中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

上海 地下鉄16号線で滴水湖へ

2020-07-16 14:15:47 | <上海>生活

上海の地下鉄16号線は、龍陽路から滴水湖までを結ぶ、全長59kmの路線です。

2013年に部分開通後、2014年末に龍陽路まで繋がりました。

 

 

この路線には、地下鉄には珍しい直達車(ノンストップ直通)や大駅車(快速列車)があります。

地下鉄ですが、ほとんどの区間は地上(高架)を走るのと、座席は横長ベンチシートではなく、

ボックス席タイプなのでちょっとした旅行気分が味わえます。

 

 

各駅停車だと龙阳路から終点の滴水湖まで約1時間。

そんなに素晴らしい景観があるわけではありませんが、

ずっと地下より浦東郊外の景色を眺めながら移動するするほうが時間も短く感じます。

 

 

休日の日中は空いていますが、平日の通勤時間帯はかなり混雑するようです。

いくら上海の給料が高いと言っても地方から出てきて上海に就職した若者には、

家賃の高い市街地に部屋を借りることはできません。

このため、郊外から市街地に向かう地下鉄の混雑ぶりは結構すごいです。

 

 

龍陽路は複数路線が交差する地下鉄の主要駅ではありますが、

もう上海市街地の東の外れに近い場所なので、出発するとすぐに田園風景に変わります。

 

 

龍陽路から2つ目の罗山路駅は地下鉄11号線と連絡しています。

上海ディズニーランドに行くにはここで乗り換えます。

沿線の観光地は、上海自然動物園や新場古鎮などがあります。

 

 

滴水湖駅は上海市の最も南東に位置する地下鉄駅です。

海や湖を意識した青色の装飾が多く使われています。

 

 

駅を出るとなにやら何か子供向けのイベントをやっているようで、

若い人や子供連れの方々の姿がちらほらと。

 

 

地上に出るとすぐ目の前に滴水湖が広がります。

滴水湖は2003年にできた人工の湖で、いかにも人造湖らしいきれいな円形が特徴です。

直径は2.5km、貯水量は約1620万立方mだそうです。

こんな所誰も来ないと思っていましたが、想像していたよりは人がいました。

 

 

浦東空港に着陸する際、南側から進入するコースの場合は、

上空からこの円形の湖が見えるはずです。

初めて上海に来た時からこの湖は何なのだろうとずっと気になっていました。

 

 

観光船が停泊していましたが運行しているような気配はありません。

湖岸には中国航空博物館もあります。(行きませんでしたが)

 

 

中国で今いろいろと訳ありで流行っているというか、政策で推奨されている屋台が並んでいます。

蘇州でも同じなのですが、ワクワクしたり、ちょっと覗いてみたいと思ったりする屋台はありません。

本当に商売する気あるのかなみたいなものがほとんど。。

 

 

分かってはいたことですが、残念ながら湖畔から見ても円形には見えません。

レンタル自転車があるようなので、一周してみれば実感できるかもです。

残念ながらこの日は雨模様で、駅周辺だけを散歩して帰りました。

また、天気の良くて何もすることがない日にでも行ってみる。。かもしれません。

 

 

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上海 無料の公園巡り 魯迅公園

2020-06-18 00:06:18 | <上海>生活

虹口区にある魯迅公園が最初にできたのは清代、古くからある公園です。

元々はイギリスの園芸家によって設計された西洋式庭園だったそうです。

 

 

日本でも有名な小説家、魯迅の名がつけられた公園は、

もともとの名前は虹口公園でしたが、園内に魯迅紀念館などが建設され、

1988年に今の魯迅公園という名前になりました。

 

 

大きな池の周りが遊歩道になっています。

一周するのに必要な時間はだいたい1時間ぐらいでしょうか。

 

 

最寄り駅は、地下鉄3号線、8号線の虹口足球場駅です。

大きなサッカースタジアム(足球場)のある駅です。

 

 

サッカースタジアム周辺と公園内には桜の木が植えられているので、

春に行くとちょっとしたお花見気分も味わえます。

 

 

文化的な場所であることをアピールしているようで、

広場にはゲーテやユーゴー(たぶん)など著名な文化人の銅像が並んでいます。

 

 

こういう文化的な雰囲気も良いのですが、

この公園の良さは地元の人達が思い思いの活動を楽しんでいること。

中国を紹介する日本のテレビ番組に出てきそうな雰囲気の公園です。

 

 

ダンスを楽しむ人たち、楽器を奏でるグループや、

こういうのは何と言うのでしょう、水で地面に文字を書いたり。

みなさんものすごい達筆です。

 

 

池の畔の茶店ではお年寄り達がお茶を飲みながら雑談に花を咲かせています。

別の場所にあるレストランも結構混んでいます。

 

 

