2月は4つ舞台を見に行った。
でも体力も資力もないし、家にいるのもそれなりに楽しいので、
これからは見るものを厳選し月1程度のペースにするつもり。
2月18日「笑の大学」 作・演出 三谷幸喜 PARUKO劇場にて
建て替え後のPARUKO劇場での観劇は初めて。
久しぶり過ぎて、高校時代から知っているはずの渋谷で迷ってしまった。
1996年初演、第2回読売演劇大賞受賞
4半世紀ぶりに蘇る三谷幸喜の傑作二人芝居。
1998年のアンコール上演後、映画化もされ人気の高い芝居だが、
一度も再演されていない。
三谷氏によると、この人だったらという役者が揃うまでは再演しないと決めていたそうだ。
お眼鏡にかなった二人は内野聖陽と 瀬戸康史(鎌倉殿の13人のトキューサ)。
時は戦時色濃厚な昭和15年。
警視庁検閲係の向坂睦男と劇団「笑いの大学」の座付き作家椿一。
非常時に断固喜劇は許さないという向坂と、何とか上演許可を貰いたい椿。
無理難題を要求する向坂に対し、何度も真面目に書き直しをする椿との1週間の攻防を描いた作品。
たった二人の攻防なのにいきなり話に引き込まれてしまう。
最初は軽いジョブの様な向坂家に迷い込んだカラスの話。
本編に関係ないと思いきや、この話もしっかり伏線として笑いをとり、
向坂氏の生真面目で厳格な性格にひずみを与えていく。
今まで一度も笑った事のないという向坂は喜劇と言うものがわからない。
故に、椿に向かいなぜこれが可笑しいのか?、なぜ人に笑いが必要なのか?
椿に問い詰めていく。そのたびに書き直しをする椿。
書き直し後の意外なストーリー展開に更にダメ出しをする向坂。めげない椿。
なぜか完璧な脚本が出来て行く。
息詰る展開に目が離せない。
そしてラストの思いがけないどんでん返しに胸が熱くなる。
これ以上はネタバレとなるので書きませんが、
内野さんの謹厳実直さが崩れていく面白さ、瀬戸君の意志の強さと愛嬌ある
芝居が、笑って笑ってそして哀しく・・・いいお芝居でした。
1998年のアンコール上演も見ているが、何度見てもドキドキする。
(鮮やかに覚えている舞台なのにもう25年も経っているとは!!)
コチラは1998年版のDVDのポスター。
西村雅彦の向坂が嫌な奴だったのを覚えている。
ロビーに舞台の模型が飾られていた。
渋谷パルコの屋上に続く階段。屋上は植栽がオシャレなデッキ風。
若者が集まりそう。
2月7日 友人に誘われて 八王子Jコムホールにて
楽しそうな催しなので行ってきた。
ブラスバンドは シエナ・ウィンド・オーケストラ。
友人によると一流のブラスバンドだそうだ。
ゲストはアニメ好きで有名な中川翔子さん。アニメを語ると止まらない感じ。
エヴァンゲリオンとかガンダムとかマジンガーゼットとか・・・曲はよくわからなかった。
銀河鉄道999は流石に盛り上がる。
アナと雪の女王や、久石譲のスタジオジブリ作品は楽しいね。
アンコール曲はスターウォーズのテーマ。
一度生オーケストラで聞いたことがあるけれど、
ブラスバンドも壮大な感じが素晴らしかった。
最近の着物
米沢紬。 15年ほど前ネットで仕立てまでお願いした。
リサイクルで買い、手入れした十日町紬。似合わないけれど、手放せない。
コロナ時、洋服を買わなくなったので、よそ行き着は着物にしてます。