今泊 <4>
今帰仁阿応理屋恵とは
琉球王国の神事
祭祀を執り行う神職、神女である
聞得大君を頂点に
その下に高級神女三十三君おりその一人が
今帰仁阿応理屋恵である
今帰仁阿応理屋恵は
山原(北部)地方のムラやシマの祭祀を管轄する
ノロ、神人を統括、年中の神事祭司を執り行う
阿応理屋恵になるには
特別な霊力は直接的な関係はなく
今帰仁按司(城主)あるいは
阿応理屋恵の娘、孫が継承していた
また、他家から嫁いで
阿応理屋恵職を受け継いでいる
五世克此、六世縄祖、七世従宣今帰仁管守の
正室が阿応理屋恵となっている
阿応理屋恵職は今で言う
国家公務員である
給与、土地、穀物などが与えられる
1899年 火の神、社殿:2間方、境界:116坪
社禄13石6升、孫ヨリ31戸
1910年 社禄 給与額250円(証券)
11円28銭(現金)などの記録がある
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