魯迅紀念館の外観は、魯迅の生まれた紹興でよく見られる白壁の建物を模して造られています。

紀念館の文字は周恩来によって書かれたものだそうです。

 

 

入館は無料です。

魯迅に関する様々な資料、文献などの展示のほかに、

写真や映像、等身大の人形などを使って、業績や交友関係も紹介されています。

 

 

生前の魯迅もこの公園を散策していたのでしょう。

没後20周年に埋葬されていた万国公墓から公園内にお墓が移されました。

墓の前には椅子に座った銅像があります。

 

 

ベンチがたくさんあるので、暑い日には木陰で寒い日には陽だまりで、

のんびりと過ごすことも、お弁当を広げるのこともできる公園です。

 

 

この公園、上海のお気に入りの場所のひとつになりました。

周囲はかつての租界地域で、日本人も含め多くの外国人が暮らした場所です。

近代建築物が残っている通りもありそうなので、次は散歩とセットで行ってみようと思います。

 

 

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上海 無料の公園巡り 嘉定紫藤園

2020-05-21 00:05:21 | <上海>生活

今はもう時期がちょっと過ぎてしまったのですが、

藤の花が見頃の先月、嘉定区にある嘉定紫藤園へ行ってきました。

 

 

もう普段通りの生活に戻ってきているとはいえ、

やっぱり人の多い繁華街や屋内商業施設には出向く気にはなれず。。

 

 

上海でちょっと時間のある時には公園巡りを楽しんでいます。

嘉定紫藤園は、上海ではそれなりに名が知られているようです。

 

 

入園料は無料なのですが、私が行った時にはまだ予約制で入園時刻を指定する必要がありました。

(外国人はネット予約ができず、電話予約でした)

 

 

紫や白、花の多い房や細くて風にたなびいているものなど、

面積はそう大きくないのですがずらっと藤棚が並んでいて見事です。

 

 

嘉定紫藤園は、上海嘉定区と日本の岡山県和気町の友好都市提携を記念して造られました。

藤は20種類、100株以上あり、そのほとんどが和気町から寄贈されたそうです。

 

 

地下鉄の最寄駅は11号線の嘉定西駅です。

上海ディズニーランドとは反対方向のほぼ終点になります。

 

 

ただし地下鉄駅からちょっと遠いので、嘉定西駅から公共バスかタクシーに乗ります。

バスを利用する場合は、嘉定11路で8個目のバス停、博楽路金沙路下車です。

 

 

通常状態ならきっとベンチに座ることもできないぐらいの人なのかもしれませんが、

今年はコロナ騒動のおかげで予約制になったため、

座っておにぎりを食べながら藤の花を楽しむことだってできました。

 

 

綺麗なお嬢さんのたちの踊りの披露も。

後になってネットのニュースを検索してみると、

ちょうどこの日、中国の新聞、新華社も取材きていたようで、

藤の花や踊りの写真も掲載されていました。

 

 

この公園、藤が咲いていないと見所のない小さな公園になってしまうので、

今年はきっともう行くことはない。。と思いますが、すぐ近くには大きな匯龍潭公園があったり、

同じ嘉定区内には上海サーキットもあります。

 

 

2年ほど前には、仕事で何度も嘉定には行っていたのですが、

こんな日本との関わりが深い公園があるなんて全く知りませんでした。

 

 

上海は大都市ですが、歴史の浅い街なので、

蘇州のように世界遺産になるような観光地はありません。(なかったはず)

知り合いの中国人に言わせると、上海という名前からして歴史の無さを物語っていると。。

でも街のあちらこちらに無料のいい感じの公園がまだまだありそうです。

 

 

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上海 お散歩 老埠頭周辺

2020-03-26 00:03:26 | <上海>生活

外灘の南にある老埠頭は、清代末期から中華民国時代に栄えた上海で最も古い港の一つです。

その頃は十六舗と呼ばれており大きな船着き場や市場で賑わっていたそうです。

 

 

以前はこの辺りにも上海特有の石庫門と呼ばれる建物が並んでいました。

同様に石庫門の建物が多く残る新天地のような観光地を目指して再開発が行われたようです。

 

 

広場にある噴水の周りには、

ちょっとお洒落な感じのレストランや商業施設などが並んでいます。

日本料理屋さんもありました。

 

 

まだ新型コロナの影響で営業している店も少なかったせいもあるかと思いますが、

ちょっとイマイチ感のあるような場所。。二番煎じだからでしょうか。

 

 

地下鉄の最寄駅は地下鉄9号線の小南門駅です。

小南門駅の周辺はかつての上海中心部、まだ下町の雰囲気が残っている場所です。

良く言えば昔懐かしい感じの、悪く言えば中心部にまだこんな小汚い場所がみたいな。。

 

 

今は大規模な再開発が進んでおり、大きな商業ビル群の建設が進んでいます。

この辺りの建物もまもなく取り壊されるのでしょう。

 

