紫金庵は太湖の東山鎮にある仏教寺院です。
1400年以上の歴史を持つお寺です。
最初に建立されたのは唐代で、清代など幾度か修復され現在に至っているようです。
本堂の正面には優しいお顔をした仏像が並んでいます。
側面にある十六羅漢像は、南宋時代の名匠、雷潮夫妻の作品だそうです。
2006年に国の重要文化財に指定されています。
蘇州市内から公共交通で東山に行くのは未だに結構不便で、バスの乗り継ぎが必要です。
蘇州駅からなら、502路大駅車(普通の502路は途中たくさん停まります)で、
東山人民医院西まで行って627路に乗り換えて紫金庵下車です。
お寺には羅漢殿、聴松堂、浄因堂などの建物と中庭があります。
小さな山寺という感じですが、寺の周囲にも庭を造ってあります。
おそらく観光のために最近整備されたものなんでしょう。
こちらの鐘も新しく建立されたものかと思います。
自由に突いても大丈夫。山麓に鐘の音が響きます。
東山はみかんの産地です。
お寺の周りは全部みかん山で和歌山か愛媛に来たみたい。
庭はきっとみかん畑の中に造ったに違いないです。
どこを見てもみかんの木。鈴なりです。
ちょっと頂いてみました(いいのか。。)
売り物用ではないのですっぱい。
庭の奥に麺などが食べられそうな食堂もありました。
椎茸や揚げを乗せたお寺の麺を食べるのは結構好き。
でも残念ながら行った時間が遅かったのでもう閉まってました。
寺の境内には大きな銀杏の木が何本かあります。
紅葉の見頃に来るともっと綺麗だと思います。
観光客で賑わうような感じの場所ではありません。
良い所なんですが田舎なのでタクシーはまず捕まりません。
たぶんアプリを使って呼んでもなかなか来ないと思いますので、
公共交通を使うなら627路のバスがあるうちに帰る方がよいでしょう。