庭の紫陽花。もうすぐです。今年は早い?
前回のブログで紹介したゆすら梅のジャム。 鮮やかな色でしょ。爽やかなジャムです。
後ろは梅ジャム。
ランチの精進揚げ。数日前に市場に行き、手に入れた新鮮な野菜が甘くておいしい。
ニンジン、新玉ねぎ、春菊、シイタケ、ナス、ゴボウなど。
ランチに変化をつけています.
コロナワクチン一回目接種
昨日21日、個人病院で1回目の接種を受けた。
11時半予約だけど30分前に到着。順番は2番目。
整形外科なのでベットのあるブースで待機。
先生がカーテンを開けて覗き、ササッと問診を済ませ、次の患者のブースへ行く。
次に看護婦さんがやってきて、注射。 痛くもなく、あっけなく終了。実に合理的に接種が進む。
やっとワクチンを受けられたという安堵感で少々興奮。
その足で美容院に行き、伸びきったのを我慢していた髪を切ってもらった。
夕方から徐々に痛みとだるさが出てきて、昼寝をしても回復しない。
夜になると痛みで全く手が上がらなくなった。
夜中も時々痛みで目が覚めたが、今日は快調。
予想の範囲内での痛みでホッとしたが、2回目は大変らしい。
約4割が熱を出し、熱を出さなかった友人も、我慢できないほどの肩こりに悩まされたとか。
解熱剤を用意し、心して2回目の接種を受けようと思っています。
さて、余談ですが、椅子が8台もある美容院に行ったら、誰も人がいない。
大衆的なお値段で、皆腕がいいのでいつも混んでいる。人がいないなんて初めて。
美容院の方に「高齢者は人口の25パーセント、ワクチンが終われば皆安心して来ますよ」
なんて慰めを言ったけれど本当にそうかしら?
高齢者はステイホームが身に着いてしまってこれからも出かけようとしないのでは?
でも経済が停滞する中、ワクチン接種済の少し余裕ある、若めで丈夫な高齢者は
経済に貢献しないといけない気がした。
買うなり出かけるなり食事したりしてね。
高齢者の経済貢献はバカにできない。何せ人口の25パーセントですから。
世の中が落ち着いたら 私も真っ先に経済貢献する事に致しましょう。
年寄りは大人しくしていろと言われそうですが・・・(笑)
最近読んだ本
三谷幸喜の随筆とか軽めの本ばかり読んでいたので、ちゃんと読書をしたくなった。
☆「大名倒産」 浅田次郎
一級の大衆娯楽小説。時代劇なのに切った張ったがなく、安心して楽しめる。
主人公は丹羽山松平家の13代当主の松平和泉守。4男だが諸事情で家督を継いぐことになった21歳。
目につく才能は無いのだが、糞がつくほどの真面目人間。
幼馴染2人の家臣と共に、前当主の大いなる企みを暴いていくというストーリー。
この当主、実に頼りない。殿様になったばかりで腹心の家来もいない。
それに引き換え前当主には、疑問を持ちながらも心からの忠誠を誓う家来が沢山いる。
不利だ!!
あまりにも頼りないけれど真面目な当主に惹かれ次第に人が集まって来る。
中には貧乏神もいたりして・・・・。
登場人物が多いので巻頭には人物の索引がある。
面白い。この2冊3日で読んでしまった。
☆ 「錦」宮尾登美子
宮尾登美子の小説はよくテレビドラマ化されているが、本を読んだことはなかった。
何だかドロドロとした印象で、重すぎると感じていた。
けれど図書館で手に取った本、装丁に惹かれ、織物の話という事に惹かれた。
読み始めてすぐに、これは京都西陣の染色研究家龍村平蔵をモデルにしていると気がついた。
宮尾登美子ファンなら当たり前の話だろうが予備知識のない私には青天の霹靂!!
龍村平蔵は正倉院の法隆寺に伝わる古代裂の復元に力を尽くした。
展覧会にも行ったことがある。
またこの龍村というメーカーの帯は着物好きにとっては憧れの帯。
私も昔立川のG店で手に入れたことがあるが、なかなか締める機会はない。
彼の一代記を読み、新しいものを作る喜びと苦労、また復元のための思いつく限りの努力、に思いを馳せた。
また天才の狂気の部分に翻弄される家族達の苦しみと誇り、色々な要素が重層的に絡み読みごたえがあった。
30年近い準備期間と2年にわたる中央公論への連載、宮尾登美子渾身の作と言われている。
☆「シャンハイムーン」井上ひさし
戯曲。年数回井上ひさしの芝居は見ていたが、これはまだ見たことが無い。
戯曲は最初読みにくいが、入り込んでしまえば、役者の具体的動きまで想像することが出来楽しい。
上海で弾圧を逃れた魯迅と妻が数名の日本人たちにかくまわれた時の話。
魯迅の心の葛藤があぶりだされる。
☆「かがみの孤城」辻村深月
2018年の本屋大賞授賞作品。
サラサラと読める本で、いかにも若者向きの孤独と生き辛さ描いた本。
でもストーリーは凝っていて、楽しめる。