沙家浜は陽澄湖の北側にある湿地公園です。
共産党が思想教育のために作った真面目な施設のある風景区です。
湿地公園としては華東地域で最大規模だそうです。
交通の便が悪い所にあるので車がないと行くのに時間がかかります。
蘇州から沙家浜への行き方をネットで調べてみると、
蘇州北バスターミナルから長距離バスで常熟汽車南駅(招商城)まで行って、
常熟5路のバスに乗り換え、沙家浜景区下車で行くのがよさそうです。
少し遠回りになりますが、常熟汽車客運北駅行の長距離バスでも常熟5路に乗り換えできます。
景区入り口のすぐ近くにあるのが、沙家浜革命歴史記念館。
いわゆる抗日で活躍した人達を紹介しています。
ここまでは無料で入れます。
念のために一応書きますが、あくまでも抗日であって、反日ではありません。
娯楽というかコメディ的な反日ドラマのテーマパークでもありません。
まぁ、見てもつまらないし、よく分からない。。かな。
公園の中に入ると水辺に沿って遊歩道が続いています。
水辺の道は木陰も多いので、暑い日に歩くのも大丈夫な感じです。
葦の中を進む小舟に乗ることもできます。(別料金です)
釣り堀でみなさん何を一生懸命釣っているかと思えばカニ釣りでした。
ちょうど行ったのが一月ほど前、上海蟹のシーズンに入ったばかりのころです。
上海蟹の雌は10月、雄は11月が美味しいと言われてます。
芦蕩劇場では、不定期ですが京劇の沙家浜が見られるようです。
杭の上でバランスをとって遊んでいる子供たちがとても可愛らしくて、
思わず写真の中にいれてしまいました。
京劇は中国の代表的な伝統演劇のひとつで、いわゆる歌劇です。
清代に北京で発展したことからその名が付けられています。
抗日劇の代表的な演目に沙家浜があります。
また、テレビの抗日ドラマの題材にもなっていて、
撮影はこの横涇老街で行われたそうです。
白酒の造り酒屋さんなんかもあって試飲できます。
白酒はあまり好きじゃないので飲まないけど。。
思想教育施設とか抗日なんて聞くと、どうだかなぁ何て思われるかもしれませんが、
これらをスルーしても、葦の湿地などの自然、遊覧船や小舟、
昔の街並みを再現した通りなど、いろいろと楽しめる公園だと思います。