気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

2002年 母と娘の初めてのフリー旅行・スペイン・5 バルセロナからマドリッドへ

2021-03-29 22:50:45 | 海外旅行

 ご訪問ありがとうございます。

2、3回で終えるはずだったスペインブログ、長くなってしまいました

バルセロナ愛が止まらない

 

3月5日 バルセロナ4日目

 ホテルを早めに(と言っても8時半頃)出て、急行に乗り2時間。

フランス国境に近いフィゲラスという町へ。

ここは画家サルバドール・ダリの生地であり、終焉の地。彼自身が創設にかかわった「ダリ劇場美術館」がある。

是非行ってみたい。

 

 娘が、会社の先輩夫婦からフィゲラスで若者達に追いかけられたという恐い話を聞いており、

またその数年前にこの地を訪問した息子が道に迷って大変だったという話も聞いていた。

私達は駅に降りたら迷わず美術館に行けるよう、地図で何回も道筋を確認した。

 

 ドキドキしながら駅に降りたら、呆気ないほど人の気配のない静かな町にホッとした。

降りたのは数人。

美術館に行くにはこの駅で降りるしかないのだけれど、美術館に行く人はいないのかしら?

朝市が開催される広場を通り、地図でシミュレーションした通りに行くと迷わず辿り着いた。

絶対に忘れられない、変わった建物。卵を載せたお城です。

           

内部

          

      

往復4時間かけていく価値あり

 駅構内のカフェでサンドイッチの昼食

 

カサ・ミラ

ガウディ作。外壁が波打つ形状。石切り場とも呼ばれている。

    

内部は広い吹き抜け。

現在オフィスや、住宅に使用されている。上階には当時を再現した部屋や資料館などがある。

上階から階段で降りてくると、パソコンを置いた現代的な室内が見えたりして、建築当時との落差が面白かった。

 

 夕焼けの頃にカサ・ミラの屋上へ。屋上は2度目。

娘も私もカサミラの屋上の景色が大のお気に入りになってしまった。

 

階段の上り下りがあり、まるで山登りをしている気分

夕日に映える排気塔は 山の峰々の様に変化に富み美しい

遠くにサグラダファミリアも見える。

人もほとんどおらず、童心に帰った私達。

この夢の様な景色、絶対に忘れない

 

3月6日 バルセロナ5日目→マドリードヘ

午前中はマドリード市内をぶらぶら歩く。お土産物や、お菓子を買いに。

ここはお菓子屋さんだったかな?立派なお店ですね。

モンジュイックの丘の上にあるミロ美術館に行きたいのだけれど、登山電車の駅が見つからない。

地下鉄構内にあるはず・・・・それらしき場所には鎖で中に入れないし・・・

結局この電車は夏場だけの運転だとわかった。(現在は通年運転)

仕方なくタクシーで。

スペインのタクシーは初めてのため、止まってもらう方法も分からず、オタオタしてしまった。

 

バルセロナ生まれのジョアン・ミロ。

この美術館はミロ自身により寄贈され、油彩、彫刻などがのびやかに展示されている。

こんなに立派な美術館なのに人がほとんどいなかった。

帰りはタクシーもバス停も見つからないので歩いて丘を降りた。

ガイドさんから、モンジュイックの丘付近は危ないと釘を刺されていたので、

斜めがけカバンを胸に抱え、速足で歩いた。 人がこちらに歩いてくるだけでドキドキ

 

 

午後、飛行機でマドリードヘ。

1時間おきに飛行機が出ていて、バスの様なもの。私達の持っていた切符はどの時間に乗っても良い。

「あと10分で出発する飛行機に乗れるので急いで!」と言われ、ターミナルまで走った

日本ではこんなに急がす事なんてあり得ない!!でも早くマドリッドに行けたのは嬉しい♬

 

マドリードのホテルはウェスティン・パラセ

ドアマンは。豪勢な衣装に身を包んだ恰幅の良い男性。

内装も豪華で、旅装束の私達が引け目を感じてしまうほどだった。

 

さてあすからは美術館巡り。

おやすみなさい

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2002年 母と娘のスペインフリー旅行・4 バルセロナ

2021-03-25 17:27:09 | 海外旅行

 バルセロナ、まだまだ続きます。

 

でもその前に今日の散歩の報告です。

夫が3週間前にヘルニアの手術。

しばらく家に閉じこもっていたので体力低下防止のため近所を散策、8000歩ほど歩きました。

暑かったので私の方が疲れてしまって昼寝。体力無かったのは私?

