気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

母と娘のスペイン旅行その2 マドリッド2日目

2024-09-28 19:19:44 | 海外旅行
 帰国してからちょうど1週間、その間に大谷の50ホームラン50盗塁、更に記録更新中、ドジャースのリーグ優勝。能登半島の大雨による大災害。熊本もそうでしたが、地震で痛めつけられた後に大雨、災害はなぜ同じ場所に続く例が多いのでしょうか?
やっと気持ちを立て直した頃にまた大災害、お気の毒で仕方ありません。

 そして昨日は首相に石破氏が決定、どんな政治が行われるのでしょうか?
 そして「虎に翼」も終了。主人公に同調したり、描かれる社会現象に一喜一憂したり良質なドラマでした。

 たった1週間でいろいろありました。

🌼🌼🌼🌼🌼 本題に戻り

3日目 9月12日 マドリッド2日目
 
 前日の街歩き、地図で見るとかなり歩いていた。(20000歩)
東京の地獄の酷暑で外歩きがままならず、筋力が落ちていたようで、かなり疲れた。
夜、疲れ果てた頭でコロナ前のような旅はもう無理なのかと思ったが、
一夜明けると少し元気になっていて一安心。

 近所のパン屋でパンを買い朝食。9時過ぎに出発。
地下鉄でセント・ドミンゴへ。10時半予約のプラド美術館へに着く。(下線のクリックでプラド美術館の説明)

プラド美術館の前にある前回泊まったホテル。 ウェスティン・パラセ。(クリックで22年前の旅行を書いたブログへ)
5つ星ホテルで、ロビーが豪華なステンドグラスの円天井だった。
オフシーズンで、旅行会社の好意だったけれど、このクラスのホテルにはもう2度と泊まれないでしょう。

美術館の入口は、22年前と違い、建物の側面に変更になっていた。


予約者は新館の入口へ。30分ほど待ち入場。

 プラド美術館になんと5時間もいてしまった。(今は作品の写真不可)

 昔の様にゴヤやヴェラスケス、グレコやムリーリョ、ルーベンスなど超有名な絵画だけ見るつもりだったけれど、娘が全部見ると言う。
娘にとっては思い出深い美術館なのだろう。
それまで絵画には興味の無かった娘が、ここで初めて超有名な世界の絵画に出会い、目が開かれたようだ。
「最初に出会った美術館がプラドで良かった」と言っていた。
その後世界の名画を見るにつけ、プラドで見た作品との関連を思い出し、絵画への理解を深めていたようだ。
前回の感想もコチラへ。(下線クリック)

娘が気にしていた「裸婦のマハ」と「着衣のマハ」が 揃っており、2枚並べてて見るのは感動的だった。(どちらかを世界の美術展に貸し出すことが多い作品)
 前回じっくりと見ているが、やはり本物を現地で見る感動は2回目と言えども贅沢の極みだった。

それにつけても足はガタガタ、つかれた~~~。 
スイスイ歩いている娘を見ると、若い人との体力差を感じた。

(プラド美術館は日本で予約、大人15ユーロ、65歳以上7.5ユーロ)

今は使われていないプラド美術館の正面玄関。

前の道が遊歩道になっていて気持ちよく散策。



地下鉄に乗る。

 予定では世界遺産に指定されたレティーロ公園や、ティッセン・ボルネミッサ美術館に行くはずだったが 、時間が無くなってしまった。

でもここは行ってみたい。旧市街のプエタ・デ・ソルに行く



1894年創業のチョコテリア「サン・ヒネス」


 チュロスとチョコラーテの専門店。
暖かいチョコに浸して食べるチュロスにずっと憧れていた。
揚げたてのチュロス6本、油っぽくなくて、チョコレートもそれほど甘く無く美味しい。満足~~。
名店なのにお値段が安くてびっくり。チョコとチュロスのセットで7ユーロ。
娘はコーヒー。

マヨール広場(17世紀に完成。ここで王家の儀式、闘牛、種々の祭り、時には処刑などがおこなわれた。)

ここを通り抜け、またサン・ミゲル市場へ。

市場と言う名前がついているけれど、フードコートみたいにいろいろな料理が並ぶ。




私達が食べたのはカニのマヨネーズパンとパエリア(パン5.5ユーロ、紙皿のパエリア15ユーロは少しお高い)2つとも、とても美味しかった。(1ユーロ160円)



 またマヨール広場へ。 下の写真、王家の紋章の下のバルコニーは王家の観覧所だった。

こんな古い水道があった。

ソフィア王妃芸術センターへ。スペイン現代アートの美術館。
5時からは無料なので並んだ。







22年前、美術館を歩いていると唐突にゲルニカの部屋に出た驚きは、今も忘れられない。人もおらず娘と二人で作品の前でずっとたたずんでいた。
けれど今はオーバーツーリズムの影響で人がギッシリ。全体の写真も撮れない。

