朱家角は上海近郊で最も有名な水郷古鎮です。
上海にお住まいなら行ったことのある方がほとんどではないでしょうか。
朱家角の歴史は古く、蘇州近郊の水郷古鎮と同様に宋代、明代にさかのぼります。
以前は交通の便が悪く、郊外バスに乗るかタクシーで行く場所でしたが、
今は地下鉄17号線が開通し、上海市内からだと地下鉄だけで行けるようになりました。
地下鉄の最寄駅も朱家角駅なので中国語が話せなくても大丈夫。
地下鉄駅から水郷古鎮まで、所々に案内表示が出ているので安心です。
水郷古鎮の散策だけなら入園料などは不要です。
博物館や庭園などの有料施設や観光船に乗らないなら無料で楽しむことができますので、
とりあえず様子を見てから買う買わないを決めてよいかと思います。
明、清代の建物が残る街並みを楽しみながらのんびり散策、
と言いたいところですが、とにかく人がいっぱいで。。
水郷らしい景色が味わえる西井街は川の両側に少し広い道になっているので、
場所さえ選べば落ち着いて写真を撮ったりすることができます。
そもそも上海の中心部は近代以降の街で、昔栄えていた場所は上海郊外、
朱家角のような今ではちょっと田舎の観光地みたいな所です。
朱家角で最も大きい橋が漕港河に架かる放生橋です。
明代に造られた全長70.8m、高さは7.4mの5つ穴の石橋は上海地区で最大、最長とのこと。
この橋の上から生きた魚を放すと徳を得ることができるそうです。
古鎮の中にある大きな寺院、圓津禅院が建立されたのは元代で娘娘庙とも呼ばれます。
現在の姿は1995~2000年に修復されたもののようです。
圓津禅院の周囲は意外と人が少ないので、この辺りで一息入れるのもよいかと思います。
有名な放生橋の他にも36基の石橋が残っています。
橋の上から見る夕暮れの水郷古鎮の風景はとても綺麗です。
朱家角には古い建物を改装したちょっとお洒落なカフェやレストランや、
若い人向けに新しく造られたエリアがあったりと、
お年寄りから若い人まで楽しめるようになっています。
東湖街や北大街、東大街など、土産物屋やレストランが並ぶ路地は観光客で溢れているので、
のんびり散策は諦めて、人の流れに身を任せながら食べ歩きをしてみることにしてみました。
食べ歩き編に続きます。(大したものは食べてませんけど。。)