気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

福島の桜を追いかけて & 27名のいとこ会

2012-04-25 18:20:53 | 旅行

 桜前線を追いかけて東北道をひたすら北へ・・・・

でも、いつの間にか前線を追い抜いてしまっていたわ

 

20日から23日までの3泊4日の旅行です。

1泊目は会津東山温泉、2泊目は母畑温泉でいとこ会、3泊目は日光。

 

一日目、まず着いたのは会津若松、まずは飯森山で白虎隊のお墓参り。

      

奥に山に登る急な階段があるけれど、私達夫婦は横のエレベーターで一気に登る。

老夫婦の観光旅行ね。

それにしても、参道は閑散として、わびしい限り。

ここに来たのは3度目だけれど今までこんなに人が少ないのは見たことがない。

団体客は、中学生が一校来ていただけだ。  

                       

戊辰戦争で敗れた会津藩の白虎隊19名は飯盛山で自決した。

ほとんどが17歳のまだ少年だったことを思うと、痛ましく、また敬虔な気持ちにさせられる場所だ。

     

 

 

 この少年が見ている方角が鶴ヶ城。

燃えさかる城を見て 「もはやこれまで」 と 覚悟を決めた少年たちの一途な思いは、

現代の私達にも静かに伝わるものがある。     

   

 重要文化財のサザエ堂。

入り口から上に登って行くと、あら不思議!いつの間にか下って入口に戻るという、摩訶不思議な建物

この不思議感、たまらなく好き。でも、 登っているのは私達だけだった。 

受付のおばさんもヒマそう。

 

   

白虎隊のような若い藩士を育てたのが、会津藩校日新館。

江戸時代、300余の藩校の中で規模内容ともに随一と言われていた。

戊辰戦争で焼け落ちたが、昭和62年に当時の精神文化を伝えるために完全復元したそうだ。

10歳になった武士の子供は素読所に入り、成長とともに武術、医学、天文などを学んだ。

この掟、今の時代にはそぐわないけど うなずく部分も多い。

なるほど、この精神が会津武士を育てたのね。

 「ならぬことは ならぬものです」 という部分が潔くて気持ちいい。

 

向こうに見えるのは磐梯山。桜はまだ固い蕾。

咲き誇ったらさぞかし美しい事でしょう。

 

この後鶴ヶ城へ。桜は一輪も咲いていなかった。

 

 

  

20日夜に泊まった東山温泉「滝の湯」

会津は山奥なのに、地震の被害は大きかったようだ。

建物の川沿いに足場がかかり、室内側からの景観が少々損なわれている。

この旅館も震災の後は300人の被災者が泊まっていたと、給仕の方が話してくれた。

とても高級な旅館で、料理も美味しく、サービスも満点。

でも修理中なので、料金の方が、かなりお安くなっていた。

普段なら泊まれないわ。 渓流と滝が見えるお風呂は最高!!

接客が温かい。

 

 2日目

やっと酒造宮泉の脇で、桜を見る事ができた~~~

酒造のご主人によると、この桜は会津で2番目に早く咲く桜だそうだ。

             

夫はここでとてもいいお酒を2本も買っていた。

コンクールで金賞をもらったのですって!!

 

 

これは……そう、あの有名な樹齢1000年の三春の滝桜。

観光バスが続々と詰めかけているのにこの有様。

今日(21日)夜はNHKで滝桜の中継をするそうですが、いったいどんな中継だったのやら。

大変ですね。

 

蕾はこんな感じ。まだまだ固い。  

でも3輪だけ咲いていて、観光客は皆さんこの花を写真に収めていた。

               

どうもスッキリしないので、地蔵桜という樹齢400年くらいの桜を見に行ったが、ここも駄目。

近くでシートを敷いて、田園風景を眺めながら、お茶した。

 

 さて、夜。   ここからがこの旅行のメインベント。 福島出身の父親の系列のいとこ会です

ひょんなことから去年6月、私が 「いとこ会やりましょ」と言って幹事になってしまった。

東京近辺のいとこたちが集まって、楽しくお食事会・・・・楽勝よ

と、思っていたら、違うのですね~

この一族、とても真面目な人が多く、 「いとこ会を名乗るなら、声かけられるいとこは呼んだ方がいい」

と誰かが言いだし、90歳の叔母は(当時は89歳)は 「生きているうちに早く早く」 と私に電話攻撃。

仕方ないので名簿作りを始め、叩き台を作って2カ所に送り完成させた。

泊まるのは勿論福島!!皆が避けている福島に行くのが大事と思った。

福島の父の実家の△子さんと、東京の〇子さんが強力な助っ人になってくれたので、

話はとんとん拍子に進み、出欠の返事では、ほとんど全員が楽しみにしていると返事をくれた。

更に司会者もいとこに頼み、お任せした。

何回もの手紙や電話やメールがいきかい、ようやくこの日となった。   

            

