今泊 <5>
今帰仁ノロは
旧今帰仁シマ、志慶真シマ、親泊シマの神事
北山グスク内や、周辺の拝所、御嶽などの
祭祀を執り行ったノロである
今帰仁ノロは
1609年の薩摩軍侵攻によって麓の海岸沿いに
集落ごと移住してきた
その頃から存在していたとしたら
単純に400年前から続いている今帰仁ノロになる
今帰仁ノロ殿内には
仲尾次家の位牌と
ノロの位牌と別々にあり、ノロの位牌は上段
下段とあり上段に八枚あるが判読できない
下段に1代~六代のノロの名前が記されている
七代、八代、九代のノロと続いてきたが
代理ノロのためこの位牌には記されていないと云う
今帰仁ノロは仲尾次家から出て
代々継承され続けて
現在に至っているが代理ノロは
仲尾次家の位牌に記されている
また、ノロ墓に20基の厨子甕があると言う
ノロ墓には本ノロのみが葬られ
代理ノロは、ノロ墓に葬られることなく
仲尾次家の墓に入っている
今帰仁ノロは現在も代理ノロが
祭祀を執り行っている
今帰仁ノロは今で言う
地方公務員である
作得表高 米3石8合9勺8丈
雑穀物 3石4斗1升4合5勺5丈
社禄の給与額(1910年)200円(証券)
12円80銭(現金)などの記録がある
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