梨も桜も満開

 

 3月4日 バルセロナ3日目

 この日はいよいよサグラダファミリア教会へ行く。

この教会は1882年着工。1883年からガウディが建設を引き継いだ。

全てが自然主義的な思想をもとに彫刻や彫刻群で飾られている。

着工から140年。完成は2026年と言われていたが、コロナのため入場者が減り、資金が不足。

完成が数年延びる事になった。

私が生きているうちに完成を見に行けるのでしょうか?

最後のヨーロッパ旅行はスペインにしようと思っていたのに・・・・

 

サグラダファミリア教会

 情報量が多すぎるので、ネットをどうぞ

私が不思議だったのは、この特異な形状の教会が、街とどのように溶け合っているかどうかだった。

昔はこの教会が、森の中とか、人が少ないところに建っているとばかり思っていた。

ところがある日、俯瞰した写真を見ると整然と区画整理された街の中に立っているではありませんか

ショックでした。

なぜこんな形の建物が普通の街にあるのだろう・・・・市民に違和感はないのでしょうか?

不思議で、一度見に行きたいとずっと思っていました。

結果、まだ未完成だけれど、ガウディが市民に愛され、市民が誇らしく集う教会を目指しているのが良くわかりました。

個性的な形状に目を奪われるけれど、自然賛歌の教会の中で市民が幸福を祈るなんて素晴らしいですね。

バルセロナの人達がこの教会にかける情熱も分かった気がします。

 

 140年も工事が続けられていて街にこの景色が馴染んでいる事、

バルセロナには19世紀末方20世紀初頭の建物が多く残り、当時としては奇抜な建物が多い事、

教会のコンセプトが自然の力学に従い、自然の曲線を尊重しているという事。そんな事も分かりました。

奇抜だけれどそばで見ると動物や植物が生き生きしていて、親しみを感じ、温かみある建物といえました。

 

写真をどうぞ

        

地下聖堂の入り口。数十年前に完成し、今は補修工事の真っ最中。

       

暗い中で、グオオンと工事現場の音。

奥にガウディの墓がある。

彼は1926年74歳の時、市電にはねられ亡くなった。

貧しい身なりだったのでガウディと気づく人はいなかったそうだ。

 

教会の内部 少しだけ完成部分があるが、まだまだ工事現場。完成が果てしなく遠い気がする。

        

正面のステンドグラスの一部は完成。ブルーの光が美しい。

 

 4つの塔の内2つにエレベーターが設置され、塔の上部に登ることが出来る。

塔の上から見た景色。

      

鉄筋コンクリート作りですね。

 

 私達は塔の上に上がり、階段があったので降りてみた。

すぐ下の階までは見物人がいたが、それから下は誰もいない。

広間の様だったり、舞台状になっていたりで面白い。

 巻き貝状になった階段を延々と降りていくうちに、私達、塔から出られるのか不安になってきた。

階段上ってエレベーターまで戻るのは大変。

エイッ 下ってしまいましょう

 やっと小さなドアが見えた時はホッとしたけれど、このドア開くのかしら?ドキドキ

恐る恐る開けてみると・・・・見学者が沢山いる教会の通路に出た。

ホッとして、ドアを見たら「非常口」って書いてあった。

ラッキー!!と喜んで前を見たら、なんと前々日のガイド松本さんがビックリして私達を見ていた。

こんな事ってあるのですね。  「なんでこの二人、非常口から出てくるんだ」と顔が語ってました

 

次は歩いて世界遺産のサンパウ病院へ。

バルセロナの街は19世紀に区画整理し、碁盤の目状になっているが、

サグラダファミリアからサンパウ病院への道だけは斜めに通じている。

道を歩いてゆくと ド~ンとサンパウ病院に突き当たる.

