沙溪古鎮は1300年以上の歴史を持つ江南の水郷です。
太倉は昆山の北の(長江に近い)方にあります。
上海や蘇州のどちらからも直線距離で50kmぐらいの場所です。
古鎮には明代や清代の建物や橋が残っています。
上海や蘇州から行くには長距離バスで太倉汽車客運駅まで行き、
公共バスに乗り換えるのが一般的かと思います。
公共バスの204路、205路、401路で沙溪汽車(沙溪車)バス停下車です。
気合で地下鉄と公共バスを乗り継いで行くことも可能ではありますが。。
古鎮に入るのは有料だと聞いていたのですが無料開放されていました。
チケット売り場は残っていますが誰もいません。
沙溪古鎮の特徴、見所は、”一河二街三橋一島”だそうです。
利済橋、庵橋、義興橋や、橄欖島や水路に架かる古い橋がいくつかあります。
通りから延びる細い路地の先にある橋。
昔は村の出入り口だったのでしょうか。
観光地らしく、通りの両側には土産物や食事の店、
写真屋さんなどが並んでいます。
自分の家を有料で見学させる商売がありました。
このパターンは初めて見ました。
値段は1元。ちょっとしたお小遣い稼ぎのようです。
白雲中路を挟んで西側と東側に古い町並みと通りがあるのですが、
ちょっと雰囲気が違います。
元々は西側が住宅地、東側が商店街だったのかなぁ
などと勝手に想像。。
観光地化されて、古そうに見える新しい建物も混在しているし、
本当のことは全く分かりません。
まぁ、何となくそう感じたというだけです。
西側では子供が水路で水遊びしていました。
昔は水も綺麗だったのでしょうが、よくまぁこんな汚いところで。。
休日でも観光客はそう多くないです。
人の少ない山塘街のような雰囲気と言った感じでしょうか。
ただし、交通の便が悪いので車で来る人が多いのと、
駐車場が小さくて車を止める場所が少ないので、
車で行くとちょっと離れた場所に路駐することになるかもしれません。
(路駐といっても監視員がいて有料の場所は問題ないです)
周荘や同里などとは比べ物にならないぐらいの小さな古鎮ですが、
人混みの中に出かけたくないとか、ゆっくり散策したいとか思うなら
ちょっと出かけてみてもいい場所かもしれません。
蘇州から太倉まで長距離バスの所要時間は1時間ほどです。