気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

12月の舞台 朧の森に棲む鬼ほか

2024-12-30 00:29:30 | 芝居
「朧の森に棲む鬼」


今年もあと2日。
 年末に予定がなかったので少しづつのんびり、お掃除をしています。

 12月に入り「1日1捨て運動」を始めました。
思い切って沢山捨てることができないので、1日ひとつだけ捨てます。
今まで捨てたのは、和服用バッグ2つ、靴3足、トレンチコート、コートや上着、スカート、パンツ3本、厚手タイツ10本ぐらい、ゴムの緩んだ靴下などなど。
 朝起きると今日は何を捨てるか考えます。
思い浮かばないときは本を数冊。
脇に除けるのではなく、ごみ箱まで必ず入れる。
やっぱりこれは使えそう・・なんて心変わりするのを防ぎます。
 この調子でいけば1年で365個の不用品が減るはず!
地味に努力していこう!!
 そうそう、なかなか手放せなかったロックミシン、目も悪くなり、糸通しが難しくなったので年明けに友人に譲りたいと思っています。
 手放す決心が簡単にできるようになりました。

 さて、今年の舞台を書いておかないと1年が終わりません。
自分の記録なので適当にスルーしてくださいね。

11月30日 寄席

 市の行事です。
毎年あるのですが、今年は柳家喬太郎が出演するので行きました。
喬太郎の落語は深みはないけれど軽妙でただただ笑っていられるのが楽しい。
今まで3回、彼の出演する寄席を見に行きました。
 ちょっと驚いたのが、正座ができず、講談の見台を借りて足元を隠していたこと。若いと思っていたけれど、彼も老化には抗えないのですね。

 ねづっちは初めてですが、嫌みがなくていい感じ。

12月1日 「クリスマスキャロル」劇団昴公演 立川RISURUホール
時々公演していた市村正親さんの舞台を見たいと思いつつ、見損なっていた作品。
ディケンズの作品はあまりにも有名でクリスマス前に頻繁に上演されます。

 主人公スクルージは強欲ゆえに皆に嫌われている。
クリスマス前夜、彼の前に3人の精霊が現れ、過去、現在、未来の彼の姿を映し出す。彼が手放してしまったものは何か、なぜそうしてしまったのか。
彼の未来は悲惨?スクルージの心に変化がが起きる。

 脚本がしっかりしているのと、演者たちが巧みで安心して物語の世界に没頭できました。名作文学の底力を感じます。

12月8日 津軽三味線 カメリアホール
毎年カメリアホールで公演しているらしい。友人の紹介でチケットを手に入れました。
 津軽三味線というと、東北でプリーツプリーズなどの布を加工していた三宅一生が、東日本大震災のあと、東北支援展覧会を開き、ここで東北の津軽三味線を聞いた。
 初めて津軽三味線は、泥臭くて、いかにも東北の山野を連想させる伸びやかさがあり、すばらしかった。
 でも今回の演奏はよりショー化されており、和太鼓や笛との共演もあり、イメージが違いました。
演奏も上手でこれはこれで素晴らしいけど一度聞けばよいかなぁ。


12月15日 「朧の森に棲む鬼」 新橋演舞場



 劇団新感線が2007年に松本幸四郎主演で上演した作品を、歌舞伎で上演。
DVDも持ってます。私の中で劇団新感線ベスト5に入る作品
主人公ライは尾上松也と松本幸四郎のダブルキャスト。
もちろん松本幸四郎で取りました♪

 歌舞伎役者が演じる「朧・・・」はどんな物だろうか、イメージが壊れるのは嫌と思ってましたが、素晴らしかった!!
新感線とどこが違うの?と言うぐらい新感線をより進化させたような造り。
演出がいのうえひでのりなので同じになるのでしょうね。
殺陣も全員の動きが素晴らしく生き生きとしており(さすが歌舞伎役者!)、舞台装置も凝っていた。
最後に宙乗りもあったのにはびっくり!!
 もう一度見に行こうかと思ったが行けず残念でした。

 今年もいろいろありました。
能登の地震と大雨の被害、ウクライナの戦争が終結しなかった事が一番残念です。
皆様良いお年をお迎えください。そして来年もよろしくお願いいたします。

(コメント欄は閉じますね。)









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紅葉の奈良・京都④ 永観堂早朝拝観・真如堂など

2024-12-24 18:37:21 | 旅行
 皆さま、紅葉攻めで少し飽きられたのでは?

でも今回で終わりなのでもう暫くお付き合いくださると嬉しいです。

12月5日 

 今日は朝8時からの紅葉の名所・永観堂の早朝拝観に行く。
以前、東福寺の早朝拝観に行ったことがあるが、人の少ない境内で紅葉を堪能する気分はまさに贅沢極まる。

 そんな気分を期待して開園前の列に並ぶ。

見どころ
 東山を背景に阿弥陀堂をはじめとする古建築が緑と池の庭に調和。
「もみじの永観堂」として全国に知られている。
「見返り阿弥陀仏」が有名。

 もう10回ほど来ているので、今年は行かなくてもよいと思ったが、
早朝拝観の予約が取れたので行くことにした。
行って良かった。紅葉が見事に真っ盛り!!
人けのない中での紅葉鑑賞、そして日が出てからのうららかな散策、
今までにない幸福感を味わった。

説明抜き、写真をどうぞ










9時からは本堂の中入ることができる。

唐門




ぜんざいを頂いて一休み。係員は皆さん若いのにとても感じがよかった。

歩いて金戒光明寺へ
ここは見どころがたくさんありますが通り抜けて真如堂へ。


 今年の2月の節分に来たときは、 本堂の前に赤鬼さんが立っていた。(
クリックで過去記事へ)
ここも紅葉で有名なのだけれど、人はまばら。
 いいですね~~♪♪
京都にはまだまだこんな場所があるのですね。



この後出町柳に出て、木村文乃と近藤正臣が出演する「ちょこっと京都に住んでみた」に出てくるグリルでランチ。
 この店は12時から1時半までのランチ営業なので時間が合わず、
なかなか来ることができなかった。やっとです。
カブと酒粕のスープ。

メインはハンバーグ定食。

こちらはエビフライ付き。おいしかったです。来ることができ満足!

 下賀茂神社にも寄り、ホテルで荷物をピックアップ、
551の肉まんを買い、16時30分の新幹線で帰宅。

 今回も楽しい旅でした。
いつまで続けられるかわからないけれど、身体と頭が動くうちは旅を続けたいと思います。
 旅の醍醐味は好奇心の満足と、脳への新鮮な刺激で自分が生き生きしてくるのが感じられること!!
 
のんびりブログを書いていたらもう年末。

 メリークリスマス!! 
良い日々をお過ごしください!!


コメント (5)
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紅葉の奈良・京都③ 三千院・蓮華寺・毘沙門堂・疎水散歩・日向大神宮など

2024-12-20 21:59:03 | 旅行
京都御苑の紅葉


 旅行3日目。今日から京都です。

 秋に何回も京都に来ていますが、今回のようにどこもかしこ紅葉真っ盛りという経験は初めて。
 いつもは、ここは盛り、でもこちらはもう終わり、あるいはまだだったりとバラバラ。
 酷暑が長く続いたせいで一気に紅葉したのでしょうか?
落葉後の京都を歩くつもりが、今まで経験したことのない紅葉に恵まれました。

 紅葉の写真ばかりですが、ご覧ください。

12月4日 3日目

 7時半、四条烏丸のバス停から大原のバス停へ。

三千院に行く道はのどか。

途中わき道に入り椿地蔵にお参り。

ひなびた感じがいいですね。

三千院の門前

 旅館の浴衣に半纏姿の某国のカップルが写真を撮りあい、その後三千院に入ろうとしたがチケット売り場で入場を断られていた。
 当たり前です!!寝間着姿で入場できると思ったのでしょうか。非常識!!



紅葉の庭を愛でながら優雅にお茶を・・・・・のはずなんですが・・・

 この縁側はお茶をいただく場所と書いたカードが何枚も置いてあるにもかかわらず、
この場所でポーズを取り何枚も写真を写す輩たちに私は怒り心頭!
思わず注意してしまったが、夫に「キリがないからやめろ」と言われてしまった。
 見ざる、言わざる、聞かざるで無視、無視が一番なのね。
京都の有名観光地は某国に荒らされていますが、注意する人もいないので図にのってます。
 これが嫌で今回はなるべく有名観光地は行かないようにしてるけれど、
でも日本人も紅葉見に行きたいですよね。

 寺社の関係者はもっと毅然と「ダメなものはダメ!」と対応して欲しい!!