(こんなアベニューを行きます。)

ステンドグラスやタイルで装飾した豪華な病院(1930年完成。20009年まで病院として使われていた)

 

 静かな病院。当時はまだ病院として機能しており、見学して良いのかとても迷った。

けれど何も書いてないし、大丈夫だろうと、中に入った。

世界遺産。モンタネール・ドメニク作。

48棟もの建物がある。メインの棟は地下道でつながっており、機能性抜群の豪華な病院。

当時のバルセロナが豊かであった象徴でもありますね。

手術室が公開されていたが、ガラスの温室の様で、白いタイルが美しい、明るい部屋だった。

 

その後バスでグエル公園へ

パトロンであるグエルが 郊外の広大な土地に静かな住宅街を作ろうとがウディに依頼した。

がウディが中央広場、道路門番小屋管理事務所など設計したが、住宅地としては大失敗。

全く売れなかった。

 バスがグエル公園に近づくと、ワ~~、キャ~と言うにぎやかな声が聞こえてくる。

グエル公園の来た子供たちがまるで遊園地に来たようにはしゃいでいる様子。

子供にとっては遊園地の様に楽しい場所らしい。

ガウディの住んだ家が、博物館として利用されている。

ガウディは建物に合わせ、家具を作っている。前回写真を載せたカサ・バトリョのための椅子。

       

入り口の門番小屋

タイルの張られたテラス。

見晴らし抜群

 

この後はガウディ処女作 カサ・ビセンスへ。

バスに乗り、運転手にこのバス停に着いたら教えてくれと頼んだが、私達、バス停を間違えていた

カサ・ビセンスが見えるので降りようとしたら、運転手さんに「そこはまだ違う」とドアを開けてもらえなかった。

親切な運転手さんです

外から見るだけなので、見学者はもう一組のカップルのみ。

タイルなので古びず、美しい家だった。

 

ホテルの近くに戻り、カサ・ミラへ。

屋上に感激。カサ・ミラは毎日覗いているので、次回記事にしますね。

 

 この日の夕食はまた近くのバルへ。

タパスという小皿料理をいくつか頼んだ。卵焼きの様な料理、イカのオリーブ焼き、パンコントマテ等。

パンコントマテはパンに生にんにくを塗り、トマトを載せたもの。トマトが甘い

 

☆この情報は2002年のものです。

 今はサンパウ病院もカサビセンスも公開されています(見に行きたい

現在のサグラダファミリアの写真

内部の写真はこちらをどうぞ

 

だんだんバルセロナの街に慣れてきた。 明日も楽しみます

 

 

 

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2002年 母と娘の初めてのフリー旅行・スペイン・3 バルセロナ

2021-03-25 15:38:21 | 海外旅行
 
 このスペイン旅行はメモも取らず、案内書も失くしてしまったので記憶のみが頼り。
 
またデジカメが無く、写真はAPSカメラで撮り、焼き付けた写真をスマホで再撮影してブログに載せている。
 
ブログ用ではないので人物写真が多く、お見苦しい所はお許しくださいネ。
 
 
 ガイドさんからの情報はあまりないのだけれど、泥棒に気をつけろ!という忠告と、
 
タパという小皿料理を出す店(バル)が多いという話が非常に役立った。
 
旅で食事は大事。レストランに入る自信が無い時はバルに入ればよいと思うと気が楽だった。
 
モチロン、最初の日はホテル近くのバルに直行。
 
非常に流行っている店で、「チェック・プリーズ」と言うと「お勘定ね♬」と
 
カッコいいお兄さんが笑いかけてくれた。 良い気分
 
 
 
3月3日 (バルセロナ2日目)
 
9時頃ホテル出発。 歩きま~~す
 
 
 
ホテルのはす向かいにはカサ・バトリョ
 
この地区にはモデルニズモ建築(アールヌーボー様式がスペインに入るとモデルニズモと呼ばれた)が多い。
 
カサ・バトリョは繊維業者の邸宅を改築したもの。
 
建物の外壁は色ガラスとタイルで装飾されている。



仮面の様なバルコニーが特徴 下は2階の窓。
 
夜はライトアップされ、外壁がキラキラ光り幻想的。
 
内部見学したかったが、朝早く出て夜ホテルに帰ってくるので時間が合わず、見学できなかった。
 
 
 
