人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

ハクソー・リッジ【2】

2021年09月15日 00時11分29秒 | 日記

  戦時中日本軍陣地のある浦添城跡の城域を

日本軍から前田高地と呼ばれ

 

米軍からはハクソー・リッジ

ハクソー(のこぎり) リッジ(崖)のこぎりのような崖

 

130メートル以上の断崖絶壁が のこぎりのように

険しい崖に最大の苦戦を強いられた

米軍はハクソー・リッジと呼んだ

 

1945年4月26日侵攻して来た米軍は

この急峻な崖にカーゴネット(縄梯子)を掛けて登り

 

150人ほどが登った頂上で

それまで沈黙(作戦)していた日本軍は

機関銃などで激しい攻撃を仕掛けた

 

たまらず米兵は撤退し崖下に下ったが

自力で動けない負傷兵は取り残された

 

激しい攻撃の続く中 デズモンドは丘の上に止まり

負傷兵を 一人また一人をロープで吊るし崖下に

 

四時間に渡って繰り返し あと一人もう一人助けて下さいと

神に祈りながら 続けて75人以上の負傷兵を救出した

(日本兵の負傷兵も)

 

この戦いでデズモンドは足と左腕に銃弾を受け

重傷を負いグアムの陸軍病院に搬送され 

 

五年半入院 入院中 悪夢を見続ける

心的外傷後ストレス障害(PTSD)フラッシュバックが

起きる症状に苦しむ(後に克服する)

 

デイモンド・トーマス・ドスは

キリスト教の一派セブンスデーアドベンチスト教会の

敬虔な信徒であった

 

聖書の中に「汝殺すなかれ」の教えを守るため

人を殺傷する銃器の訓練を否定し

 

武器を携帯せず

戦争に従軍したのである

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする