気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

伊勢・京都の旅③ 節分

2025-02-24 21:41:52 | 旅行

(八坂神社にて)


 節分は四季を分ける節目のことをいう。
このうち春の始まりの立春の前日の節分には、無病息災を祈り、邪気払いの豆をまく。
これが「福は~うち、鬼は~そと」の豆まきの日。

今年の節分は2月2日と国立天文台が発表。なんと124年ぶり。
うまく説明できないけれど、知りたい方は下線をクリックしてね。

2月1日
 京都の節分行事は2月1日から始まる。

 ホテルのサービスパンを食べ、8時半ごろ四条烏丸からバスで熊野神社前へ。
 熊野神社はまだ行事の準備中。
ここは聖護院八つの地元。あまり見かけないミカン八つ橋を買った。

聖護院門跡寺院へ。


聖護院門跡は平安の昔から、天皇や皇族にゆかりの深い格式ある寺院。
一方野山を駆け巡り修行する「修験道」の総本山でもあり、山伏も沢山見かけた。

ポスターは鬼、山伏、僧侶

 朝9時、開門したてなので、地面の櫛目がはっきり見える。

 本殿の下の僧侶が献灯を受け付けている。
100円渡すと「ろうそく2ほ~~~ん。いただきました~」と朗々とした声で
後ろに伝え、短いお経を唱えてくださる。

こちらは護摩木



名前と満年齢と祈願を書き、護摩を焚いてもらう。
家内安全、無病息災といったところが一般的かな。私もそんなところ。

内部公開日なので、1グループごとに親切な檀家の方が説明してもらう。


天皇の御座所。

あらっ、献灯の担当が僧侶から山伏に代わっていた。

出店の方も説明の方も優しくて、とても居心地の良い寺院だった。

向かいにある須賀神社へ


須賀多餅と福豆の入ったお茶をいただく。

この神社には懸想文(けそうぶみ)売りがいる。


恋文売りってことでしょうか?
でも今はお守りのようなもの。


中には
和歌が書いてありました。

なぜ顔を隠しているのだろうと呟いたら、そばにいた女性が、「平安時代の貧しい下級貴族が生活のために恋文を売り、身分が知られないように顔を隠していた」と教えてくれた。
 そういえば大河ドラマで紫式部が御簾で姿を隠しながら恋文書きのアルバイトをしていましたね。なるほど!!

からふねやで一休み。


午後は八坂神社へ




1時間待った。先斗町の舞妓さんの踊りは見られなかったが、
舞妓さん、芸妓姿をまじかに見られまさに眼福。

こんなかわいい巫女さんも豆を蒔いたらしい(夫の写真から)

100円で福引券を買う。はずれ無し!
私は黒いポーチをもらったが、ジュースやお菓子などが多かった。
これも八坂神社節分の楽しみの一つらしい。
お参りに来たご褒美ね。楽しい~~~♪

八坂神社前の「京めん」でランチ。
麺も出汁もおいしかったけれど、注文を聞いた店員さんが厨房に伝えるのは中国語で。
中華料理店ならまだしも、ここはカジュアル日本料理店。しかも京都。
何だかなぁ~~




さて次は吉田神社へ。

こちらに、全国のそれぞれの神を祀る、小さな社が集まっている。
去年は入れたが、今年は人が多くてはいれなかった。

こちらの神社のくじ引きは着物や自動車で豪華。
ただし、数日後の当選発表で、すぐに神社まで取りに行かなければならない。
お醬油1ダースお菓子とかお酒とか。東京からは無理。

 境内にいる鬼さんとも会いたいなぁと思ったら、
1時間半前なのに追儺式(ついな)の見物人がもう沢山いた。
そのまま前列に並んだ。

 しゃがんで隣の方とずっとお喋り。
京都が好きで、友達と部屋を借り半年ほど住んでいるそうだ。
京都の情報交換で話は尽きない。

 そのうち雨が降ってきた。始まるまであと30分が。
人が多く傘も差せないが濡れながらひたすら我慢。ホカロン貼って我慢。
隣の方にも配った。帰る人は少ない。ここまで待ったのですもの!!あきらめちゃいけない!!

神官たちが並ぶ。

写真がうまく撮れなかった。厳かな式で感動。

 赤鬼(怒り)青鬼(悪意、憎しみ)黄鬼(煩悩、後悔など)の
3匹の鬼を、4つ目の神が社を3周して退治する儀式が追儺式(ついなしき)。
鬼が暴れたり、苦しんだり、戦ったり、大変演劇的な儀式だ。
最後は退散する鬼に矢を放ち終了する。

ガタガタ震えながら、途中でうどんで体を温め、ホテルに帰った。

身体は冷えたけれど、盛りだくさんの行事に参加。今年も無事に邪気払いができそうです。





















 

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