場所は福島県石川郡の母畑温泉八幡館。 立派な旅館。

この辺ではこの旅館に泊まるのがステイタスらしく、

この日もクラス会、結婚式などいろいろ行われていて賑やかだった。

△子さんがすべて手配して下さった。感謝です。

彼女がいなかったら、こんなにスムーズに話が運ばなかったと思う。

 

    

27名、出席者全員で記念写真。 叔父、叔母の3人も参加している。

北は北海道、南は大阪から出席。

27人もいとこ(と配偶者) が集まるなんてなかなかありませんね。

言いだしっぺなのに、自分でもビックリ。

盛会でした~

  

大正琴の演奏あり、ウクレレで歌の披露、そして 全員で 「ふるさと」 の合唱と盛りだくさん。

更に一家族2個持参のプレゼントの交換。 全員写真を持参して見せ合いっこ。

まあまあ、楽しく、忙しく、お料理食べる暇がなかったほど。

更に部屋に帰ってからも宴会の続きがあり、

花ちゃん、順子ちゃん、銀河ちゃん、文雄君、やすおちゃんと、と全てちゃん付けの関係は居心地の良い事 (この部分仮名)

いとこ会は 大盛会、大成功でした。 

(ネックレスをしているのは90歳の叔母。ここと思えばまたあちらと、忍者のように動き回っていた。元気!)

  

次の日は父の実家にお呼ばれした。

 

  

築160年。 

私は小学校4年の時にしか行ったことがないけれど、間取りや、畑の位置を覚えていて懐かしかった。

  

こたつは炭。 炭火は体が芯からあったまるのですね。

畑で取れた野菜の煮物や煮豆、サラダなど頂いたけど、どれも新鮮で飛び切り美味しかった。

囲炉裏を囲んで記念撮影。この囲炉裏、近所にはもうここだけしかないそうで、

近所の人達が沢山寄って、おしゃべりしていくらしい。

 

               

道路脇に水芭蕉が咲いていた。普通の場所にも水芭蕉が咲くのが新鮮だった。

穏やかな山里の風景は日本の原点のようだ。住んだことはなくても懐かしさを感じる風景だった。

古殿町の道の駅では、桜がほころびかけていた。

 

  この後日光へ。

3日目の日光は省略。

 

  

  

こんなに頂いてしまいました!!

プレゼント交換で頂いたもの、父の故郷でお土産をいただいたもの、

一人一人に用意して下さったもの、手作り品を作ってくださったもの、桜貝も。

 

全てがすんなり運び、皆さんに喜んでいただき、とても幸せな時を過ごしました。

皆さんの盛り上げようという気持ちが有難かったです。

これ一回きりと思っていたけれど、また数年後にいとこ会を開くことになりそうです。

 

   

  追伸  福島の観光地は 三春の滝桜以外はどこも閑散としていて、

       外人観光客は一人も見かけなかった。

       父の実家は山間部に近い所なのに、まだ屋根にブルーシートがかかっている家を見かけた。

       一年以上たった今も工事が間に合わないそうだ。

 

             

 

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和記念公園のチューリップ

2012-04-19 13:42:09 | 散策

 昨日18日、昭和記念公園に出かけてきました。

この公園のチューリップは有名だけれど、私はこの時期に行ったことがありません。

立川G店主催のデジカメ講習会があるから行って見る事にしました。

 

生徒はなんと二人、優しい先生に手取り足取り教えて頂きました。

天気予報では曇りだったけれど、午前中は空もスッキリ晴れ、汗ばむほどの絶好の撮影日和。

公園の中はにわかカメラマンがぎっしり!!皆さん良いカメラをお持ちです。

私はコンパクトなデジカメ持参。

家に夫の一眼レフもあるけれど、まずは愛用のデジカメを使いこなせるようにならなければね。

 

今が盛りのチューリップ、ご覧ください。

   

  

                 

 

 意外な事に桜がまだ残っていました。

 

 

まずは下からのアングルで今までとは違った世界を体験。

 

 

 

 

撮りたい対象だけを撮る

       

             

 

思い切りアップで

 

 黄色の花の中には桜の花びらが・・・・・

 

前ボケに挑戦

          

      これは、コンパクトデジカメが前も後ろも綺麗に写すという性質があるため、

      私のカメラではどうしてもうまくいかず、残念!

 

ホワイトバランス、露出などの言葉は知っているけど、そんな機能使った事がない!!

自分のカメラなのに、いろいろな機能があるのにビックリ!

せいぜいシーンモードしか使った事がなかったけど、これからは考えて写真を撮らなければ。

naoママさん、夢路さん達には及ばないけれど、少しは上手になりたいものです。

 

先生が、2台の一眼レフを持ってきて下さって、私達も貸して頂きました。

両方撮り比べてみると、確かに違う。

そちらの写真は先生が良いのをカードに加工して下さるそうです。

楽しみだわ~

和気あいあいと写真三昧した充実の一日でした。

 

 明日から、3泊4日で福島・日光方面に行ってきます。

その中の1泊は福島の温泉でいとこ会です。なんと27名参加!!

コメントの返事が遅くなりますのでよろしくネ。

 

 

                   

 

 

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜・桜・桜・大阪娘がやって来た!!

2012-04-16 10:22:15 | 散策

 長い冬もようやく明け、首を長くして待った桜も開花。

桜、桜、桜に酔った一週間でした。

皆様も桜を堪能されたことと思いますが、今しばらく桜にお付き合いを

 

これは昨日我が家の2階から撮った、散り際の桜。

多摩川べりの桜はもう散りきっていますが、ここはまだまだ頑張っています。

横から撮影

我が家で、一番贅沢な季節 

窓を開けると、桜の花びらがひらひらと家の中に舞い込み、

うっかりすると口の中まで飛び込んできます。  雅な生活です。

 

 

 

金曜日大阪から亡き親友の娘っ子達が泊りに来ました。

木曜日仕事が終わってから新幹線で東京にきて、都心に住む私の娘息子と宴会、そして息子の家に泊まり、

金曜は我が家、土曜は叔母さんの家にお泊り。

3日間でディズニーランド、三鷹ジブリの森の美術館、そして森美術館のワンピース展と、東京ゴールデンコースを堪能予定。

さすが若者、私達には真似できない強行軍を楽しんでます。

パクパク良く食べるし、着物には興味持ってくれるし、・・・・・かわいいわ~ 、またおいでね 

 

 

話は前後しますが・・・

8日は高校の女子会。クラス11人の女子のうち7人が集まり、飲み会です。

この集まりは3、4か月に一度、夜新宿に集まっていますが、この時期だけは友人のお宅にお邪魔します。

玄関先に桜がドーンとあります!

赤羽駅の駅中で(60店舗もある!)お惣菜を調達し、ワインとビールで乾杯よ。

広い和室でいい気持になり、私は昼寝してしまいました。

 

 

そして9日はガン友達とランチをしてからぶらぶらと新宿御苑に。

桜満開の御苑は皆初めて。 どの木もしっかりと枝を張り、豪華絢爛。

 

          

若いカップルがこのアングルで写真を撮っていたので、私達も真似っこ。

韓国ドラマ(ほとんど見たことないけど)の主人公になった気分

 

そして11日は、6か月に一度になった病院の検診。見事クリアー

帰りに夫と浅草に行き、この時期解放されている 伝法院の庭園を見に行きました。

しだれ桜は散り終えて、雨模様だったので写真は無し。

小堀遠州作の回遊式庭園で、いつも柵の隙間から覘いていたけれど、一度ちゃんと見たいと思っていました。 

思ったより広く、手入れも行き届き、素晴らしい庭園です。

 

 そして12日はお待ちかね、ブログ友達と国立散策。

私は毎年2回ぐらいは国立の桜を見に行くけれど

こんなに空がスッキリと青く、満開の桜に出会ったのは本当に初めて。

ラッシーママさんの「桜が見たい」という一念が通じたのね。 そして3人の心がけも良かったのね

雨を心配してだんだんさんが和風ランチを予約。 

大通りから入った隠れ家的なお店で、美味しかったです。

 

皆さん明るい色を着て、心も桜色。

     