紅葉の庭は素晴らしいの一言。やはり来てよかった。






三千院を出て「大原女の小道」を歩いてみた。

大原女の石像



熊も出るらしい。
山々の紅葉のパッチワーク

バスで八瀬へ
比叡山頂上まで行く、ケーブル八瀬駅。

この前から始まる「八瀬緑の小道」紅葉で有名だそうだ。


ここは無料なので某国に占拠されている。仕方ないかとあきらめの境地。

 ここからが楽しかった。
川のそばを歩き、

かわいい電車沿いの道を歩き、

紅葉で有名な瑠璃光院を横目に見る(ここは本当に素敵!でもコロナ前に見た某国の傍若無人さに嫌気がさし、二度と行くまいと思っている)

こんな道を歩き、

小さなお寺、蓮華堂へ



庭の眺めに癒される。まだまだこんな静かなお寺もあり、心が鎮まる。
カメラを構えた外国の方も静かに撮影していた。




この後出町柳に出て京都御苑



御苑の紅葉はスケールが大きい!!

 旅行3日目になると歩きなれたようで、途中あまり疲れを感じなかったが、
四条に戻るとさすがにグッタリ。
 適当に夕飯、ビールとワインを買ってホテルで乾杯。


12月5日 4日目

 今日は楽しみにしていた山科疎水(琵琶湖疎水)遊歩道の散策。
以前琵琶湖疎水を船で下った時に、疎水横を散策している方たちがいた。
「いつか歩きたいね」とずっと温めていた企画。(下線クリックで過去記事へ)

 8時半ホテル出発。途中コンビニでおにぎりを買い、烏丸御池から東西線で山科へ。
 そして疎水歩きの出発点毘沙門堂へ。








福を取り込むという巾着型の水盤。



ここも紅葉が見事!
一度紅葉の始まりに来たことがあるが、今は段違いの美しさ♪

右上の毘沙門堂から山科疎水まで下り、左端まで歩く。約3キロぐらい?








休憩所。 東山の市街が一望できる唯一の場所。

ベンチがあり、ここで持参のおにぎりをほうばる。
ジョギング中の男性が「おいしそうですね」と声をかけてくれる。
この道は観光客よりも散歩やジョギングの方が多い。

途中本圀寺(ほんこくじ)への参道があった。(日蓮宗の由緒ある寺)



十月桜?が咲きのどかな境内。

しばらく歩くと第3トンネルの入り口が見え、ここが疎水コースの終点。

 休憩所とトイレがあり、しばし休憩。
そこで近所に住む女性と夫の会話が弾んだようで、東京から来たというと
「そんなに遠くからこんな所まで」とびっくりされたそうだ。

この後国道に出て蹴上まで歩き日向大神宮へ。

入り口は国道に面し、すぐに境内に入れそうだが、実はこれからが大変。

 ひたすら階段を上り、山の頂上近くが日向大神宮。
この鳥居の前は何回も通ったことがあるが、中に入ったことはない。
観光客の少ない所は大歓迎。行ってみましょう。


 この更に奥、奥宮があるのだが、あまりにしんどいので、諦めた。
南禅寺まで抜ける山道もあったが、これも諦めた。
いつか行けたらいいのですが・・・・
膝がガクガクしてきた。

蹴上から祇園に出て和菓子の丹波へ。
四条大橋からの眺め。

一度ホテルに帰り、休憩とお茶。
おはぎに桜餅、みそ団子。

 夕飯はホテル近くの「かつくら」に5時ごろから行く予定が、疲れすぎて少しだけ横になったら7時。
 行ってみたら、やはり行列が長かった。

 諦めて何十年ぶりかで「大戸屋」に入った。
店がキレイでテーブルの間隔も広く、店の方も感じよく、おいしく安い。
ヒットでした!! 今度から食事に迷ったらここに来ましょう。

今日も良い天気に恵まれ、充実の一日でした。



コメント (4)
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紅葉の奈良・京都② 室生寺・山野辺の道

