今年の春節も例年通り蘇州で過ごすことにしました。
春節の大晦日は、蘇州園区の唯亭鎮へ出かけてきました。
唯亭はもともと蘇州郊外の農村で、昔は田園風景しかないような場所でしたが、
今は開発が進みほとんど田畑を見ることはできなくなりました。
まもなく地下鉄も開通する予定で、今後は都市化が間違いなく進むはずです。
それでも今はまだまだ田舎風情の残る場所で、
園区や新区の街中ではもうあまり見ることができない光景が楽しめます。
この周辺は、唯亭で一番賑やかな場所。
日本のお正月と同様に、春節に帰省する家族や遊びに来るお客さんのために
みなさん買い出しにでかけます。
普段と売っているものはさほど変わりません。
わざわざ大晦日に買わなくていいようなものがほとんど。
どこかで見たことのあるようなロゴや模様が入ったものなんかも。
この道、片側2車線ずつあるそれなりに広い通りですが、
車道にはみ出すように露店が出ているので車はもう大渋滞。。
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんは、スマホでポチっと買い物しないので、
買い物客はお年寄りが多いです。
これがさらに渋滞を生む要因でもあるかと。
果物類は来客には欠かせません。
奥に見える竹みたいなのは大きなサトウキビ。
春節らしいものと言えば、門や扉、窓などに貼る”福”
普段あまり見かけないレーズンと胡桃を売ってるおじさん。
スマホを向けるとなぜかノリノリで踊ってくれます。
買わなかったけど。。
都市部では爆竹や花火は禁止されている所が多く、
蘇州市内もほぼ全域で規制されていたと思います。
もちろん禁止区域内で花火を売ることもできませんが。。こそっと売ってます。
取り締まりが来たらダッシュで逃げられるような体制です。
お年寄りが孫を連れて買い物に来るので、
子供達をターゲットにした露店も出ています。
今年は上海駅から高鉄に乗って蘇州へ移動しました。
南京行など近距離の高鉄待合室でも春節期間は人が入りきれない状態になります。
春節の大晦日のことを中国語では、除夕や大年(大年三十)と言います。
春節の終わりは旧暦の1月15日、元宵節です。
この日を過ぎるとすべてが通常状態に戻ります。