清池温泉は浙江省嘉興市の郊外にある天然温泉です。
車だと蘇州市内から約1時間半、もし時間を気にしないなら公共交通を乗り継げば10元ちょっとで行けます。
そうは言ってもやはり時間は気にするので車で行きました。。
常台高速の秀洲(嘉興西)インターから嘉湖公路をまっすぐ西に進めば着くので分かりやすいです。
温泉はホテル(嘉興清池温泉酒店)になっていますが、日帰り入浴もできます。
ホテルの値段は混んでいない時なら温泉施設利用と朝食付きで500元ぐらいです。
2010年から掘削調査を開始し、2012年に地下2000mの温泉を掘りあてたようです。
温泉施設の開業は2014年、ホテルの開業が2019年なので新しい温泉です。
日本なら64℃と言われても、ふーんそうなの、そんなに熱くないねとなりますが、
火山もない江南地域では、こんなはっきりお湯と言える温泉が湧いている場所はとても少ないのです。
風呂の大半は露天風呂になっています。
屋内施設には子供用のプールもあります。
露天風呂の多くは日当たりが良すぎて、夏場の昼間はちょっときついかも。。
日陰のあるお風呂を探してのんびり。
22時ごろまで営業しているようなので日が落ちてから入りに来る人が多いのでしょう。
温泉の温度は30℃ぐらいから、上は43℃までありました。
湯量は豊富で、浙江省内では最も熱いお湯が湧いている温泉です。
64℃アピールを敷地内のあちこちで見かけます。
温泉はフッ素の含有量が多く、関節炎、皮膚病、心血管疾患に対して効能があり、
疲労緩和、老化防止などにも効くのだそうです。
清池温泉の敷地内には、ホテル、レストラン、売店、バーベキューのできる広場やミニ動物園もあります。
小さな子供さんのいる家族連れが多かったです。
ホテルの建物は数棟に分かれていて、コテージ風の建物もありました。
ここは大きな温泉リゾート施設になっているようです。
また、中国では珍しくホテルは温泉付きの部屋を選ぶことができます。
チェックインの際に温泉用のカードが渡されるので、そのカードを機器に差し込めばお湯が出ます。
(日本語の説明もあります)
温泉の周囲で歩いて行けそうな距離には畑以外に何もありません。
夜は食事も兼ねて、清池温泉から車で15分ほどの場所にある濮院時尚古鎮という観光施設に行きました。
ホテルの朝食は基本的に中華系で和食風のものはありません。パンとコーヒーはあります。
テラス席もあるので暑くない時は外で食べるのもよさそうです。
清池温泉のある場所は、唐代から雲泉郷や霊宿郷と呼ばれていたのだそうです。
久しぶりに温泉らしい温泉でのんびりできました。
もちろん、部屋の温泉も最大限活用させてもらいました。
蘇州から車で行くならドライブを兼ねてちょうどよい感じの距離なので、また行ってみようかと思っています。