ラッシーママさんから写真を頂きました。写真上手ですね。

私は、カメラの電池がなく、こんな素晴らしい景色なのに一枚も撮れず・・・・くやしいわ~

あまりに悔しがったので、皆さんから笑われてしまいました。

今までずいぶん国立は歩いたつもりでしたが、良く知っている方の案内があるとまた新発見ありで、新鮮でした。

歩き疲れると 一橋大学のテラスで、公園で、お茶、お菓子・・・ご馳走様でした。

こんなに一日ゆっくりと国立を散策したのは久しぶり。

のどかで優雅な一日でした。

 ラッシーママさんだんだんさんが素晴らしい写真と文章を載せています。

詳しくはそちらをご覧くださいね。

 

桜狂いも先週でおしまい。

今週からは普通の日々が始まります。

皆さん悔いなく桜を楽しまれましたか?

 

 

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母退院♪3月4月のお芝居♪

2012-04-09 23:25:11 | 芝居

  すっかりご無沙汰で、皆様の所にもお邪魔できず、失礼しています。

母の病院に行き、延期できない予定はこなし(遊びが多いのですが・・・・)で、毎日忙しくしていました。

母は、やっと退院

退院の次の日施設に行くと、以前と同じく、車椅子にちょこんとすわり、穏やかにしていました。

退院初日の夕飯からスプーンを自分で持ち(右腕骨折なのに)、自分で食べる気満々だったそうです。

いつもながら回復の速さに驚かされます。

でも口数は少なくなっていたなぁ。声を出すのを忘れてしまったみたい

高齢者はこちらから一生懸命に話しかけないとダメですね。

いろいろ話しかけたけど返事は声にならず、最後に「帰るね」と言ったら

か細い声を絞り出し 「(次は)いつ来るの」 と聞いてきました。

なんともいじらしい内容でしたが、

声が出る!!大丈夫!!頭回転している!! まあ一安心です

 

土曜日、近所の公園の桜・・・・・大木です。

 

こちらは多摩川べりの桜。

            

 

 4月の芝居 

4月7日 新橋演舞場 4月花形歌舞伎 通し狂言「仮名手本忠臣蔵」

               出演 松緑、獅童、菊之助、染五郎、福助、亀治郎

 夫と見に行った。

  

通し狂言とは、話の筋が発端から結末までの一貫した長編ストーリーの歌舞伎をいう。

仮名手本忠臣蔵は ご存じ赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件を歌舞伎化したもので、

「歌舞伎三大義太夫狂言」の一つ。

話が長く、通常は一部の名場面を上演することが多いのだが、今回は若手俳優を中心の花形歌舞伎で

「仮名手本忠臣蔵」 を通しで上演するという。

全てを上演すると夜中までかかるそうなので、そこは適当にカットして・・・。

配役は 福助(おかる) 染五郎(由良之助)、松緑(師直、平右衛門) 亀治郎(勘平) 菊之助(判官)

獅童(若狭之助、定九郎)

 

これからの歌舞伎界を担う若手が大役に挑戦・・・どんな歌舞伎なのか期待でワクワク。

昼の部、夜の部、別の日に見ようかとも迷ったが、夫が絶対に同じ日がいいという。

昼の部、夜の部両方見るので、朝11時から夜の8時半まで10時間近く、新橋演舞場(とその近辺)にいた。

疲れたわ~

でも、一気に見ると、気分の盛り上がりと感動は並ではない

家に帰っても気分の高揚が続き、頭の中で、セリフと義太夫が鳴り響いていた。

ビールを飲んで気を静めて就寝。

 

感想です。

さすがに江戸の昔からの人気狂言だけあり、構成と内容が素晴らしい。

様式美あり、悲劇あり、世話物あり、踊りあり、笑える場面もあり、チャンバラがあり、とそれぞれの場面ごとに変化があり、飽きさせない。

 

なんと最初は人形まで登場する

最初に、裃を付けた口上人形が登場、配役を紹介し、これから始まる歌舞伎への期待感を盛り上げる。

最初の場面大序では、幕が開くと役者は人形身と言う形でじっとしており、義太夫で名前が紹介されると、

顔をあげて生き生きと生が宿っていく。様式美というか、皆人形のように美しい。

そして、松の間の刃傷の場。松緑の師直の何と憎々しい事!

