コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

春を探しに ~ 里山散策

2013-02-12 20:32:41 | インポート




何だか、のんびり里山を歩きたくなりました。

アイゼン、ピッケルを置いて、小さなザックに水筒とオヤツを入れて
房総の里山をブラブラと歩いてこようと思います。

立春が過ぎたとはいえ、まだ2月半ば
今日の朝も随分と冷え込み、あいにくの曇りの天気
日だまりハイキングには、なりませんでした。

しかし、さすがは房総
土手や林道の法面には、すでに早春の花が咲き始めていました。






タチツボスミレが、点々と咲いている中
一際、目立つ青い花 ヤマルリソウ。



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見過ごしやすい、黄緑色の花ですが、春が来たなと
感じる オニシバリ。



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フキノトウも、あちこちで顔を出しています。



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カンアオイの花も咲いていましたが

シュンランの花芽は硬く、まだこれからですね。








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シュンランの花が咲く頃には
スハマソウも咲き始め、木の芽も、ほころび
春本番となるでしょうね。

もう、あと一ヶ月くらいでしょうか・・・







  


     



 





午後は、沢沿いを歩く予定です。

房総の山は、低い里山ですが、谷は深く、しかも複雑に入りくんで
いるので、とても低い里山とは思えないような奥深さを感じます。

昨年、そんな谷間で、はじめてナツエビネを見つけました。

今回も場所を変えて、ヤブコギしながら探検気分で行って見ることに
します。









尾根を越え、谷に入り、沢沿いを・・・・

思っていた以上に倒木、ヤブが酷い状態です。







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沢沿いの両側が、深いU字形になり
高巻きが不可能な状態。

下をはっていくのも無理なので
乗り越えていく方法しかないか~ (- -~

ストックを仕舞い、コケや泥濘で滑り落ちないように
軽アイゼンを付けました。

昨年に来た所より、ヤブ、倒木のグレードが
ワンランク上ですね、ケガしないように、慎重に行きます。
真夏に来るのは無理かな・・・・・

10m進むのにも、一苦労
新雪ラッセルのほうが、どれだけ楽かな~

といっても、これらが人を拒むため、きっとこの奥には
手付かずの花園が、あるのでは・・・との思いで
必死で進みます。









蔓性の植物が、ヤブの中で、グチャグチャに絡み
バリケードのような状態になっています。

何度も、ザックや足に絡みつかれながらも、やっと酷い場所を
通過しました。

このあたりは、冬でも空中湿度が高く、しっとりとしています。



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これは、ウサギの糞かな?



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倒木をまたぎながら、さらに行くと・・・

やっぱり、ここでも見つけました。



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両側の斜面にも、何株もありますが
崩れて落ちてきた土砂や倒木で、かなり痛めつけられている
株が目立ちます。

沢に落ちて、腐食しコケが一面に生えている倒木には
天然のプランターのように何株も着生しています。










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この大きな株には、咲き終わった花茎が、7~8本もあります。

よく見わたすと、この一角は、ナツエビネを栽培しているかと
思うくらい、多くの株があります。

きっと丁度良い環境なのでしょうね
斜面の傷んだ株も、花を咲かせた形跡があります。







Photo_11








傾斜の強い斜面の、この株は、土が流れて、根が出ています。

このイモ状の地下茎が、つながっている様子が海老の感じに似ている
ことが、エビネの名前の由来だそうです。








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もう、新しい葉が出始めている株も見かけました。

花の時期が楽しみです。

見てみたいのは、もちろんですが、かなり来るのが大変そうです。
いや、真夏の時期、間違いなく大変でしょうね。



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2月12日













コメント (2)
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