ユタとは、主に死霊(祖霊)などの憑依を受け
トランス(入神状態)に入り託宣を語る者を
「ユタ」と呼ばれた
ノロ(神女)は公的祭祀・神事を行うが
ユタは個人、家族、、地域や私的な
御願事や運勢・病気などの指針的信仰に関与している
ユタに成る者は必ず
カミダーリィと呼ばれる原因不明の病気が伴う体験をする
そのためカミダーリィと成った者は悩み苦しんだ末
ユタに判断を求め、ユタになる指針の指導を受け
ユタに成る事を決心する
ユタの語源はユンタク(おしゃべり)
または神がかりのとき、体がユタめく(揺れる)事から
名が付いたと言われている
ユタと言う職者の成立は
ノロなどの神人から分化したと言う説を
伊波普猷は唱えている