八ヶ岳の赤岳に、行ってきました。
ほんとうは、冬に、行きたかったのですが、今の私の力量では、無理と思い
ゴールデンウィークが、終わったら行こうと、思っていました。
しかし、なかなかタイミングが、合わなくて、結局 今日になって ようやく行くことが、できました。
残念なのは、連休の後、大雨が、降って 雪が、ほとんど、解けてしまったようです。
家を、AM1.00 出発 ・・・ 少しだけでも、睡眠を取らなければ、という思いが、強すぎて
毎度のことですが、結局、寝ることができず・・・
美濃戸口に、AM4.30 到着・・・・ 本日、最初の難関、美濃戸までの、ダートの運転
なんとか、クリア・・・この林道、以前より良くなりましたね、普通車でも問題なく
行けそうです・・・・・一度も車の底を、ヒットせずにいけました ホッ (^^)
ゆっくり準備して、AM5.30 出発
朝の気温、3度でした。 ようやく、ヤナギが、芽吹き、花を付けています。
トラツムギが、ヒュ~と鳴いているのが、聞こえてきます。
南沢ルートで、行者小屋を目指します。
南沢は、よく、来るのですが、ここから、赤岳に行くのは、20年ぶりとなります。
30分くらい、登ると、雪が、出てきました。
ホテイランは、どんな具合か見てみると、まだ、雪が解けて、葉が、出たばかりの様子です。
今年は、開花が、遅れそうですね。
ヒメスミレサイシンでも、咲いていないかな~と思っていましたが、まだまだ、なにも、咲いていません。
しかし、林床を、注意深く、見ていると、オーレンが、ポツポツと、咲いていました。
うれしいですね 花が、あると 森の雰囲気も違いますね
メボソムシクイの鳴き声が、よく響きます。
朝のヒンヤリとした森を、登っていきます。
空が開けて、赤岳が、現われました。
迫力が、あります。
行者小屋を過ぎて、文三郎尾根に向かいます
尾根の上部の階段が、もう雪が解けて出ているのが、わかりますね、
途中、道を間違えて、30分のロス (--;
昨晩の雷雨、この辺りは、雪か、アラレが降ったのかな・・・
トレースが、隠されていて、よくわかりませんでした。
傾斜が、強くなってきたので、アイゼンを付けます。
だいぶ、登ってきました。 景色が、広がってきます。
阿弥陀岳
横岳
目指す、赤岳頂上
日差しが、強くなってきました。
汗を、かきかき 一歩づつ・・・
稜線に出ました。 風が少しあり、ヒンヤリしています。
ヤッケを着る ここからが、核心部です。
いよいよ 鎖場です。
雪で鎖が埋まった厳冬期は、かなり緊張するところでしょうね、登りは、なんとかできても
降りるのは、しっかりしたアイゼンワークを求められますね、失敗が許されない所です。 怖そう~
まあ~ 今日は、鎖が、出ていますし、注意していけば、問題ありません (^^)
途中、後ろを振り返ると、権現岳 その後ろには、南アルプスが・・・
眠気も、忘れて 来て良かったな~と思う一瞬です。
頂上に着きました !
ここで、お昼にします。 今日は、ここまで誰にも会うことはありませんでした。
もちろん、頂上も、私一人です。
人気のある赤岳ですが、こんな時も、あるのですね。
北アルプス方面は、霞んで、はっきり見えません。
冨士山が、見えないのが、ちょっと残念です。
イワツバメが、飛んでいます。 もう夏の感じです。
足元には、冬の忘れ物
今日は、降りた後に、もう一ヶ所 行きたい所があるので、景色を堪能したら
地蔵尾根経由で、もどります。
こちらの尾根も傾斜が、強く 岩場の降りは、注意が、必要です。
冬は、よく 滑落する所でもあります。
行者小屋に戻ってきました。
山小屋は、冬の、後かたずけと夏の準備で、忙しそうです。
中から、子供の笑い声が、聞こえてきました。
ここから、軽アイゼンに変えて、南沢を帰ります。
朝と違い、日差しが入る森の中は、明るく、初夏の雰囲気です。
途中、カモシカと遭遇、怖い目で、睨まれました。
何しに、ここへ 来たんだよ! と言いたげでしたが、無視して脇を、通り過ぎます。
予定どうり、2時30分 美濃戸に戻ってくることが、できました。
もう少し、雪があれば、よかったかなと、思いましたが、無事にもどってこられて
よかったです。
静かな、山歩きを楽しめました。
5月 18日