ブラッドパッチでその痛みが改善した患者さんなら、

私と同じことを考えるはずです。

 

ちがう?

こんなこと考えるの私だけ?

 

その痛みの経験のある人間しか、気づけないのかもしれませんが。

 

原因不明の痛みを抱えた患者の中に、相当数の脳脊髄液減少症患者がいるはずです。

 

だって、今まで整形外科で

脳脊髄液減少症を正確に診断治療してきた先生は、

ごくごく少数で

あとのその他大勢の先生たちは、

患者の腰痛、首の痛み、背中の痛み、四肢の痛みに隠された

髄液漏れを見逃し続けてきたんですから。

 

慢性頭痛だって同じです。

頭痛外来の医師や、神経内科医の中には、

脳脊髄液減少症?そんな病ないよ?とひややかだった医師たちが大勢いたんですから。

 

慢性とう痛に隠された脳脊髄液減少症の潜在患者は相当数いるはずなんです。

 

 

私からのアドバイスは、

まず、

脳脊髄液減少症にあてはまるような、痛み以外の

不眠や、精神不安や、めまいや、頭痛や、記憶力の低下や

さまざまな体の不調などの症状が

他にもないかどうか、

自分でよく調べて考えてみてください。

 

だって、電話相談で、いくら慢性とう痛について相談したところで、

それは「脳脊髄液減少症かもしれませんよ。脳脊髄液減少症の専門医に相談してみてはどうですか?

MRIで異常なしと言われても、RI検査で異常ががわかることがあるんですから」、なんて

親切に教えてくれるとはとても思えませんから。

 

それにNHKは

最近

慢性疲労症候群や、

慢性とう痛ばかり取り上げて、

なんで、脳脊髄液減少症はとりあげてくれないんでしょうか。

 

脳脊髄液漏出症しか、まだ学会で認めていないからなら、

その漏出症の部分だけでも、

激しい痛みが出ると、国民に伝えてあげてよ・・・・・

 

できれば、私のように頭痛がないけど、漏出画像がとれた患者の生の声も同時に放送してくれれば、

現在の診断基準があまりに厳しすぎ、

さらに患者を見落とされ続ける問題点も国民に伝えていただけるとより助かるけど・・・・・

 

NHKは慎重すぎるよ、

事故で起こることが希ではないと学会で認められた

髄液漏れが、それが見逃されると、

慢性とう痛も、慢性疲労も症状として出てくることを、

早く、

早く、

国民に伝えてあげてよ~~~~。

 

受信料、視聴者から取っているんでしょう?

だったら、最新情報伝えてあげてよ~~~~。

 

厚生労働省の脳脊髄液減少症の研究班の報告を、国民に伝えないなんて

公共放送として怠慢じゃないですか?

NHKへのご意見はこちら

あなたの意見が、

あなたの勇気が、

この国を

人にやさしい、よりよい方向へ

必ず向かわせます。

 


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