 余りにもゲルニカの印象が強くて、他にどんな作品があったのか全く覚えていなかったが 、そうそう、こんな作品がありましたね。
ミロ 

ダリ 前回フィゲラスのダリ美術館に行った。

ダリ。海を見つめる女性の静かな雰囲気が好きでこの絵ハガキを前回買い、
額に入れて自宅に飾っていた。

ピカソ「泣く女」

ダリ

ルネ・マグリット フィンランドでマグリットの美術館に行った事がある。
 学生時代この方の展覧会に行きファンになった。

窓から明日朝利用するアトーチャ駅が見えた。

 スペインの日の入りは遅く、午後8時でもまだ明るい。
なのでつい夜更かししてしまい、ホテルに帰るのはいつも9時過ぎ。
早く寝なくては!!
明日はマドリッドを立ちます。

 ところで訪れた事のある都市の中で一番治安の悪かったマドリッド。
22年前は母と娘の東洋からの旅行者という事で侮られ、何度も怪しげな人達に付け回された。
 今は警官も多く、薄汚れた服装に鋭い目つきの人達が減り、安心して観光できるようになった。
 驚くべき変化!!





コメント (4)
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母と娘のスペイン旅行 マドリッド1日目

2024-09-27 01:10:23 | 海外旅行
22年ぶりのスペイン。

 前回はブーンと機械音の響く工事現場のサグラダファミリア教会だった。
内部は全く未完成。なので完成したらまた行きたいと思った。

 当時の完成予定は2020年頃、それが2022年になり、コロナでの工事停滞となり2026年完成と延期されてしまった。
 完成したら混雑必須、私も喜寿になり、もう動けないかもしれない。
行くなら今でしょ!(古い!)
 ガウディの世界遺産7つの内まだ4つしか見ていないのですべて見たいと言う野望もある。

1日目・9月11日 22時30分 カタール航空で成田を出発
 ドーハにて乗り換え、飛行時間約19時間、乗り換え時間約4時間
 ため息の出る長さです。

2日目・9月12日 マドリッド1日目
 空港バスを利用しようか考えたが、ここは体力を考え市内までタクシーを利用。

 タクシー乗り場をさがしていたら長い長い列にぶつかった。
前の方まで行って係員に聞いてみるとやはりタクシー待ちの列。
娘と二人「エエ~ッ」と叫んだら、何を思ったかロープを外して列の前の方に
割り込ませてくれた。本当にいいのかとウロウロしていたら、前から3番目に誘導してくれた。ずっと列に並んでいた方達ごめんなさい。

おかげで早くホテルまで行で行くことが出来た。市内まで一律33ユーロ。
スペインのタクシーは使いやすいし安全。この後何回も利用した。

ホテル・ロスコンデス

こざっぱりとした部屋

30分後に外出。
王宮へ向かう



近くの公園でレトロなメリーゴーランドに遭遇。馬が立派。一瞬乗って見ようかと思ったけれど1人15ユーロ(2400円)で3分ほど。止めました。


公園の向かい側に王宮。脇の入口から長蛇の列。
 前に並んだスタイルの良いマルタに住む日本人のお姉さんが、木曜日は5時以降王宮は無料と教えてくれた。65歳以上は5時以降は無料と知っていたが本日は娘も無料?ビックリ。大盤振る舞いですね。5時まであと20分、勿論並んだ。

王宮は1764年にフランスのヴェルサイユ宮殿をまねて作られた。
2700室以上の部屋があり、ヨーロッパ最大の宮殿だそうだ。
 
 娘に「ここの前を歩いて宮殿に入った記憶があるけど中は全く覚えてないのよ」と言うと娘も「私も」という。きっと疲れていたのだろうと言う話になったが、一歩入って気が付いた。私達王宮に入っていない!!
一度入れば絶対に忘れられない、豪華できらびやかな内装だった!!

写真をどうぞ

正面入り口








豪華で繊細なシャンデリア


食堂

廊下

喫煙室


王座

王冠

向かい側にあるアルムデナ大聖堂に入ってみた。

内部

 スペイン王宮の豪華さに圧倒された後は街歩き。
旧市庁舎や
こんな飲食街を歩き

サン・ミゲル市場へ。

ちょっと覗いてみましょう。

美味しそうなものばかり並んでいる。おなかが空いてきた。

でもこの日の夕飯は決めた場所が。

それは地下鉄ソル駅近くの「ムセオ・デ・ハモン」
22年前のホテル滞在時はいつもソル駅を利用していた。
その時偶然見つけたハムの名店。ヨーロッパ一古いそうで何度もこの前を通った!!

