今年の連休は旅行もせず、静かなものでした。
4月27日は、夫の快気祝いと私の誕生祝で子供たちと食事会。
5月2日は友人と横浜美術館へ。開館30周年記収蔵品展・「アートと人と、美術館展」へ。
「いのちの木」の部屋。円形の部屋いっぱいに生命のエネルギーがあふれ出る。浅井祐介作。
ミロ、エルンスト、シャガール、ルソーなどの作家からインスピレーションを得て、植物や動物を描いた。
臙脂色の部屋いっぱいに書かれた動植物に囲まれ、幸せな気分。
友人と写真を撮りあった。
いのちの木 の芽・・・走ってる
(エッシャー)
(ダリ)
横浜美術館の収蔵品はダリ、エッシャー、イサムノグチ、ピカソ、などなど。日本の作品では鏑木清方、小倉遊亀など。
写真はマン・レイ、ロバート・キャパなど多数。
充実度が思った以上で興奮してしまった。
横浜美術館ホール。連休にもかかわらず空いていた。広々していて気持ちよい。
作品に圧倒され、思わず我を忘れ、作品に浸った楽しい時間だった。
一緒に行った友人はいつまでも見ているので、呆れ果てていたかもしれない。ご迷惑かけました。
帰りは横浜散策。山手の西洋館。エリスマン邸(設計はアントニン・レーモンド)などを見物。
洋館の一つには5月を意識したインテリアも。
港のみえる丘公園のバラはまだ時期が早かった。
レインボーブリッジを臨む。
5月3日は着物の友人と久しぶりに立川でランチ。
殆ど家におり、近所の散歩ばかりしていた。
こんな落ち着いた日々も楽しかった。
インドネシア3日目
バリのホテルをバスにて8時半出発。
ここでガイドさんのインドネシア&バリ情報。これが知らない事ばかりで大変参考になった。
〇 インドネシアは90パーセントがイスラム教だが、バリは90パーセントがヒンズー教。
〇 ヤシの木より高い建物は建てないと言うのが昔からの習わし。確かに高い建物はほとんどない。
ホテルも7、8階までが多い。
〇 交通事故が世界一多い。 年間28万人がバイクと車の事故で命を失う。
バイクの数が多く、一家に4、5台というのも珍しくない。
確かに、ベトナムのように道路にはバイクが溢れており、うかうかしていると危険。
〇 人口は中国インド、アメリカに次いで世界4位
〇 インドネシアは約1300の島で成り立っている。
ちなみに日本の島の数は6500だそう。意外と多いですね。
〇 海と川は人の灰を流すので、古来神聖な場所とされ、海で遊ぶなどは考えられなかった。
思ったのは、意外とエコが意識されていること。買い物のポリ袋も必要最低限だったし、
ストローも紙が多かった。(たまたま行った場所がそうだったのかもしれないけれど・・・・。)
時々バスがバイクを巻き込みそうになりヒヤッとした。こんな感じで交通事故が多いのね。
バリ島というと私のイメージでは宗教の島、どこに行っても神々が居り、人々は神を敬い宗教行事も多い。
これを真近に見たのはバスが葬式の場面に出会った時だった。
道路をふさぐように大きな階段状の山車の上に祠があり、それを動物の模型が引っ張る形になっている。
その前に人々が椅子を並べ座っていた。
まるでお祭りの様な華やかさであった。
最後はその祠も動物も燃やすか、川に流すらしい。写真が撮れなかったのが残念!!。
グワ・ガジャ寺院
11世紀頃に建てられたヒンズー教の石窟寺院。
グワは象、ガジャは大きいという意味。
6体の女神の水浴場跡
この大きく口を開けているのが魔女ランダ。
この中にシヴァ神の息子ガルーシャ像が祀られている。
ガルーシャは象の頭を持つ神で、知恵の神と言われている。
後の木はご神木。
この寺院の裏手には美しい池があった。
ティルタ・エンプル寺院
聖なる水の湧く寺院。
インドネシアで最も神聖な沐浴場がある。
インドネシアだけでなく、世界各国から沐浴に来るそうだ。
写真は一部だけれど、実際はとても広い水浴場だ。
清らかな水の湧く水源。
この寺に入るには男女とも、インドネシアの布を腰に巻き付けるのが規則。
観光客には入り口で貸してくれる。
好きな模様を選ぶことが出来るが、私の手に取ったのは汗臭かった ま、ガマン、ガマン。
物売りは、これだけのバナナを頭に載せながら、両手を自由に使っている。驚き!!
1房4、50円ぐらいらしい。
キンタマーニ公園で昼食
このパトゥール湖は「バリ島の水がめ」と呼ばれ世界遺産に登録されている。
この湖を遥か遠くに眺めるレストランでランチ。
段々畑
確かに、火山の多い島は高低差があり、段々畑が必要だ。
日本とコメの種類がちがうせいか、、また季節が収穫の時期にあたるのか、青々という感じではなかった。
でもこの大変な田の手入れを思うと、土地を大事にする気持ちは日本と変わらないと思った。
けれど日本では段々畑の手入れに人出が追い付かず、最近は放棄されている田も増えていると聞く。
民家見学
土地の一角の中に、いろいろな建物があり、驚くことに、各々の家の中にmy寺院がある。
それも日本の小さな社のような簡単なものでなく、何本もの柱状の社がある。
新婚さんの暮らす部屋
井戸。
鶏、籠の中には闘鶏用の鶏が入っているそうだ。
これがmy寺院の入り口。
毎日お供え物をささげる。
いろいろな色の鶏がいる。 種類が違うのかしら?
夜はケチャックダンス。
ダンス会場にて。
楽器を使用した音楽ではなく、男性のチャッチャッという一種独特な声をバックに踊りが繰り広げられる。
ストーリーはわかったような、わからなかったような。
外人が日本で歌舞伎を見る気分かもしれない。
バリに行った方の話を聞くと、海に夕日の沈む場所でこの踊りを見て、感激したそうだ。
私は一度聞きに行ったことがある、ガムランの音のダンスが見たかった。
踊りは優雅だった。
その後賑やかな若者中心の店でイタリアンの夕食。
盛りだくさんな一日でした。
この日は12時ごろ就寝。