気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

50年前の編みかけマフラー?

2020-12-29 20:55:57 | その他
 今年もあと2日、長いような短いような激動の一年でした。
 
私達の世代は戦争の経験もなく、歴史上はじめてと言っても良いほどの
 
平穏な一生を終えるものと確信していました。(日本の場合のみですが)
 
それが、対処の方法も 解決の糸口も見いだせないような疫病に見舞われ、
 
今の所自分も周囲も無事ですが、先のことはわからない状況です。
 
来年はどうなるのでしょう。
 
今こそ国、政府の力が試される時です。
 
個人の力では防ぎようがないのがわかった今、有効な政策をしっかりと打ち出して欲しいですね。
 
 
 
 リフォームをしたため、例年ほどの大掃除は必要なく、緊張感のない年末。

今日は午前午後と食料の買い物三昧。
 
去年ほど大掛かりにはしませんが、明日明後日はノンビリ料理の予定。
 
 
一昨日作ったリンゴパン。美味しかった~
 
 
昨日毛糸の整理をしていたら編みかけのマフラーが出てきたので、4時間程かけて完成させた。
 
夫が「何してるの?」と聞くので
 
「完成しなかった、クリスマスプレゼント用マフラーを編んでる」と適当に言った。
 
「そういえば昔、僕に編んでくれると言っていたマフラー、
 
編んでる途中失くしたって言ってたよね」
 
エッ 覚えてた
 
そ、そうなんです。このマフラー、多分50年ほど前にあげるって約束していたけど、
 
途中で失くしてしまったマフラーかも。
 
色々忘れっぽい夫がまだ失くしたことを覚えてたなんて意外だった。
 
それほど残念に思っていたのかなぁ。
 
当時私は忙しかったし、なんだか途中で失くしてしまって気が楽になったのを覚えている。
 
 
 
 何の変哲もない編地なので(今ならもっと工夫すると思う)
 
これは絶対に50年前の編みかけのマフラーと確信した。
 
それなら楽しい。50年後に完成させてプレゼントするなんて面白い 
 
 
 
ウキウキと完成させた。アイロンをかけている時ふと目に留まった・・・・エッ
 
 
 
 
 
 
 
50年前にバーコードってあったっけ? ないない 絶対にない
 
 
バーコードの歴史を調べてみるとアメリカで1949年に発明。1952年特許取得。
 
日本では1884年にセブンイレブンのPOSシステムに初めて導入され、一般化したそうだ。
 
という事は1990年代、たぶん30年ほど前に編みかけたマフラー?
 
全く記憶がない。
 
急にマフラーへの熱意が冷めてしまった。地味な色だしね。
 
 
 
 という事で
 
 
皆さま良いお年を また来年お会いしましょう
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府中郷土の森で梅が咲いた♪

2020-12-24 23:59:01 | 散策
Merry Xmas
 
 と言ってもわが家は盛り上がらないクリスマスイブでした。
 
プレゼント選びに繁華街に行くのも気が乗らないし・・・・
 
午前中私は外出。
 
夕方から夫が外出。バラバラです。
 
夫は歌舞伎座に玉三郎を見に行きました。自分から歌舞伎座に行きたがるなんて珍しい。
 
「日本振袖始」出雲の国の大蛇に稲田姫がささげられる話で、惹かれる演目です。
 
けれど開演が19時15分、寒い冬の夜の外出、それも往復3時間、上演時間50分程度。
 
そしてコロナだし、帰宅ラッシュの電車が怖い。
 
気乗りせず、私は珍しくパス。
 
 
 
午前中、府中の郷土の森へ
 
友人から蝋梅が咲いているとの情報。
 
24日に行くというので現地で待ち合わせ、1時間半程の散策を楽しんだ。
 
 
 
あたりには甘く柔らかい梅の香りが漂う。
 
冬を通り越し、一足飛びに春
 
本物の春はどんな状態か不安ですが、春の花にはやはり癒されますね。
 
 
 
          
 
気の早い紅梅2本だけ咲き始めていた。
 
 
白梅は1本だけ開花。
 
朝10時台の郷土の森は、カメラを抱えた中年男性が蝋梅周囲にチラホラいるのみ。
 
静かすぎて怖いぐらいだった。一人で来なくて良かったわ。
 
 
帰りに入り口近くにある府中市の農産物売り場でカリフラワーを買った。
 
 
この大きさ、わかりますか?
 
