ここはどこでしょう?
まあ、銀河さん、また旅行?温泉行ったの?・・・・なんて声が聞こえてきそう。
でもよく見てね。周囲は高いビル?
そう、ここは都心のど真ん中、六本木の東京ミッドタウンです。
受付で丸い座布団を渡され脚を浸すと 「冷たい~~、気持ちいい~~
」
足湯ならぬ「ASIMIZU」というイベントで、8月末ごろまでやっています。
湯けむりに見えるのはミスト・水蒸気、友人を待つ間、暫しのんびりと休憩です。
昨日東京ミッドタウン・21-21で開催中の
≪東北の底力 心と光 「衣」三宅一生≫に行きました。
初めて知りましたが、三宅一生の衣服は東北の手仕事荷支えられているそうです。
そこから彼のデザインしたドレスと伝統的な布の展示をしています。
あまり期待せずに行ったらこれが素晴らしいのです!
数こそ少ないのですが、彼のデザインしたドレス、
そして、古代から織られていたシナ布(シナの木の皮を織った布)、カラムシ織、
こぎん刺し、裂き織り、襤褸(ボロ)いろいろ珍しいものが見られます。
名前だけ知っていても、実物を見る機会がなかったものもあり、感動しました。
開催期間は短くて26日から31日まで。入場無料。
トークや音楽などのイベントがあり、水曜日は青森からいらした、
山上進さんという方の津軽三味線と笛の素晴らしい演奏会でした。
三味線からは東北の底知れぬエネルギーを感じ、
笛の音からは、祭りの太鼓や人々のざわめきまで感じる事が出来ました。
一生さんも私たちのすぐ後ろにいらして、ドキドキ。
六本木近くまでいらした方は是非のぞいてみてくださいね。
こんなイベントが無料だなんて!! 宣伝したくなりました!!
http://www.2121designsight.jp/program/spilit_tohoku/
ついでに
7月16日 千駄木にある旧安田楠雄邸の 「語りと和楽」の会に行ってきました。
旧安田邸は大正8年築の、近代和風建築。
平成8年まで使われており、その後ナショナルトラストに寄付され、週2回公開されています。
家具なども当時のものが残っており、豪邸ですが、親しみやすさもあります。
語りは小説「織姫」より、越後上布から小千谷縮を開発した苦労、
そして縮みの織り手達の血のにじむ様なエピソードが披露されます。
和の邸宅に響く、深い声に癒された夜でした。
私の夏のよそゆき、越後上布の着物を着て行ったら、
出演者の方に「そんな楽しみ方をして頂き、嬉しいです」と言われてしまいました♪♪
そしていよいよ待ちに待った 「ペッジパードン」
8月22日 「ペッジパードン」 世田谷パブリックシアター 作演出・三谷幸喜
出演・ 野村萬斎、深津絵里、浦井健治、浅野和之、大泉洋
ロンドン留学中のデリケートで傷つきやすい夏目漱石と小間使い 「ペッジパードン」 とのお話。
まだまだ公演中なので詳しくは書けないのですが、笑いっぱなしの3時間でした。
決してコメディではなく、いろいろ考えさせられる物悲しい話ですが、
細々したところがとにかく楽しい。
大活躍は、深津さんと、浅野さん。
深津さんは、訛りがひどいけれど、たくましく、かわいく優しいペッジを体当たりで披露。
よくあのテンションが続くなぁと彼女の演技力に脱帽。
浅野さんの早変わりに観客は大いに沸き、なんと〇変化を披露。(〇は変化の数、すごい数よ!)
そのたびに、顔かたち、容姿の違う人を演じるのです。 すごいパワー。
浅野さんの芝居は何本も見ているのですがこんな方とは思わなかったわ~!
大泉さんは堂々と、笑いを取るし、浦井さんは、薔薇とサムライで見せた、王子様キャラとは違い、
ペッジに甘える弟をパワフルに演じていたし、
もちろん野村さんは周囲にかき回され、どんどん神経が疲れていく漱石が見事でした。
5人の実力派の俳優さんの力関係が見事に調和し、それぞれが力を出し切った見ごたえある芝居でした。
三谷さん、今年4本の新作を出すそうです。
毎回チケット取りが大変、今年はあと一本、……ふーっ チケット取り頑張って全部行きたいわ。
7月の着物
越後上布と、お芝居に着て行った、アンティークの絽の小紋です。
お出かけが多いように見えますが、7月後半は結構家にいます。
家で和裁に熱中、ゆかたを2枚も縫ってしまいました!!