久米島のマキヨに古代から神人、根神(神女)が存在し
神事、祭祀が行われていたが
尚真王(1477~1526年)治世に神職改革が行われた
久米島も例外ではなかった
神職が組織化され
10人のノロ(神女)と根神・掟神その他の神人が各地に置かれた
その上に高級神女と言われる三十三君の一人君南風(チンペー)が任命された
ノロは集落の祭祀に関わり、君南風は久米島の大きな神事の時
10人のノロを招集し、主に君南風殿内や祭祀に関わる御嶽、祭場で執り行う
これは君南風を中心とする祭祀となる
久米島には御嶽、拝所には
火の神・海の神・森の神・井の神・雨の神など祀られ
御嶽・拝所には神が依り憑く「イベ」と言う石碑が置かれている
久米島は特に火の神が多いのが特徴
火の神は太陽を示し天上の、オボツ・カグラの太陽神を最高神とし
また、沖縄信仰において海を神聖視し
海の東方にある異界ニライカナイの
アガリカタウフヌシ(東方大主)も最高神と崇めている
久米島においても基本的には
沖縄の宗教神観念は同じである!!!