 当時は天井から生ハムの塊が何百本も吊り下げられており壮観だった。
一番前でハムを見ていたら、「買わないならどいて」とおばさんに怒られてしまった。
2階はレストランになっていて、行列に並んで食べた記憶がある。
思い出の場所に行ってみたい!!
1階がバルになっているのは知っていたのでここで夕飯を食べてみたい。


店の一部がバルになっているのではなく、1階全部がバルになっていた。
昔の店と違い過ぎるな~。
2階のレストランは量が多すぎるのでバルで食べようと思っていたが、椅子が高すぎて転げ落ちそうなのでテイクアウトにした。


地下鉄で最寄り駅まで戻り、行きに見つけておいたスーパーでお買い物。

この日の夕食
ムセオデハモンで買った生ハム入りパン(6.9ユーロ)、野菜入りパン(1.8ユーロ)サラダ、お味噌汁 美味しいハムパンだった。

今回の旅行では予算の関係で初めてホテルの朝食は無しにした。
それで日本からスープなどを持って行った。
異国で味噌汁とパンはとても良い組み合わせだった。

飛行機の疲れがありぐっすり寝た。




  
   

 
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スペインから帰宅しました!!

2024-09-21 19:16:55 | 海外旅行
昨日の夜帰宅。22年ぶりのスペインでした。

バルセロナ郊外、モンセラート。

バルセロナ チュロスの名店にて。


バルセロナ ピカソや19世紀末の芸術家たちが通った「クワトロガッツ」

 22年ぶりのスペインは治安が格段に良くなっていて驚きました。
外に建つ警官の数も多く、薄暗かった地下鉄構内は見違えるほど明るくなっていました。

10泊11の旅。
機内泊
マドリッド 2泊
グラナダ  2泊
バルセロナ 4泊
機内泊


 写真の見返しもまだ。これから徐々にブログアップしますね。

 今日はザッと片付けをして、一番気になってたテレビ
「新宿野戦病院」の最終回を見ました。
新宿にある、赤ひげ先生たちが活躍する野戦病院的な病院の話が、
コロナにヒントを得た「ルミナ」と闘う本物の野戦病院の話になっていて、
感動し、涙を流しっぱなしでした。
 見栄も体裁も築き上げた立場も捨てて闘う医師や病院関係者の姿に
直前までの日本を思い出しました。
ヨーコ先生カッコいい!! 
 時差ボケでボーッツとなっていた頭がスッキリしました。
コメント (8)
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8月の舞台その2 劇団☆新感線 「バサラオ」

2024-09-09 18:23:16 | 芝居

 このメークきつめの二人、誰だと思いますか?



関心ある方は、文字を読まなくたって、生田斗真と中村倫也と即答でしょう。

行ってきました8月15日

娘と2人、時には夫も加えて、事前申し込みに次から次と申し込んだけれど全て抽選が外れてしまった!!

 当代人気者二人の出演。ここまで当選しなかったのは珍しい。

 最後の手段はチケット発売日に「せ~の!」で買うしかない。
明治座のチケット発売日にパソコンの前に陣取り、やっと買えました。

ああ~大変だった!!

8月15日 劇団☆新感線「バサラオ」 明治座にて




しばらく待ったけれど、幟はずっと裏返し。


出演 生田斗真、中村倫也、りょう、古田新太、西野七瀬、粟根まこと 他

 幕府と朝廷、権力争いに揺れる戦乱の世。幕府密偵をやめ、逃亡していたカイリ(中村倫也)は狂い桜の下で女たちを従え、バサラの宴に興じるヒュウガ(生田斗真)に出くわす。
 幕府に同じ敵がいる事を知り、二人は手を結ぶが、ヒュウガの真の目的は美貌を武器に天下を取る事だった・・・・・。(紹介文より)

 舞台一面ピンクの花咲く巨大な狂い桜のセットが美しくも大迫力。
その下で繰り広げられる宴。
そして舞台中央上からスーッと一本のワイヤーで降りてくるヒュウガ(生田斗真)
 ドキッとして目が離せない!!

 この世のものとは思えない派手な美貌に豪華な衣装。
そして恵まれた身体能力の限りを尽くした立ち廻り。

 生田斗真の舞台は新感線で5回見ているが、中でも今回は特に動きが大きく、引込む時に歌舞伎の六法(ろっぽうを取り入れた場面もあり、驚いた。
六方は手足の動きを強調して力強さと荒々しさを強調する。
 これを美しく堂々と演じるには相当な力技が必要。

イヤハヤ、生田斗真の美しさと舞台映えする演技と立ち廻りに酔う世界でした。
 中村倫也も生田斗真より線が細いが、二人のコンビは絶妙。
りょうの舞台姿も大好き。
時間があればもう一度見に行きたい舞台でした。


 明日から11日間旅行に行きます。
しばらくブログはお休みの為コメント欄は閉じます。
またの再会を楽しみにしております!!





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