中をくり抜けばカツラになりそう(笑)
 
食べきれるかは疑問ですが、
 
夫に「クリスマスプレゼントよ」と言ったら
 
「ありがとう、じゃあ僕は特大の白菜をプレゼントするね」と言われてしまった。
 
イブは何もしなかったけど25日はケーキ買ってワイン飲みましょう。
 
 
最近凝っているみかん
 
      
 
愛媛県の真穴みかん。 味が濃厚で美味しいです。
 
 
 







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等々力渓谷の紅葉 & 11月のお出かけ・2 11月の舞台 

2020-12-15 01:04:14 | 芝居

 12月に入り、より厳しいコロナ状況となりましたね。

大人しくしているので記事にするようなことも少なくなり、刺激の少ない毎日です。

でも太極拳などは、感染対策に気をつけつつ続いているので、

大分気が紛れています。

 

さて、13日日曜日、珍しく中学時代の友人と二子玉川でランチ。

「按田餃子」で水餃子の定食。友人おススメ。

モチモチした皮の中にジューシーなアンが入っている。

ご飯は豚肉混ぜご飯、ハト麦入り。海草スープ。

中華というか、香辛料なども多く使用し、ベトナム料理に近いかな。

目先が変わってとても美味しかった。人気店らしい。

このご時世なので、食事が終わるとすぐに店を出た。

友人は現役で働いているのでいつも忙しく、ランチだけという事も多いのだが、

今日は時間があるそうで、散策することになった。

 

 目的地は彼女が子供を連れて何度も行った等々力渓谷へ。

何十年ぶりにお子さんたちの遊んだ場所がどうなっているのか見てみたいそうだ。

大井町線等々力駅で降り、5分ほど歩くとゴルフ橋がありそこから入る。

(ちなみにゴルフ橋という名は、昔ゴルフ場が多かったからだそうだ)

散策している方がいますね。

階段を降りると、喧騒の世界からいきなり渓谷の景色に変わる。

等々力渓谷は都内唯一の渓谷で、立川から続く国分寺崖線の一端となる。

8つの湧水があり、都心の川と思えないほど水が綺麗。

驚いた事に紅葉真っ盛り。思いがけずの紅葉狩りとなった。

滝のそばにある甘味処「雪月花」でくずもち。友人はお汁粉。

外にもベンチがあるのでそこでゆっくりお茶とお喋り。

等々力渓谷には2回来たことがあるが、この甘味処に入ったのは初めて。

そばの階段を昇ると・・・・

 

等々力不動尊。ここからの眺めは素晴らしい。

思わず「旅行に来たみたいね」と二人ではしゃいでしまった。

境内も紅葉。

 

下から不動尊を見上げると、まるで京都。

また渓谷に戻り日本庭園も少し歩き、もと来た道を戻った。

 

 友人は懐かしい場所に来ることが出来てとても満足そうだった。

「あの頃は子供を追いかけるのに精一杯で、周りの景色なんて見ていなかったわ」と言っていた。

どうやら等々力渓谷の一番美しい時期に来たようだ。

都心の渓谷・・・・馬鹿にできません。素晴らしい 

 

11月の舞台

 遅くなりましたが、2つ舞台を見ました。

でもコロナのため12月はどこも予約しておらず、寂しい限り。

今年4月から7月は勿論行きませんでしたが、

いつになったら大手を振って舞台に通えるのでしょう?