判官は我慢を重ね、切りつける以外には逃げ道がない所まで追い込まれる。

歌舞伎では、感情をこれでもか!と言うぐらいに強調して表現するので、

刃傷の場も、こんなにいじめられるなら仕方ないと観客も妙に納得してしまう。

この場面を強調するのが歌舞伎の構成のすごい所で、

この後に続く仇討への流れに、どうなる事か好奇心を煽られ、、舞台と一体となって観客も盛り上がっていく。

様式美、忍耐、忠義、悔しさ、別れ、愛、純情、一途、裏切り、一致団結、討ち入り成功、

全ては書き切れないが、日本人の感情を揺さぶる全ての要素が仮名手本忠臣蔵には詰め込まれている。

 

細切れの場面の忠臣蔵を何回も見ているが、通しで見ると、すべての流れが繋がり、感動的だ。

通し狂言の醍醐味を十分に味わった。

かなり疲れたけれど、体力ある内に見に行けてよかった。

尾上松緑を見直した。憎々しげな師直、そして足軽身分なのに一途に討ち入り参加を願う

人の良い平右衛門との演じ分けが見事だった。

亀治郎の勘平は哀れさがあり、福助は色気があり、菊之助は高貴、染五郎はいつもながら姿が美しい。

若手の歌舞伎が大好きだ。

力あふれ、それぞれが切磋琢磨して好演している様子が素晴しい。

 

 3月のお芝居 

そしてこちらは母が入院前に行った、平成中村座の勘九郎襲名披露

だいぶ前になってしまいましたが・・・・・

こちらも勘九郎のファンなので、書きたい感想が山盛り、

でも、時間がたってしまったので、雑感を少々です。

 

東京スカイツリー。 平成中村座の幟越しのスカイツリーも楽しい。

 

       

3月21日 昼の部  ブログのお仲間shigekoさんが平成中村座に興味を持たれていたので、

              菊日和さんもお誘いして勘九郎襲名披露公演に出かけた。

              スカイツリーと中村座と歌舞伎と墨田川べり散策、そして長命寺の桜餅と、

              盛りだくさんに楽しんだ一日だった。

    演目は海老蔵、七之助の 「暫」 (しばらく)

    勘九郎、扇雀、七之助の 「一條大蔵譚」 (いちじょうおおくらものがたり)

        勘九郎、七之助兄弟を小さい頃から世話してきた、歌舞伎最長老91歳の小山三さんが

        登場すると皆拍手喝采。温かい拍手だった。

        勘九郎は、阿呆ときりりとした正気の大蔵卿を演じるが、この演じ分けがお見事!

        阿呆の大蔵卿を演じる勘九郎は、くだけた演技が父親の勘三郎にそっくりで、ビックリした。

        素晴しい歌舞伎役者に成長したものだと感嘆

    そして最後の演目は 「舞鶴雪月花」 の踊り。

          可憐な七之助の桜の舞にウットリ!

          桜の木の陰からちょこんと顔を出した最初の場面がとてもかわいく、魅力的だった。

          勘三郎の、雪だるま。 生き生きと踊り、最後はクニャクニャと日差しに溶けて行く様に

          皆大いに笑い、芸の巧みさに引き込まれた。

 

4月24日  娘が夜の部のチケットを取っていたが、行けなくなり、私が急遽行く事になった。

        感想省略。     小山三さんは出なかった。やはりお年なので無理は禁物なのね。

平成中村座内部。 左下のピンクの屏風の前はお大尽席。VIP待遇の席なので注目の的。

専任のお世話係が付き、帰りは 「お大尽様のお帰り~」 と言う声とともに人力車で駅まで送ってもらえる。

夢のお大尽気分を味わいたい方は是非この席に予約を!!(一人35000円)・・・・安い?高い?

        

夜の部に着て行った着物

 

3月31日 かっぽれ

 

友人がチケットを取ってくれた。二人で着物を着るのが楽しみだったのですが、あいにくの嵐。

洋服にしました。残念!!

本條秀太朗の端唄が、江戸情緒が目に浮かぶような趣があり、素晴らしかった。

神田陽子の講談も、話芸が楽しく、引き込まれた。

でも肝心の鈴乃家梅奴のかっぽれは腰の位置は高いし、片足で立つとグラグラするしイマイチ。

でも、普段生で触れる事のない日本の芸能、結構楽しみました。

 

日本の芸能に取りつかれた2ヶ月でした

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする