今年は久々に何の規制もない春を迎えました。
団体旅行も解禁されているので、休日の観光地はどこに行っても大勢の人で賑わっています。
蘇州で春を告げる花は、きっと日本とそう変わらないと思います。
3月から4月にかけて散歩していてよく見かける花といえば、梅、海棠、木蓮、桃、桜など。
郊外に出かけると大きな菜の花畑や、桃や梨などの果樹園もあります。
梅の花で有名なのは、光福鎮の香雪海や太湖西山の林屋梅海ですが、
今年は平日に自由な時間が取れないので、人混みの中での花見には出かける気になれず、
近くの山に登ったり、市内の園林を巡っていました。
今年は梅の花が咲くのは少し遅かった気がします。
2月中旬ごろの可園はまだまだ咲き始め。
怡園の梅は、ほぼ例年通りでした。
2月中旬から下旬にかけて満開の梅の花を楽しむことができました。
人気物の猫たちもいつも通り自由気ままに遊んでいます。
皆さん猫を追いかけて写真を撮っています。
木蓮の花が咲くのは早かったです。
気付いた時にはもう咲き終わり。。という感じでした。
虎丘の竹林の周りには、二月蘭(オオアラセイトウ)がたくさん。
団体旅行客は虎丘塔を目指して丘を登りますが、
地元の人や若い人達は麓で古代衣装を着て写真を撮っています。
暖かくなったので、久しぶりに虎丘の北西側のカフェでまったり。
中国茶のお店とコーヒーやケーキなどを売っているお店が2軒並んでいるのですが、
中国茶の方は改装中でお休みしていました。
蘇州に桜の木が増えたのは近年になってからです。
今までは八重桜が多く、花が咲くのは4月に入ってからというのが多かったのですが、
最近はソメイヨシノ系も増えてきて、3月から楽しめるようになっています。
新しくできた蘇州博物館西館の前にも桜が植えられています。
撮ったのは2週間ほど前、今はもっと咲いているのかと思います。
同じ日の地下鉄1号線 濱河路駅前。
出口のすぐそばにある会社さんの敷地内にある桜がもう満開近くなっていました。
ここの桜はいつも開花が早いのですが、
それでも3月上旬のほぼ満開は私の知っている範囲では一番早いかもです。
私が初めて蘇州に来た時にはすでに大きな木で、毎年きれいな花を咲かせています。
でも、今までわざわざ写真を撮りに来る人は見かけませんでした。
この写真を撮った日もいつも通りでしたが、その後SNSや蘇州のご当地アプリで紹介されて、
今年は大勢の人が写真を撮りに来る人気スポットに様変わりしました。
日本の桜はもう10年以上見ていません。
いい年して恥ずかしながらこの季節はちょっとホームシックになります。
この春、江蘇省では甲型と呼ばれる流感が大流行しています。
特に子供がかかりやすいようで、周りでも感染したという話をよく聞きます。
新型コロナが治まったと思ったら、次は流感。
小さなお子さんがいるご家庭はまだまだ気が抜けない状態だと思います。