ゴシック地区 13~15世紀の建物が並ぶ地区
 
奥に見えるのがこの地区のシンボルのカテドラル(13世紀から15世紀に建てられた)


 

この地区にあるレストラン「4匹の猫」前で。
 
当時はカフェで、ここに暮らしたピカソが足しげく通った場所。
 
多くの芸術家や知識人が集い、19世紀末のモデルニズモ運動の中心となった。
 
歩いていると雰囲気の良い広場に出た。

 
このレイアール広場の街燈はガウディの学校卒業後初めての作品だった。
 
 
人気のない静かな広場で一休み。
 
 
ピカソ美術館。
 
 
ここは込んでおり入場するのに行列に並んだ。
 
9歳の時の絵から青の時代までのピカソ初期の作品を見ることが出来る。
 
 
 
 
(ネットから拝借)
 
15歳の時に描いた写実的で堂々とした作品「初聖体受拝」
 
この作品は数年前、日本にも来た。これが15歳の作品驚きです
 



王の広場

ここで1回目の航海を終えたコロンブルが王に拝謁した。
 
ゴシック地区とほぼ平行に海まで続いている道がランブラス通り。
 
カフェや店が並び、観光客が一度は行く場所。

(コロンブスの塔より見るランブラス通り)
 
 
そして終点がポルト・ベイ。

ここのコロンブスの塔に登るとバルセロナが一望できる。

下から見ると球形の所までエレベーターで登る。 展望台は下から見るよりずっと広い。
 
コロンブスがアメリカ大陸を指していると言われている。
 
 
 
ポルトベイの海の見えるレストランで昼食。
 
 
カタルーニャ音楽堂
 
モデルニズモを代表するドメネク・モンタールの1908年の作品。世界遺産。
 
モザイク、タイル、ステンドグラスで飾った内部は花が咲き乱れたような美しさ。
 
どこで見学ツァーの入場券を買っていいのか、全くわからない。
 
隣にある土産物店で売っているのをやっと見つけた。
 
内部は写真不可。娘は写真を撮ったと疑われ問い詰められていたけど、
 
「言ってる事わかんな~い」ととぼけていた。(ちなみに撮ろうとしただけ
 
説明員のそばにいたごっつい監視人が、娘の後をずっとついてきたのが可笑しかった。





(ネットより拝借)
 
 
 
バルセロナには美しいお菓子屋さんが多い。カフェで一休み。
 
その後ガウディのカサ・カルベと言う建物を探し、迷いに迷ってたどり着いたけれど、改築中で、真っ暗だった。
 
 
ゴシック地区のレストランで夕食を食べたりで、帰ったのは8時過ぎだった。
 
よく歩きました。グッスリ
 
 
 
 
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母と娘の初めてのフリー旅行 スペイン その2 バルセロナ

2021-03-22 18:34:42 | 海外旅行
 2002年はまだまだインターネットを自由に使いこなす時代ではなく、頼りはガイド本のみ。
 
娘が「地球の歩き方」私が「わがまま歩き」のスペイン編を持ち、本と首っ引きであちこち歩いた。
 
インターネット無しで、良く歩き回れたものだと思う。
 
恐れなく歩くことが出来たのは最初の日のガイドさんのおかげ。
 
送迎のほかに半日の観光ガイドもセットになっていた。
 
 
 
 
3月2日 パリで乗り換え後、9時35分バルセロナ飛行場に到着。
 
松本さんという中年男性のガイドと運転手がお出迎え。
 
そのままサグラダファミリア教会のそばのレストランで昼食。
 
長旅で胃が疲れており、何も食べたくなかったが、この場所でこの日の行動計画を立て、
 
日本で質問を用意してきたので、旅のコツをいろいろと聞いた。
 
どんな所で食事すればよいか、フラメンコ、音楽などの切符をどう買うのか、
 
カサミラは自由に見学できるのかなどなど。
 
 
 
 半日の観光案内をガイドさんは一般的な場所を提案してきたが(サグラダファミリア、グエル公園、等)
 
私達は自分ではなかなか行けない所を案内して欲しかった。
 
面倒なこと言うなぁという感じであったが、結局私達のいう通りに、そして思った以上の所に連れていってくれた。
 
バルセロナでの私達目的はガウディ建築を堪能する事!
 
