門中はもともと
王府に仕える士族の同じ始祖を持った
血縁一門を表す言葉であったが
王府から地方に遣わされた士族役人よって
その土地で平民にも伝わり
門中を作り始めたとされている
士族門中と平民門中の違いは
系図の有無である
士族門中家譜は始祖から
代々途切れる事なく
厳格に男系血筋の系図が記述された
家譜がある
平民門中は最初の頃
系図は持たなかったとされている
門中制度は
北部にはなく南部の集落に門中が多い
南部には王府に仕える士族の領地が多く
地方官として赴任していた
そのため南部の平民に伝わり
現在まで残ったとされている
南部の平民門中は
門中を強く意識し
先祖の共同祭祀・神事は
一門そろって現在でも盛大に行われている