人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

久高島 【2】

2016年09月01日 00時03分18秒 | 日記

 イザイホー <1>

イザイホーとは、十二年に一度

午年・旧暦11月15日から4日間行われる

儀式の観念はニライカナイから神を迎え

新しい神人を認めて資格を得るための儀式であるイザイホー

 

島で生まれ育った、三十歳から四十一歳までの女性が参加し儀式を受けて

ナンチュ(神人)に成り新しいセジ(霊力)を受け

島、家族の繁栄を願い特に男兄弟の守護神とする

沖縄の宗教である姉・妹(オナリ)神になる

 

この祭祀は尚真王(在位1477~1526年)の治世に以前からあった

祭祀を整備し沖縄の信仰と政治を一体化し祭政一致体制を制定し

階層化したノロ(神女)の頂点に聞得大君を置いて制度化した

 

その時からイザイホーの祭祀が始まったとされて

五百年以上続いたとされている

 

イザイホーの儀式祭祀は

日本の神道祭祀の原型が残っているとされている

学問上でも高いものとして民族学者の関心をよせ

1966年と1978年のイザイホーには

学者、マスコミ、多くの関係者が取材に訪れている

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