いろいろ我慢の生活がまだまだ続きそうです。

 

 

11月7日 国立劇場にて「俊寛」 

平清盛に対する謀反の疑いで、僧俊寛が鬼界が島に流される。

流されたのは3人。望郷の念に駆られながらも、京に帰るのを夢見ている。

そして、やっと赦免の船がやって来るが、2人は帰り、俊寛は島に残る事を選ぶ。

この赦免の船が俊寛を残し出ていく場面がすさまじい。

俊寛の目は船を追い、遠ざかると崖の上に登り、いつまでもいつまでも手を振り続け叫び続ける。

 

俊寛は今まで何回も見ており、亡くなった中村勘三郎、そして松本幸四郎(現・白おう)中村吉右衛門で見た。

どれも名演だったが、特に私は吉右衛門の俊寛が好きだ。

3月コンサートに一緒に行くはずが中止となり、会えなかった友人を誘った。

「俊寛、素晴らしいわよ、吉右衛門もうお歳だからこれが最後かも」って言って。

彼女の感想「歌舞伎で泣いたのは初めて」 お誘いしてよかった

彼女は絵本平家物語を読んで俊寛の話を少し知っていたそうだ。

おススメの平家物語の本

早速図書館で借りた。

登場人物が多すぎて内容を整理して理解することはできないが、壮大な物語だと理解できた。

抒情的な絵で、眺めているととても癒される本だった。

        

 

11月 寄席国立名人会へ

絵画館前のイチョウ並木を歩き、国立劇場に行った。

紅葉を見てから寄席という実に贅沢な一日。

タイトルは「夢追う人々」。こんな時代なので夢のある話を選んだそうだ。

 

申し込んだ理由は玉川奈々福さんの浪曲を聞いてみたかった。

劇場の隅々まで通る声でまさに一人ミュージカル、面白かった。

小えん師匠の「ぐつぐつ」おでんが食べたくなった。

今はやりの神田白山の師匠、神田松鯉の講談もあり、日本の話芸を堪能した。

最近落語の独演会は年2回ほど行くが、新宿末広亭を最後に寄席はご無沙汰だった。

(最後の寄席で、少々ショックな出来事があったので)

 

でも久々の寄席、やはり面白い。国立劇場の寄席、通いたくなった。

 

コメント (13)
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11月のお出かけ・1 埼玉県立近代美術館・紅葉見物

2020-12-05 01:31:09 | 展覧会
 12月2日 コロナ感染者数533人、水曜木曜と500人越え、金曜449人。
 
第3波の嵐が止まらないですね。
 
 この嵐に怯え、12月、1月は歌舞伎も芝居も全く予約していません。
 
でも11月は、刻々と増えていく患者数を横目で見ながら、少人数で友人と会ったり、
 
歌舞伎、相撲、寄席とつかの間の息抜きを楽しみました。
 
そんな11月の報告です。
 
 
11月初旬 埼玉県立近代美術館「MODE SUWARU…今日みられる椅子」展へ
 


 
埼玉県立近代美術館所蔵の椅子の展覧会。木立の多い公園内にある静かな美術館。

ひさびさに行く椅子の展覧会。なんと無料でした。
 
 

椅子ってワクワクしませんか?
 
この椅子に腰かけたらどんな気分になるのだろう?
 
どこに置けば素敵なのかしら?
 
アームの曲線、背もたれの角度、座りよいか座りにくいのか?
 
お値段は?
 