 
 
グエル邸
 
 ガウディの生涯のパトロンとなったのがエウセビ・グエル。
 
彼の住居グエル邸は4年の歳月を費やし、予算に糸目をつけずに建てられた。
 
外部は古典的だが、豪華な吹き抜けがあり、屋上にはニョキニョキとタイル張りの煙突群がそびえている。
 
 
楽しくなりますよね~~
 
 
 
グエル別邸

グエルからの初めての注文はバルセロナ郊外のグエル別邸の増改築の仕事だった。

特に有名なのが、ギリシャ神話を題材にした「龍の門」。
 
鉄製のドラゴンが広大な邸宅を守る番人役として築かれた。
 
意外と大きいのです。


このドラゴン、昔は動いたそうで、口に手を入れたらパクッと噛みつきそう。
 
観光客は勿論おらず二人でキャーキャー騒いでしまった。



 
オモチャの城みたいですね。
 
今はカタルーニャ工学大学建築学部が置かれているそうだ(2021年現在)
 
 
 
モンジュイックの丘 ミース・ファンデル・ローエの ドイツパビリオン
 
モンジュイックの丘にはオリンピックスタジアムや記念公園、ミロ美術館など見どころが多い。
 
けれど、治安がかなり悪いと本に書いてあり、二人で行こうか迷う地区だった。
 
けれどガイドさんが連れて行ってくれるという。渡りに船♬
 
このモダンでシンプルな建物が1929年、(昭和4年)に建てられたとは驚きですね。
 
バルセロナ万国博覧会のドイツ館として建てられたけれど、仮設のため翌年に解体され、
 
ミース生誕100年を記念して1986年に再建された。
 
ミースはドイツ出身の建築家で、20世紀モダニズム建築の巨匠。
 
ル・コルビジェとフランク・ロイド・ライトで、モダニズム建築の3大巨匠と言われている。



赤い壁に夕日が映える瞬間が美しいという。
 
それは見ることが出来なかったけれど、写真で何度も見ているこの建物に入れたなんてドキドキする体験だった。
 
決して広い空間ではないけれど、のびやかで美しい内部。
 
観光客は一人の若い女子学生のみ。
 
シャッターを押しますとジェスチャーしたら、後ろの彫像と同じ格好をして喜んでいた。
 
この椅子はバルセロナチェアーと言い、この建物に合わせ作られた。
 
別名「王の椅子」スペイン国王を迎えるために作られた。
 
名作椅子として、今でも作られている。足がX型をしているのが特徴。
 
当時の雰囲気をリアル体験できるなんて幸せな事でしょう
 
ガウディの未完の建物。着工は1882年、翌年ガウディが2代目として建設を引き継いだ。
 
延々と140年工事が続行されている。ガウディが生前に完成したのは地下聖堂と後陣、生誕のフォサードのみ。
 
全体が、植物や動物などの自然をテーマにした彫刻で飾られている。
 
ガイドさんの時間があったらしく、サグラダファミリア教会の1階内部をざっと案内してくれた。
 
ガイドさんの奥様が、教会のお土産物屋で働いているそうだ。
 
お土産を買えばガイドさんにリベートもあるのかな?と一瞬考えたけど、
 
まだお土産買う気分でもないし、あとでゆっくり来たいしという事で奥様にご挨拶のみで失礼した。

内部はまだ工事現場。真っ白な樹木の様な柱が美しかった。

 

ホテルはカサ・バトリョのはす向かいにある 5つ星ホテル・ホテル・マジェスティック

今、案内書を見ると屋外プールからの眺めは最高らしい。(当時は何も知らなくて残念!!)
 
ネットで検索すると今は休業中らしい。理由はコロナでしょうか?



