宜興は鍾乳洞、竹林、茶器などの焼き物が有名な場所です。
日本のYahooなどで、”宜興”を検索すると最初に出てくるのはきっと急須の写真だと思います。
宜興は市なのですが、行政管轄としては無錫市に属します。
太湖の東岸で、ちょうど常州と無錫の境目ぐらいに位置しています。
今回の日帰りドライブで、久しぶりに張公洞に行ってみました。
周りの景色や景区の中は以前とあまり変わっていないようです。
蘇州の太湖西山にある林屋洞もそれなりに大きい鍾乳洞なのですが、
中に入ってもそんなに涼しい感じはありません。
でも、宜興の鍾乳洞はエアコンが効いてるのかと思うぐらい外との温度差があります。
張公洞は山の中の鍾乳洞で、麓に入り口があって出口は山の上の方になります。
入り口付近が一番涼しくて、出口に近くなると暑くなるので、中に入るとあまり動きたくありません。
湿度はとても高いです。
洞窟の中の狭い通路や階段になっている場所は滑りやすい所もあるので要注意。
昔使っていたスマホは、暗い場所では全く写真が撮れなくて、
以前行った時には全部ピンボケ写真でしたが、
今は何があるかぐらいはちゃんと分かる写真を撮ることができます。
中国の洞窟ならではの原色のライトに照らされている所もありますが、
他の洞窟に比べるとライトは少ない方なのかと思います。
張公洞の出口は上りの階段が続きます。(そんなに長くはありません)
せっかく涼しくなっても最後は汗だくになったことを思い出しました。。
山の上には道教のお寺があります。
木陰もあるので風が吹いてさえくれれば、ここで一休みするのもよいかと思います。
以前はお寺にも売店があったかと思うのですが、今はもう無くなったようです。
飲み物などは持参するか、景区に入る前に売店で買っておく方がよさそうです。
張公洞には、2種類の川下り遊びがあります。
ひとつは洞窟の中をボートで下る地下河探検、もう一つは急流すべりの竹林漂流。
前回来た時にはスルーしたのですが、今回は距離の長い竹林漂流を試してみることに。
どちらもそんなに人気がある訳でもなさそうで、並んで待つこともありません。
使い捨てのカッパと靴カバーは乗り場で15元で売っています。
少しでも濡れるのが嫌ならこれを買ってもよいかと思いますが、
全身ずぶ濡れになるような急流ではなく、靴とズボンが少し濡れるぐらいでした。
景区の出口にある売店では陶芸体験ができます。
店の人は無料でできると言っていましたが、何をどこまで無料でできるのかは分かりません。
お土産物屋さんには、宜興らしく陶器が並んでいます。
物の良し悪しは別として、こういう場所で買っても値段はそんなに高くありません。
宜興には他にもいくつか鍾乳洞があります。
まだ行ったことはないのですが、たぶん、善巻洞が最も有名なのかと思います。
張公洞の近くにある霊谷洞は、張公洞よりもさらに涼しくて中も広いです。
冷蔵庫気分を味わいたいなら霊谷洞のほうがお薦めです。