今はもう時期がちょっと過ぎてしまったのですが、
藤の花が見頃の先月、嘉定区にある嘉定紫藤園へ行ってきました。
もう普段通りの生活に戻ってきているとはいえ、
やっぱり人の多い繁華街や屋内商業施設には出向く気にはなれず。。
上海でちょっと時間のある時には公園巡りを楽しんでいます。
嘉定紫藤園は、上海ではそれなりに名が知られているようです。
入園料は無料なのですが、私が行った時にはまだ予約制で入園時刻を指定する必要がありました。
(外国人はネット予約ができず、電話予約でした)
紫や白、花の多い房や細くて風にたなびいているものなど、
面積はそう大きくないのですがずらっと藤棚が並んでいて見事です。
嘉定紫藤園は、上海嘉定区と日本の岡山県和気町の友好都市提携を記念して造られました。
藤は20種類、100株以上あり、そのほとんどが和気町から寄贈されたそうです。
地下鉄の最寄駅は11号線の嘉定西駅です。
上海ディズニーランドとは反対方向のほぼ終点になります。
ただし地下鉄駅からちょっと遠いので、嘉定西駅から公共バスかタクシーに乗ります。
バスを利用する場合は、嘉定11路で8個目のバス停、博楽路金沙路下車です。
通常状態ならきっとベンチに座ることもできないぐらいの人なのかもしれませんが、
今年はコロナ騒動のおかげで予約制になったため、
座っておにぎりを食べながら藤の花を楽しむことだってできました。
綺麗なお嬢さんのたちの踊りの披露も。
後になってネットのニュースを検索してみると、
ちょうどこの日、中国の新聞、新華社も取材きていたようで、
藤の花や踊りの写真も掲載されていました。
この公園、藤が咲いていないと見所のない小さな公園になってしまうので、
今年はきっともう行くことはない。。と思いますが、すぐ近くには大きな匯龍潭公園があったり、
同じ嘉定区内には上海サーキットもあります。
2年ほど前には、仕事で何度も嘉定には行っていたのですが、
こんな日本との関わりが深い公園があるなんて全く知りませんでした。
上海は大都市ですが、歴史の浅い街なので、
蘇州のように世界遺産になるような観光地はありません。(なかったはず)
知り合いの中国人に言わせると、上海という名前からして歴史の無さを物語っていると。。
でも街のあちらこちらに無料のいい感じの公園がまだまだありそうです。