2024-12-13 16:51:30 | 旅行
山野辺の道




12月2日 一日目
 
新横浜8時18分「のぞみ」で名古屋へ。
富士山がくっきり。さい先の良い旅になりそう。

名古屋から近鉄で室生口大野へ
名古屋で買った「名古屋満載弁当」みそかつ、天むす、きしめん、エビフライとご当地グルメがギッシリ。

奈良交通バスに乗り、室生寺龍穴神社についたのが13時10分ごろ。
家を6時半に出たので7時間弱の長旅。 いよいよ旅の開始。

室生龍穴神社 水の神龍神をまつる神社。
平安時代には朝廷か使者が遣わされた。
深い森に囲まれた森閑とした神社で、いかにも龍が住んでいそう。

こんな景色を見ながら1キロほど下ると


室生寺に到着
入り口の橋

奈良時代、天武天皇の勅命で建立された。
女人禁制の高野山に対し、女人高野とも呼ばれ、女性たちの願いを聞き届けて
くれる場所でもあった。
貴重な仏像を数多く見ることができる。

金堂



五重塔の奥にある奥の院へ
登っても登っても急勾配の階段が続く。くたびれた~~。


やっと懸崖造り(急斜面にへばりつくように建てられた建物)の建物が見えた。

 ここまで来てまざまざと思い出した。「ここに来たことがある!!」
20数年前に室生寺に一度来たことがあるが、奥の院はパスしたと思っていた。
当時は若かったのでこんなに大変と感じず、記憶が薄くなっていた。




奥の院からの眺め。

 下りで足がガクガクになってしまった。
旅の1日目でこんなになるなんて先が思いやられる。
近鉄桜井の駅前のホテル、ルートインで宿泊。


12月2日 二日目 

 8時出発。 駅前からバスで談山(たんざん)神社へ。
ここは藤原鎌足公を祀る神社で「大化の改新」の起源となる極秘の会合を行った場所として有名らしい。藤原鎌足を祀った神社なんて初めて聞いた。

 ここも紅葉の名所。
入り口

十三重塔 飛鳥時代に創建されたが現存のものは1532年の再建。
近づくと圧倒的な迫力。この均衡を保つ技術の素晴らしさに感動。

見事!!ため息の出る鮮やかさ。


 桜井まで戻り、電車で三輪へ。
今回、ここから山野辺の道ハイキングコースに入る。
 
 夫の希望で道の真ん中にある大鳥居を抜け、桜井市埋蔵文化センターへ行ったが、その日は休館日。でも欲しかった資料は手に入れたようだ。

 この辺は古墳銀座。

箸墓古墳はこんもりした小さな山で入れなかった。
ホケノ山古墳はひろびろしていて気持ちがよい。


古墳にのぼり、のどかな風景を。

 東屋で談山神社参道で買った「目はり寿司」と、前日桜井駅で買っておいたパンでランチ。


さていよいよ山の辺の道へ。


青空に映える甘夏。気持ちの良い散策に身も心も晴れ晴れ!

所々に無人販売所がある。
ここで大福もちを買い

ここでミカンを買った。自然な酸味と甘みが美味しい。

心癒すこんなアートも。

ここで休憩。みかんタイム。

 最終地点にある長岳寺。ここを訪れるのは3回目。
いつもは人のいない寺ですが、紅葉が有名なので今はちらほら参拝人がいる。
こんな山奥の寺に外国人は来ず、日本人ばかりなのが嬉しい。


紅葉に時期は初めて。

本堂


柳本駅まで歩き、奈良で乗り換え京都へ。
ホテルはチェックイン四条烏丸。
足がパンパンに張っていた。ぐっすり!!

青空と紅葉とみかんとの配色が素晴らしい2日間でした。


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紅葉の奈良・京都から帰ってきました。

2024-12-10 00:13:10 | 旅行

永観堂(6日) (8時からの早朝拝観なので人が少ない)


真如堂(6日)

 2日から6日まで、晩秋の奈良・京都を歩くつもりでしたが、例年より紅葉が遅れたため、紅葉真っ盛りの美しい風景に出会うことができました。

 京都は今外国人のテーマパーク。
どこに行っても外国語が飛び交っていてうるさく、場所によっては情緒無し。

 なので私たち夫婦は人混みを避け、人が行かないような場所中心に中心に歩きました。
5日間でなんと軽く10万歩!!
 今、夫は疲労困憊。私は徐々に回復中。

 夫婦ともに70代半ば。
いつまでこんな旅ができるかわからないけど、今を楽しんでいます。

 奈良・京都まだまだ紅葉間に合います。
今年の紅葉は見事です!!


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