この椅子はあそこに置いてあったなぁ~。
 
思い出もあり、感想が次々浮かびます。
 
空間を引き締め、なおかつ実用品である椅子に夢を抱いています。
 
ワクワクする椅子の展覧会、一人で あっちこっちをウロウロ、大いに楽しみました。

剱持勇 「ホームベンチ」デザイン1964年 
 
東京オリンピックと新幹線開業に合わせて作られた椅子。
 
今でもJRの駅で使用されているベンチの原型。
 
見た事のあるベンチですね。

イームズ「プラスティックアームチェア」1948年から

背と座面が一体化したシェル構造の椅子。 第2次世界大戦後の需要の高まりにこたえ、低コストで量産可能。
 
イームズはミッドセンチュリーと呼ばれる時代を代表的するデザイナ~。

アルヴァ・アアルト「パイミオチェア」製品化1932年
 
自身が設計したフィンランドのサナトリウムために作った椅子。
 
フィンランド旅行でアアルトの自邸に行きアアルトの世界を堪能してきたが、
 
自邸には無く、美術館でオリジナルを見てきた。

テルイェ・エクストレム 「エクストレム」
 
製品化1984年。スチールパイプにポリウレタンフォームを巻き、布張り。
 
座ってみたいですね。比較的新しいのに、椅子の展覧会には必ず登場する椅子。


マッキントッシュ 「ハイバックチェア」製品化1973年
 
設計を依頼されたヒルハウスと呼ばれる住宅の寝室に置かれた。

リートフェルト 「ジグザグチェア」製品化1935年
 
この椅子持ってます。
 
昔お客様の家に伺った時に「どうぞお座りになって」とこの椅子を勧められた。
 
エッ!!座って大丈夫なの?
 
本でこの椅子を知っていたが、まさか普通のお宅にあるなんて!!
 
それも普通にダイニングで使っているなんて!!
 
カルチャーショックだった。
 
この椅子に座る時のドキドキする高揚感、
 
家具なのに、座るだけで非日常の世界を体験できる驚き!
 
名作椅子って鑑賞するものではなく、実用品なのだと改めて思った。
 
その後アクタスで何周年記念かで売り出し、6か月待って手に入れた。

同じくリートフェルトの「レッド&ブルー」製品化1956年(塗装は1923年ごろから)
 
ご主人がこの椅子を持っていて「はげているから塗り替えちゃおうかしら」とおっしゃる奥様がいらっしゃいました。
 
「とんでもない!この色だから価値があるのです!!剥げ具合も価値の内です!!」と思わず強調。
 
多少柔らかめに言いましたが、ダメダメ、そんなことしちゃダメ!
 
ブラック&ピンク、グリーン&イエロー等に塗られたレッド&ブルーの椅子なんて見たくない!

会場はこんな感じ。

アーヴィング・ハーパー&ジョージ・ネルソン 「マシュマロ・ソファ」製品化1956年
 
欲しいなぁと思っていたソファ。確かIDEEで売っていたような。
 
家にも入るサイズだし・・・でも毎日見ていると飽きるかな、なんて考えていた。
 
ま、お高くて手が出ないのだけれど。

柳宗理 「バタフライ・スツール」製品化1956年
 
これも持ってます。
 
デパートを退職する時に、組合から貰った慰労金?で記念に買った。

広い玄関のタタキに置くといいなぁと思うのですが、我が家の玄関は狭い!
 
でもとても座り心地の良い椅子。適度にしなり、柔らかなすわり心地。

この美術館、絵画もあります。ゴッホやピカソもあるのですが、
 
これはジュール・パスキン「眠る裸女」
 
柔らかな色彩と穏やかな雰囲気に惹かれます。
 
天気も良く一人でブラブラ。コロナだし、ランチはポカポカ日の当たるベンチでお弁当を食べました。
 
 
紅葉見物

 
11月22日、国立劇場の寄席に行く日。
 
陽気が良いので絵画館前のイチョウ並木を散策しながら1時間ほど歩き、劇場に向かった。

あと数日で見頃。人出は例年より少ない気がした。


11月26日 夫と散策がてら紅葉見物

昭和記念公園のイチョウ並木はもう散りぎわ。
 
入り口まで行って、中に入らず。
 
日本庭園が1000円の入場料を取る事になっていて、ビックリ。
 
今までは紅葉に時期も無料だったのに。
 
コロナで混雑を避けるためかしら?それにしてもいきなり1000円は高いですね。


電車に乗って殿ヶ谷戸公園へ。
 

人も少なく池のほとりで一休み。

コロナと言えども紅葉が見られたのはラッキーでした。
 
 
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