充実した一日でした。
 
さあ、明日からが本格的な観光です。楽しみ
 
 
☆下線があるものはネット検索ができますので、説明不足の点を補ってくださいネ。
 
 
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国立劇場前の桜・2分咲き

2021-03-19 23:33:52 | お出かけ

 スペイン旅行の本編を書く前にちょっと寄り道。

 

国立劇場前の桜をご覧ください。

国立劇場前の桜は小さくて色も濃く、初々しい感じです。

いよいよ桜の季節到来。 忙しくなりそう。

今年も混み合わない所で楽しむことにしましょう。

近所の桜、散歩の途中の桜、公園の桜、川沿いの桜、沢山ありそうで楽しみ♬

 

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2002年  母と娘の初めてのフリー旅行 スペインへ

2021-03-15 19:14:51 | 海外旅行

  緊急事態宣言中、何度も梅見物し、セーターを編み上げ、ZOOMも成功!!

思わぬ休暇中、やりたいと思った事は一つを残し終了。

3月に入り、やる事も無くなったのでテレビ感傷と読書三昧。

 

 2月、3月の読書 

その他伊坂幸太郎の「残り全部バケーション」 山田詠美「ジェントルマン」

軽めの本ばかり。

瀬尾まいこの「戸村飯店」は性格の違う兄弟が反発しながらもそれぞれの道を探していく話。

穏やかで温かい。

私は伊坂幸太郎のエンターティメント性溢れる作品も結構好き。別世界を覗く感じ。

そして一番印象に残ったのが山田詠美の「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

デキる兄が突然亡くなり、穏やかな温かい家庭がくずれ、年を経て少しだけ再生の希望が見えてくる話。

4人の独白で構成され、一人一人の細やかな感情が描写される。

同じく「ジェントルマン」は人気男子高校生の裏の顔を知り、強烈に惹かれたゲイの同級生。

それから十数年、それぞれの登場人物が切ない思いを重ねていくという、純粋恋愛小説?

刺激的場面もあり、映画風。

山田詠美は文章が上手く読み易いけれど深い。感情の機微の表現が上手。好きな作家のひとりです。

ノンフィクションと随筆を読むことが多かったのですが、最近は小説も増えてます。

 

  安野さんの随筆に「なぜ旅に出るのか。それが人生だろうね。ジッとしているより面白いからだろうね」

という一文が。

 触発され、19年前のスペイン旅行をブログに書き残しておく事にしました。

これから動けなくなることがあっても、この文があれば楽しい日々を思い出すことが出来、きっと幸せに暮らせるでしょう。

 

 夫と東南アジアは何回も行っているのですが、ヨーロッパは1999年のイタリアツァーが初めて。

このツァーは一日は集団行動、2日目はフリー行動で、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノの4都市を周遊。

このフリー行動が起爆剤となり、次回は全くのフリー旅行に挑戦しようという事になりました。

 

 

 2002年3月、スペイン・バルセロナ、マドリッドの10日間 

 飛行機とホテルは 娘の会社でやり取りのあるツァー会社に10日間の旅行を依頼。

初めてのフリーなので空港までの送迎と一日目のガイドもお願いしました。

ナント、19年前の旅行

私がまだ健康だった頃で、何の迷いなく動き回ることが出来た旅行です。

バルセロナ・サグラダファミリア教会

          

          マドリッド・プラド美術館前で

この旅行での特筆すべきことは、機内泊2日を除いた残り7泊がすべて5つ星ホテルだった事!!

東南アジアでは何回かありますが、ヨーロッパでの5つ星ホテルは後にも先にもこの時だけ。

今思うと、お洒落な服も持って行き、ホテルをもっと楽しめばよかったと思うけど、

実際は革のスニーカー一足と、コートも一着のみ。勿論スカートではなくパンツのみ。

歩き廻る服装しか考えてませんでした。

今思うと、アジア人のフリーの旅行客は今よりずっと少なかった気がします。

 

日程表

3月1日 21時55分成田発 機内泊

3月2日 パリにてトランジット

    現地時間朝9時35分 バルセロナ着 宿泊(ホテル・マジェスティック)

3月3日 4日、5日 バルセロナ宿泊 

3月6日 飛行機にてマドリッドへ マドリッド宿泊(ザ・ウェスティン・パレス)

3月7日、8日  マドリッド宿泊

3月9日 19時25分 マドリッド発

    パリでトランジット 機内泊

3月10日 成田19時着

 

この項続きます。

 

 

 

 

 

 

 

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