 

老埠頭の周りももう少し古い建物を残すかうまく再現すれば、

もっと観光地らしくなったかも。

 

 

気分を変えて黄浦江沿いの遊歩道に出てみると、

浦西側も浦東側も人出が元に戻りつつあるのが実感できます。

 

 

先週ぐらいから観光船の一部は運行を始めています。

この辺りの大きな船ももうすぐ動き始めるか、すでに再開しているかもしれません。

 

 

渡船(水上バス)に乗って対岸へ渡ることにしました。

老埠頭の近くには2ヵ所渡船乗り場がありそれぞれ行先が異なります。

 

 

船の往来が多い場所なので、川を横切る渡船は船が通り過ぎるのを待つこともあります。

それでも船旅の時間は5分ほど、両岸の景色を眺めているとすぐに浦東側に到着です。

 

 

浦東側から外灘の建物の向こうに沈む夕日を眺めて本日のお散歩は終了。

上海ではコロナ肺炎の新規患者は海外からの輸入症例のみになっています。

とは言え、いきなり遠くへ出かけるのもちょっと。。

というわけで、まだまだマスク着用で近場への散歩がてらのお出かけです。

 

 

先日、長春市政府から長春日本商工会を通してマスクの差し入れがありました。

単なる外国企業への支援だけではなく、中国が新型コロナで大変だった時に、

日本から支援物資を提供したお返しの意味もあると思います。

長春市政府と日本の皆様に感謝しつつ、ありがたく頂戴しました。

 

 

いつ急に対応が変わるか分かりませんが、上海市に滞在する場合、

3月23日から症状や濃厚接触がなく入国時の検査で陰性だった日本からの渡航者は、

隔離措置がなくなりました。22日に入国された方は残念。。

ただし、隔離しないと通達したのは上海市だけで他の省では隔離です。

また上海でもマンションごとに個別管理があるので絶対に隔離されない保証はありません。

 

 

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上海 濱江大道の黄浦江河川敷公園

2020-02-27 00:02:27 | <上海>生活

基本的には外に出ない生活がもう1ヶ月近く続いています。

さすがに籠りきりだと気も滅入るのでちょこっと散歩に出たりしています。

 

 

以前から時折散歩に出かける濱江大道の黄浦江河川敷公園。

黄浦江沿いに遊歩道や自転車用の道路もある綺麗な公園です。

 

 

普段なら夕涼みに来る人や散歩、ジョギングをする人で賑わいます。

野外トレーニングジムのような感じの集団もいたりします。

 

 

また、夜になると魚釣りや蟹釣りをしている人達も見かけます。

上海蟹は生命力が強いので、こんな場所でも結構釣れるようですが、

私にはここで採れた蟹を食べる勇気はありません。

 

 

今はすっかり外に出る人が減っていますが、

最近、天気の良い日には外へ出てくる人が徐々に増えています。

 

 

さすがにまだ観光客はほとんどいませんので、

大半は地元の人達だと思います。

 

 

対岸の国際旅客ターミナルから日本などに向かうフェリーが出ているのですが、

運休しているのでしょうか、姿はありません。

 

 

蘇州の観光地は既に再開しているところも出ていますが、

東方明珠や周辺の観光施設はまだ営業していません。

休日だと観光客が多い通りも人影はありません。

 

 

夜の散歩はライトアップがとてもきれいです。

東の方向には楊浦大橋が見えます。

 

 

陸家嘴まで行けば、対岸の外灘の景色も楽しむことができます。

 

 

何ヵ所か観光船の乗り場や渡船の乗り場やがあります。

渡船の対岸までの運賃は2元で交通カードも使用できます。

電動自転車で通勤する人達で朝夕は混雑します。

来月からはこの光景も復活するのではと思います。

 

 

徐々に企業活動は再開しているようですが、

先週末時点ではまだまだといった感じで、残宅勤務を継続している企業も多いです。

オフィスビルやデパートでは入り口で検温を行っています。

 

 

飲食店などの営業も再開しつつありますがこちらもまだまだ。

このまま感染者の増加がなければ来週から企業活動再開が本格化します。

毎日タクシーで出かけるような金持ちではないので、

仕事には地下鉄を利用することも多くなりますが、どんな感じなることやら。

また、お昼ご飯をどうするのか。。が重要な課題です。

 

蘇州市では、日本や韓国から到着した人(外国人含む)は、

蘇州市に到着後、小区に登録し14日間の自宅待機をするようにとの通知が出ています。

江蘇省、浙江省では同様の通知が出ている都市があると領事館からのメールにありました。

2月26日時点、上海市にはまだこのような通知は出ていないようですが、

事業再開で中国へ渡航される予定のある方は、今後の動向に十分ご注意を。

 

 

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