今泊 <2>
北山グスク時代城へ登る道は
ハンタ道が主要道路であった
入口にエーガ(親川)があり
昔から枯れることなく
水が湧き出ている
飲み水、生活用水、水田として
利用されてきた湧水で
ムラにとって命の水である
昔から大切にされたエーガである
今では、拝所となり
カーウガミと言って多くの人が御願をしている
ハンタ道を登ると北山グスク城下の
ハンタ原、アタイ原に至る
一帯は今帰仁ムラ、親泊ムラ跡で
阿応理屋恵殿内
今帰仁ノロ殿内
共ノカネイノロ殿内
旧家、ムラの家々の跡があったことがわかる
現在では、トゥムヌハニ火神
アオリヤエノドゥチ火神
今帰仁ノロドゥチ火神の
祠があり拝所となっている
1609年薩摩軍の琉球侵攻によって
今帰仁ムラ、親泊ムラは、焼き払われて
そのため、麓に移動して出来たのが
現在の今泊シマである