26.08.06 2 合 5 勺 NO.504
昭和20年代、米が配給制のころの一人1日当たりの配給量は2合5勺でした。
米飯中心の生活でしたから、2合5勺という量は決して満足が得られるものではなく、みんない
つもお腹をぺこぺこに減らしていました。
噛む 噛む メシ噛む お粥だったら すする 1杯 2杯 3杯 4杯 4杯目に 叱られた
2合5勺の配給では お粥ばかり (猩々時の狸囃子の替え歌)
でも、最近はそんなに米を食べない。 ほかのものを食べているからでしょうが、労働が減った
からかもしれません。 我が老世帯では、2合5勺も米を炊けば2日分ある。
それでも、育ち盛りの子供がいるわが息子所帯では、1日に1升のコメを炊くという。 それでい
て、収入は老親とほとんど変わらない、つまり、低収入で困っている。
若者の所得が伸びないで、やっと食べて行けるだけという社会には、夢も希望も湧いてこない
ばかりか、労働力の再生産さえおぼつかなくなって来る。 なんとかしないと、国が沈む。