早いもので蘇州の蓮の花はもう見頃を過ぎてしまいました。
蘇州で蓮の花を見ると言えば、拙政園と荷塘月色湿地公園が人気です。
今年は咲き始めの頃の拙政園と、見頃を少し過ぎた荷塘月色湿地公園に行ってきました。
拙政園はすっかり以前と変わらない数(例年以上?)の観光客で賑わっています。
雨の日でもこの通り。
蓮の花がたくさん見られるのは入り口に近い順に、まず芙蓉榭の周辺。
最も人気があるのが運香堂、梧竹幽居、雪香雲少蔚亭などに囲まれた池と、
荷風四面亭の周辺でしょうか。
写真は6月中旬頃、拙政園は荷塘月色湿地公園より咲くのは少し遅いようです。
以前は小滄浪や運香堂の後ろには睡蓮の花が咲いていたと思うのですが、
今年は見つけることができませんでした。
荷塘月色湿地公園には今月の始めに行ってみました。
まだまだ大丈夫だと思っていましたが、公園の人に聞くと一番の見頃はもう過ぎたとのことでした。
それでも大きな池にたくさんの蓮の花を楽しむことができます。
今年は初めて小舟に乗って鑑賞してみました。
(暑くてあまり池の中の木道を歩く気にもなれなかったもので。。)
時間はそんなに長くないのですが、木道から見るより、
もっと目の前で蓮の花を楽しめるので乗ってみる価値はあると思います。
小舟の料金は1人25元です。
休日でしたが行列はなく、すぐに乗ることができました。
船頭のおばあちゃんが帽子にするために蓮の葉を取ってくれたり、
蓮の実を取ってくれたりします。(全ての舟がやってくれるかは分かりません)
蓮の実は柔らかい皮を剥いて、中の白い実をそのまま食べることができます。
今の時期は、道端で蓮の実を売っていたりしますが、食べたのは初めて。
生のままで食べられるということも知りませんでした。
池の中の木道は、日差しを遮ってくれる場所が少ないので日傘か帽子は必須です。
大きな休憩施設は、入り口の近く(船の乗り場の横)とちょうど対岸辺りの2カ所あります。
どちらも心地よい風が吹いていて、エアコンがなくても涼しく感じます。
入り口の対岸側は、木がたくさん植えられているので木陰も多く、
以前はなかったと思うのですが、ベンチも所々に設置されています。
こちら側に来てのんびりされている人も多いです。
今年は地下鉄4号線の終点、龍道浜駅から荷塘月色湿地公園までの専用バスが、
6月末から7月2周目までの休日に運行されていました。
荷塘月色湿地公園の蓮の見頃はちょうどこのバスが運行されているタイミングになります。
また、龍道浜駅に直結した大悦城という大きなショッピングモールには、
和洋中いろいろな飲食店が揃っているので行き帰りに立ち寄るのもありだと思います。
拙政園と荷塘月色湿地公園、どちらも夏場は夜も開園しており、
表演(歌や踊りなどの出し物)やライトアップが楽しめるようです。