仕事が忙しかったり新型コロナの影響があったりとなかなか戻れず、
戻ってもどこにも出かけることができなかった蘇州。
少し見ない間にいろいろなものが変わっています。
蘇州の観光地、平江路や双塔の近くにある双塔野菜市場がリニューアルして、
ちょっとした観光スポットになっている聞き、散歩がてらに覗いてみました。
市場の外側だけ見ても、もう昔とはずいぶん違います。
川べりには夜になると屋台も出るようで、
市場の存在が半分は地元の人のため、もう半分は観光客目当ての感じになっています。
数年前までは双塔のある定彗寺巷や野菜市場のある石匠弄に、
観光客を見ることはほとんどありませんでしたが、ちょっと雰囲気が変わっています。
こちらは2014年に撮った石匠弄側の双塔野菜市場の入り口。
どこにでもある、お世辞にも綺麗とは言えない庶民のための野菜市場でした。
過去記事
たぶん、この入り口があった場所が、今はこんな感じに。
定慧寺巷側の入り口から中に入ってみてまずびっくり。
見た目も綺麗なオープンキッチンの飲食店がいっぱい。
店の配置は街中にある美食街のような壁側に店があって、
中央に掃除の行き届いていない汚い長テーブルがずらっと並んでいるようなレイアウトではなく、
結構いい感じになっています。
奥に進んでいくと日用品、野菜や肉、魚などを売っている野菜市場になります。
こちらも天井や壁、看板などの内装が今風のものになっています。
野菜は新鮮なもの、地元産のものも並んでいます。
値段は普通の野菜市場の価格のまま。(1斤は約500gです)
地元産のそら豆があったので少し買って帰りました。
他にはお茶、雑貨、花など、一通りのものが揃っています。
中には結婚写真アルバムの撮影をしている人達も見かけました。
野菜市場でこんな光景をみるのも初めてです。
地元の人達が野菜市場に買い物に来る時間帯は基本的には朝なので、
お昼ごろの市場内は、飲食店や雑貨店を除いてガラガラです。
飲食店にいるほとんどの人達が観光客。
言葉を聞くと、どうやら上海からの人達が多いみたいです。
最寄駅は地下鉄1号線の臨頓路です。
干将東路側から石匠弄に入るのは平江路の対面、旧グロリアプラザホテルの横から、
鳳凰街から定慧寺巷に入ったなら双塔を通り過ぎて小さな橋を渡った先、
どちらも道なりに真っ直ぐ進んだ先に双塔野菜市場はあります。
普段はここまでわざわざ食料品を買いに来るなんてことは考えられませんが、
こんな面白そうな場所になっているのならたまには足を延ばして、
遊びがてらに買い物にきてもいいかなという感じの場所になっています。