氏子
氏子と氏神という関係は
生家の氏神や地元にある神社にて
氏子入りすることにより生じる
お宮参りが産土神という
生まれた土地の神に対して行われる様に
多くの場合において、産土神を氏神することが多い
お宮参りと氏子入りの儀式は必ずしも同一ではないが
前途の通り、氏神と産土神の区別がなくなって以降
お宮参りが氏子入りを意味する場合が多くなった
よって、お宮参りにおいて
氏子である証明の氏子札を授与されることが一般化している
一方で代々に渡って氏神を
崇敬したり祭事したりする家系でない者は
お宮参りをただ慣例的に行っている場合が多く
氏子の意識や自覚を持たない場合も多い
また、婚入りや嫁入りによって
改めて婚家の氏神に氏子入りの儀式をする場合も多い
最近では、祭事に従事する人口も高齢化し
祭事に加わる氏子も減っているためか
氏子の務めである神事
祭事と崇敬への取り組みも形式的なっているが
神棚に神霊や氏子守を納め
家の中でお供えするに留めることも多い