こんなのどかな景色を見たくて・・・・
こんな旧型の電車に乗り・・・・・郡山に行ってきました。・・・・・・青春18切符を使って
もう青春ではないから18切符は使えないと思ってらっしゃる方、いえいえ大丈夫。
自分でまだ青春と思っていれば、誰でも使えます。
ただし、各駅停車のみ乗車可能。 快速は乗れますが、別途費用のかかる急行は乗車不可。
18切符は5枚つづりで11800円。今回夫と二人で2枚使用。
23日土曜日
6:29 最寄駅出発、 乗り換え2つで大宮着
7:26 大宮発 JR宇都宮線 宇都宮行
8:44 宇都宮発 JR宇都宮線 黒磯行
9:38 黒磯発 JR東北本線 郡山行
11:35 郡山美術館行きバス 15分乗車
ま、ざっとこんな行程。
大きな目的は、郡山美術館で開催中の 吉田博展を見る事。
先日、テレビの日曜日美術館で、この方の展覧会を紹介していました。
この方は海外で非常に有名で、あのダイアナ妃の執務室には、吉田博の版画が2枚飾られていたそうです。
吉田博(明治9年生まれ~昭和24年) は京都で水彩画、上京して洋画(風景画)を学び、
明治32年に画友・中川八郎と渡米、自作を売って資金を稼ぎ、ロンドン・パリをまわり明治34年帰国。
(異国情緒あふれるしっとりとした風景画がアメリカで受け、非常に良く売れたそうです。)
高山を愛し、人の踏み込めない山奥、渓谷などの風景画が数多くある。
40代の大正期に、木版画に軸を移し、繊細で精巧な木版画で成功。
黒田清輝率いる白馬会の勢力に押され、日本では長く埋もれた存在でだったが、今回300点にも及ぶ
大回顧展が開かた。
駐車場が大混雑。
バスの運転手さんが、前の方にいるお客さんに 「先週から急にバスが混み始めたけど何かあるのですか?」と聞いていた。
この美術館が混むなんて、初めてらしい。
入口付近
絵画と一緒
思わぬ人気で、美術展の案内チラシも、図録も在庫ナシ
(あとで送ってもらう事にした)
版画 の作品
剣山の朝 帆船 朝日
マタホルン山 ナイアガラの滝
版画の摺りの回数は多いもので90回を超えるそうだ。
繊細で微妙な色彩は、手間と技術のたまものです。
ちなみに来年7月、東京でも見る事ができるそうだ。
帰りは宇都宮に寄り、餃子のはしご。
駅前の「天満餃子」 中華調味料の八角?が効いている。
駅のコンコースの 「宇味屋」 うまいや 皮がもっちもち。
バス代含み、交通費1人3500円と非常に安かったが、
往復9時間以上。 疲れた~。
面白かったけど、暴挙でした。
あと切符3枚残っています。どんな使い方をしましょうか
25日、娘に誘われ、ジブリの大博覧会へ。
さすがにこの展覧会は一度断ったが、「ネコバスあるよ」 と言われ、つい出かけてしまった。 好きなんです。
ジブリのあとは、私が誘い、ルノアール展へ。
ルノアールの展覧会より吉田博の展覧会の方が混んでいた。
オルセー美術館とオランジュリー美術館からの出品だったが、両美術館ともゆっくり現地で見ていたはずなのに、
知らない作品が数多くあった。
気に入ったのは 「草原の坂道」 転げるように坂道を降りてくる3人の女性達。
小さく描かれた女性たちなのに、草原にワクワクと胸弾ませて駆け下りてくる様子が楽しげだった。
久しぶりに着た着物は、徳島県阿波しじら織。
いま伝統工芸品のしじら織は2軒でしか制作していない。
ネットで反物を手に入れ、自分で縫った 初おろし